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東日本大震災被災地を訪問しました

2019年8月16日 08時35分
2019年度

 生徒会執行部員1年生5名が7月23日から3泊4日の日程で宮城県仙台市および岩手県陸前高田市を訪問しました。陸前高田市には2017年7月にも当時の生徒会執行部員4名が訪問しています。
 7月24日に東北大学を訪問し、「東北大学SCRUM」の学生スタッフの方にボランティア活動をとおして学んだことや被災地の復興状況についてお話をうかがいました。学生の方々が被災地でのボランティア活動を通して地域の課題を自分の問題としてとらえ、自身の生き方に反映させていらっしゃる姿に、本校生徒も大いに刺激を受けました。
 7月25日には岩手県陸前高田市を訪問しました。まず、ボランティアガイドの方と中心市街地を回りながら、津波が街全体を襲った時の状況と、復興の状況についてお話をうかがいました。
桜の植樹をとおして津波の恐ろしさを伝え、津波による被害者が二度と生まれないことを目指して活動していらっしゃる「桜ライン311」では、課題と向き合いながら地域を作っていく取り組みについて説明を受けました。また、実際に植樹された桜を見せていただきながら、活動上のご苦労や、故郷についての思いについてお話をうかがいました。
 オートキャンプ場「モビリア」には、2013年3月に本校生徒が植樹した桜があります。先輩が植えた桜の様子を確かめに行きました。植樹当時の写真や2年前の写真と比較しながら、桜が成長していることを実感しました。その一方で、こうして自分たちが訪問しなければ、この桜は誰にも顧みられることがないのではないかという心配も抱かずにはいられませんでした。
 このたびの訪問をとおして、震災をどのように伝えていくべきかを考えさせられたとともに目に見えないものを見ようとすることの大切さや自分の地域の課題に目を向けることの必要性を学ぶことができました。
 現地でお世話になった皆さま、ありがとうございました。


【東北大学にて】


【陸前高田市にて復興状況を聞く】


【津波到達点に植樹された桜】


【2013年に植樹した桜】