石器づくり体験を取り入れた授業をおこないました
2019年6月10日 10時14分 令和元年5月30日(木)日本史Bの授業で県文化財課の協力による「弥生の考現学」講座①をおこないました。
当日は、2年3組、2年7組の日本史B選択者を対象に、古代の土器の変遷について考察したり、石器づくりの実演をおこなったりしました。
古代の土器については、奈良文化財研究所の深沢芳樹さんをゲスト講師として、どのような理由に基づいて、土器の形が変わっていくのかということを、実物に触りながら考察しました。
石器づくりについては、県文化財課の高橋章司さんを講師として、黒曜石からナイフ形石器を割り出して実際に切ったり、石包丁で草を刈ったりしました。
参加した生徒は、土器を実際に持ってみて重さや厚み、形を確かめながら、縄文から古墳時代にいたる土器が必要に応じて形を変えていったことを体感的に理解しました。また、石器づくりでは高橋さんの指導の下、生徒の代表者もやってみると、上手に割り出すことができました。
古代の人々の知恵や技術の高さに驚いた生徒ですが、講座の第2弾として6月7日(金)、14日(金)に弥生土器を使った炊飯体験、そして自分たちで作ったナイフ形石器を使っての簡単な調理を行います。