6月14日(金)放課後、第3回SGHセミナーを行いました。「ジェンダー入門 百年前の少女たちの読書空間をのぞいてみよう」をテーマとして、青山学院女子短期大学教授の鈴木直子先生と信濃むつみ高等学校教頭の竹内忍先生に講演をしていただきました。本セミナーは、鳥取県と青山学院大学の包括連携協定に基づく出張講義として行いました。宮沢賢治や尾崎翠を例に、100年前の教育の男女格差や社会状況について学ぶことにより、現代の私たちの生き方を考える機会となりました。
6月17日(月)放課後、第4回SGHセミナーを行いました。「UN Women ジェンダー平等を実現しよう」をテーマに、ジェンダー平等に向けてのプロジェクト参加に関連し、UN Women日本事務所職員と資生堂社会価値創造本部職員の方々による講演とワークショップを行いました。UN Womenの使命や資生堂での取組を学ぶとともに、貧困や教育などSDGsに示されるさまざまな課題をジェンダー平等からみることによって、今後のよりよい社会をつくる視点を得ることができました。「思索と表現」で探究学習に取り組む生徒にとって、プロジェクト参加のための研究を深める場となりました。

4月23日(火)に鳥取大学ゲイトウェイ・プログラムの一環としてオーストラリア・アデレード大学生10名が来校しました。このプログラムはESD(持続可能な開発のための教育)について学ぶことを目的としており、本校では高校教育とSGHを中心とした取り組みについての説明の後、有志生徒と交流会を持ちました。教頭の案内により校内を見学したり、ゲームをしたりと生徒たちは和やかな雰囲気の中、話の尽きない様子でした。
~参加生徒の感想(抜粋)~
・ネイティブスピーカーとたくさん話せて良かった。もっと話をしたかった。
・初めは緊張したが、アデレード大学の学生が気さくに話してくれて、雰囲気も和み積極的に話せるようになった。貴重な経験ができた。
・昨年度、アデレード大学研修に参加して出会った学生と再会できて嬉しかった。
・言語が違っても心が通えばコミュニケーションがはかれるのだと実感した。もっと英語を勉強したくなった。


それぞれの班が、多くの観客の皆さんにプレゼンテーションをしっかり披露し、質疑応答にも、誠実に対応することができました。

鳥取空港に全員無事に帰着しました。10泊11日のアデレード大学研修の貴重な体験を経て、生徒たちは逞しくなりました。この経験を自分自身の自己実現に生かすとともに、アデレード大学参加者に求められる役割をしっかりと果たすことを期待して、報告とします。
あらためまして、本研修にご理解、ご協力いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
