全国大会でホッケー部女子チームが優勝、男子チームが3位入賞!
2019年12月30日 08時48分 岐阜県各務原市で行われた、第51回全国高等学校選抜ホッケー大会で、本校女子チームが優勝、男子チームが3位に入賞しました。両チームとも初の快挙です。
男子チームは、シードで2回戦から登場。阿南光高校(徳島県)に9-1で圧勝、3回戦で強豪石動高校(富山県)に3-1で勝ち、準決勝で昨年度同大会優勝の今市高校(栃木県)と対戦しました。エース山中基矢選手(3年)の奮闘もあり1点をもぎ取りましたが、ゴールキーパー川上雅大選手(3年)の好セーブも含め必死のディフェンスにも関わらず、1-6で敗れました。しかし、本県男子勢初の全国大会3位となりました。
女子チームも、シードで2回戦から登場し、沼宮内高校(岩手県)に3-0で勝利、3回戦強豪の伊吹高校(滋賀県)に1-0で勝ちきりました。準決勝では、インターハイ準決勝で敗れた相手、地元各務野高校(岐阜県)に3-0で雪辱。ついに初の決勝戦へ勝ち上がりました。対戦相手は、昨年同大会準々決勝で敗れたライバル丹生高校(福井県)、U18日本代表寺谷深玖選手(3年)、中口美羽選手(3年)の華麗な技術を持ってしてもなかなか得点につながりません。一方、丹生は時折スクープ(ボールを宙に上げる技)などの空中戦を仕掛けながらゴールを脅かします。それでも、ゴールキーパー澤田侑束選手(3年)の再三の好セーブがあり、キャプテン大川愛友選手の檄に応え、最後まで全員で粘り強いディフェンスを止めない、我らが八頭高校持ち味の「しわい」プレーで、結局第3クウォーターまで両者得点できません。ついに迎えた第4クウォ-ター残り5分、寺谷選手がゴール前に持ち込み、丹生ディフェンス陣がはじいたボールを、岡垣空選手(2年生)が思い切りリバースヒット!相手ゴール左隅に見事に決まり待望の1点となりました。残り時間は、全員で落ち着いてボールをさばき、ついにホイッスル!夢にまで見た全国優勝を達成しました。
スタンドは、遠路はるばる来てくださった保護者のみなさん、すでに引退した女子チーム3年生、そして今度は応援を一生懸命しようと加わった男子チームが、声をからして必死に応援しました。毛利真也キャプテン(3年)以下オリジナルのチャンツを歌って、近県福井から来場の丹生応援団、同じく試合を終えた丹生高校男子チームに負けじと、応援をリードしてくれました。
優勝が決まった瞬間は、スタンドも喜びを爆発させ、大歓声と涙にまみれました。
学校では、刻々と教頭から連絡される試合状況に試合の行方にやきもきしていた職員室は、第4クウォ-ターで1点が入ったとの副校長からの知らせに喜びながらも、ホッケーのルールが分からず心配がつきませんでした。校長が「間違いなく優勝だ!」と職員へ伝えると、職員室も歓喜に沸きました。全校生徒へも校内放送で優勝が伝えられ、すでに1社の新聞社が駆けつけていたこともあり、数名の生徒が喜びの声をインタビュー取材されました。
試合後、選手たちは輪になって喜びを分かち合い、ついに優勝監督となった矢澤光介先生ら指導陣、大川キャプテンを胴上げ。そして、新時代の幕開けを告げた岡垣選手も、その名のごとく、雲ひとつなく晴れ渡った各務原の「空」へと舞い上がりました。
表彰式には、女子チーム、男子チームとも堂々とした態度で臨んでいました。
あらためて、両チームとも本当におめでとうございます。
大会期間中は、保護者の方々には、お忙しい中多数現地へ応援にお越しこしいただきました。また、多くの方に「応援しています。」と本校職員、生徒ともお声かけいただきました。さらに、運営に当たられた関係者のみなさんにも、大変あたたかいお心遣いをいただきました。本当にありがとうございました。
入賞報告会は、令和2(2020)年、1月7日(火)第2学期始業式直後に行います。