行事予定

お知らせ新着

2018年7月18日 08時35分

東部地区専門高校共同企画「ふるさと手づくりまつり」

 東部地区の専門高校4校が協力して、ものづくりの文化を小中学生へ伝える「ふるさと手づくりまつり」を7月14日(木)に市内のパレットとっとり市民交流ホールで開催しました。


 これは、子どもたちに、豊かな文化を内に秘めている地域の伝承的遊びやものづくりを具体的に体験する中から、匠たちの伝統の技にこめられた日本人の生きた智恵・工夫の妙、創造の喜び、段取り能力、そして何よりも手づくりのものにこめられた人間の心を感じ取って欲しいと願い、長らくの間実施されてきた「因幡の手づくりまつり」の終了を惜しみ、地元の専門高校がそれぞれの強みを活かしながら「因幡の手づくりまつり」の意志を引き継ごうと企画した取組です。


 第1回の本年度は鳥取湖陵高校が中心となり準備を進めてきました。

 全11ブースある講座のうち、鳥取工業高校の生徒が4ブースを担当しました。いずれのブースも盛況で、小中学生を指導した生徒たちには充実感があふれていました。

 

 参加してくださったみなさん、ものをつくるって面白いでしょ。つくった作品を大切に使ってくださいね。


LED
ふわふわLEDライト・・・LEDが点滅します。

CD
CDコマ作り・・・ミニ旋盤でコマの軸を加工しています。

実施講座 担当生徒校
包装とリボンワーク 鳥取商業
ふわふわLEDライト 鳥取工業
CDコマ作り 鳥取工業
キッズ工作 鳥取湖陵
モーターカーづくり 鳥取湖陵
カップケーキ作り 鳥取湖陵
曲げわっぱ弁当箱づくり 智頭農林
キューピットの矢 智頭農林
因州和紙で作る星取県 鳥取工業(指導:鳥取ものづくり道場)
道具から作るコマ作り 鳥取工業(指導:鳥取ものづくり道場)
万華鏡づくり 鳥取湖陵(指導:鳥取ものづくり道場)

 

お知らせ

平成27年度、第2回学力向上研修会

2015年11月4日 17時22分

10月30日(金)、「一斉学習からの転換を図るため、学習理論(アクティブ・ラーニング)を取り入れた指導法を参観し、生徒が主体的に学習に参加する授業の研究を行う」ことを主題として、表記の職員研修会を開催しました。


まず5時限目に4クラスで研究授業を実施。
○理数工学科3年「理数数学Ⅱ」
○機械科1年「機械設計」
○制御・情報科1年「情報技術基礎」
○建築科1年「建築計画」




研究授業の中では、本年度導入されたipadを駆使して、生徒がまとめたプリントをすぐにディスプレイに拡大表示して全体で情報を共有するなど、ICT機器を活用する場面が見られました。


続いて実施クラス別(科別)に分かれて、授業改善の視点での分科会を開き、授業内容の良かった点、生徒の反応、更なる改善への提案などの協議を行い活発な意見交換を行いました。
その際には、研究授業終了直後に生徒が発した「疲れたぁ~」という言葉に象徴される、考え、議論することにエネルギーを費やした様子こそがアクティブさの表れだとの評価も聞かれました。


最後は全体会。まず、昨年度に引き続きこの学力向上研修でお世話になっている静岡大学・大島純教授と、岡山大学・大﨑理乃助教に、研究授業のご講評をいただきました。


科目の特性に合わせて、学びの「アクティブさ」を引き出すためになされた工夫に対する評価や、生徒に「自分ならどうするだろう?」という当事者意識を持たせるための「問題駆動型シナリオ」の有効性についての解説など、新たな授業構築に向かい先生方のモチベーションが高まる貴重なお話をされました。


さらに全体会の後半は、「専門高校とアクティブラーニング」というテーマを設定し、
大﨑理乃助教と、本校中林教諭(制御・情報科)、小林教諭(英語科)の3名のパネリストで、
大島純教授のコーディネートのもと、パネルディスカッションを行いました。


「実習と座学」で構成される工業の専門教科独特の授業スタイルにおけるアクティブラーニングの導入についての考え方や、知識教授型授業と問題解決型授業との組合せに緩急をつける工夫の必要性、また、英語も聞く・読む・書く・話すなどの基礎訓練の繰り返しを要するある種の「実技科目」であるという見方など、それぞれの視点による提言を元に、視聴する職員も各々が深く考えさせられるものとなりました。


さらに今回、和歌山県と岡山県の専門高校から視察に訪問された3名の先生方に、一連の研修に参加いただき、本校の取り組みを体験していただきました。


昨年から数えて4回目となる今回の学力向上研修会は、新たに「専門高校での」という視点に重きを置いたことで、鳥工でのアクティブラーニング導入に向けての知見を広げた意義深い研修会になりました。