7月10日(月)の放課後、池坊華道会より池坊雅史事務総長を講師に迎え、第3回SGHセミナーを実施しました。前半の講演では、池坊華道の「引き算の哲学」について、また大蔵省官僚時代にシンガポール大使館で勤務された経験から、グローバルの時代において、文化を語ることができなければ、人が互いに理解し合い真の友情を結ぶことは難しいと実感のあるお話をいただきました。生徒の感想には「いわゆる『勉強』だけでなく、文化を学ばなければいけないと繰り返し言われたのが印象に残った」「華道の日本的な美には生命への共感があるという点が新鮮だった」「自分は花には無縁だと思っていたが今回をきっかけに興味をもった」といった意見が聞かれました。後半の華道体験でも多くの生徒が季節の花を楽しむ姿が見られ、普段の高校生活では得難い経験となりました。

7月4日(火)、本校1年生が「思索と表現」の一環でフィールドワークを行いました。1年生は7つの分野に分かれて、外部講師の先生から提示された課題について探究を行ってきました。午前中は大学等に出向いて外部講師の先生へ課題に対するプレゼンを行い、探究の過程、アプローチ、成果等について評価していただきました。午後は課題についてさらに知見を深めるために大学の最新の研究に触れたり、公的機関に出向いて話を伺ったりしました。今後1年生はこのフィールドワークを踏まえて探究の振り返りを行い、代表グループは7月14日(金)のポスターセッションで発表を行います。

外務省経済連携協定交渉官の上原研也さんを講師にお迎えし、6月28日(水)の放課後、第2回のSGHセミナーを座談会形式で実施しました。TPPやRCEPの話から、外務省での仕事の裏話、ラグビー日本代表の話など様々な話題があり、多くの質問が飛び交う和やかな会となりました。「上原さんの語られる外交はとても人間味溢れるもので新鮮だった」「国連で仕事をしたいという気持ちがますます高くなった」「語学力よりも伝えたいものが大切」など生徒たちは鳥取出身の大先輩から大きな刺激を受け、それぞれの将来への思いを新たにしていました。

国際協力機構(JICA)主催のグローバル教育コンクール2016において、鳥取西高校の取り組みを記録した「私たちに出来る国際貢献とは」が、写真部門で入選しました。このコンクールは、世界が抱える課題や国際協力、開発途上国の現状を伝える写真をメッセージとともに募集するもので、全国200を超える応募の中から4位相当の賞になりました。
この取り組みは、智頭町のコントリビューションの会が、鳥取大学や智頭町と連携して、アフリカケニアにある児童養護施設マトマイニチルドレンズホームにお米を作って送り、子供たちの母親が作ったフェルトアニマルなどを日本で販売するというプログラムで、鳥取西高校は昨年度から参加しているものです。
「私たちに出来る国際貢献とは」(メッセージ)
どこか遠くの国の誰かではなく、
顔を思い浮かべられる「あの子」を思うこと、
「自分たちに何ができるか」
「逆に自分たちは何を得るか」
を懸命に考えて、手を足を動かして、
その活動自体を楽しみながら続けていくこと、
それが私たちの国際貢献です



上は組写真の一部
https://www.jica.go.jp/hiroba/program/apply/global_edu/
Our photographic montage, "What is the international contribution we can do" has received an award at the Global Education Competition 2016 sponsored by the Japan International Cooperation Agency (JICA) in the photography section. This competition recruited pictures with a message that publicize with the world's problems, international cooperation and the current situation of developing countries. Our work was awarded fourth place among more than 200 nationwide applicants.
This program was organized by the Contribution Association (Chizu town) in collaboration with Tottori University and Chizu town, to produce and to send rice to the Matumaini Children's Home (Child care facility) in Kenya, Africa, and to sell handmade felt animals in Japan made by mothers of the children. Tottori Nishinari High School participates this program from last year.
"What is the international contribution we can do?"
It is not someone in a distant country somewhere.
It is “that girl or that boy” we can think of a face.
"What we can do for them?"
"What do we get from them conversely?"
Keep considering those questions and then be more active,
continue the activities with pleasure.
That is our way of international contribution.
https://www.jica.go.jp/hiroba/program/apply/global_edu/
PTA懇談中に行った国際理解バザーへのご協力をありがとうございました。
たくさんの方に興味をもっていただき、お買い物をしていただきました。
バザーで出た利益と募金、あわせて25,934円をユニセフに寄付します。

12月21日(水)本校の姉妹校である大韓民国江原道春川高等学校とスカイプでの交流を行いました。生徒たち10月の来校から2カ月ぶりの再会を互いに喜びあい近況などを話し合いました。本日の交流はSGH課題研究の一環として来年度からスカイプを通しての共同研究、ディスカッションに向けての環境確認が目的でしたが、生徒たちの喜ぶ様子が見られて良い時間になりました。


PTA懇談期間中にバザーを開きます。
バザーの運営を通して、生徒と買ってくださる方の国際理解を促すのが目的です。
扱う商品は、フェアトレードのチョコレート、ケニアのフェルト・アニマルや智頭の田んぼで取れたお米などです。
現在、ボランティアの生徒が鋭意準備中です。
懇談で来校される保護者のみなさまもぜひお立ち寄りください。
日時:12月19日(月)・20日(火) 13:00~15:00
場所:本校 食堂前廊下