
理数工学科は全国的にも珍しく、理数科と工業学科の両方の長所を兼ね備えた学科です。本科では将来、自然科学や工業技術、農学方面で活躍する専門的な能力や問題解決能力を持った研究者・技術者といった人財(じんざい)の育成を目指しています。
本科は、工業高校ならではの充実した施設・設備を用いて、「理数工学Ⅰ」、「理数工学探究」という普通科高校では学べない工業の基礎を体験するカリキュラムを設置しています。その学習を通じて、自然科学・工業の各分野における生徒自身の興味・関心・適性を生徒自らが発見していくのです。
したがって卒業後の進路は「どうすればよいのか」ではなく「どうしたいのか」が本科生の信条です。こうした自己理解をもとに、卒業後は意欲的に研究や勉強できる大学・学部へ進学することになります。

平成29度 実施教育課程
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普通教科では、国語・数学・理科・英語に重点を置き、これらの教科で約20人の2クラス編成習熟度別授業を行っています。特に平成18年度以降は、数学・理科の学習を一層充実させるために、週に一度の「7限日課」を設けています。
また2年次の「進路研究」で大学や研究所、企業などを訪問し、将来の職業研究や大学での研究活動、学生生活を実際に見聞し、学習を深めていきます。
大学入試では、国公立大学の一般入試はもちろん、多くの大学で実施されているAO入試(自己推薦型入試)、推薦入試などにも対応できるように、学校を挙げて全力で支援します。


日本漢字能力検定、実用英語技能検定、実用数学技能検定などです。
その他、危険物取扱者(甲種、乙種)・公害防止管理者(1種~4種)など、工業高校でしか取得できない免許状も取得できます。