全校「熟議」の時間を持ちました(その2)
2021年10月22日 17時22分 本日の「全校熟議」の時間の後半、全校生徒の全校合唱「ふるさと」に対する気持ちを一つにするために、どのような目標にしたらよいか・・・、いよいよ会場にいる生徒の意見を求める場面です。折々に隣近所の生徒と話し合う場面を挟みながら、少しずつ「目標」に迫っていきました。
次から次へと意見が出て、一つ一つの意見に全校生徒がうなずきながら温かい拍手を送って、だんだんと396名の全校生徒の気持ちが一つになっていくのが感じられる時間でした。誰一人としてお客さんとなる生徒の居ない、これこそが正に「熟議」です。
時間の終わりに近づいても意見が途絶えることはなく、多くの生徒が「発表したい!、自分の考えをみんなに知って欲しい!」とばかりに一生懸命の挙手でアピールをします。
最後は、「時間がきましたので・・・」と、終了になりましたが、学年を超えて多くの生徒の全校合唱に込める熱い思いに触れることが出来た貴重な時間となりました。
今日の「熟議」の中で、一番多く意見を発表したのは、間違いなく1年生でした。約400名の生徒を前に手を挙げて自分の意見を発表する・・・、1年生の生徒にとっては勇気のいることだと思います。なのに今日の「熟議」の時間では、完全に2・3年生を圧倒していました。
「熟議」の時間が終わって、体育館から2・3年生が退場した後、1年生の先生が、臆することなく自分の意見を発表できた1年生の生徒たちを誉めておられました。すると、その様子を見ていて、会場の後片付けをしていた森本実行委員長が、サッと1年生の前に行き、アドリブで1年生に対してお礼の言葉を述べました。その様子を見て、3年生の実行委員たちが拍手を送っていました。なんだか、とってもいい光景を見せてもらったようで、とても温かく嬉しい気持ちになりました。
全校合唱曲「ふるさと」については、一昨日の日誌で紹介していますが、この曲を作詞したのは、小山薫堂という有名な脚本家の方です。代表的なところでは、熊本県の観光キャラクター「くまモン」のプロデュースや映画「おくりびと」の脚本、テレビ番組「料理の鉄人」の演出などを手がけていらっしゃいます。八頭中学校の校長室前の廊下壁面には、小山さんからいただいた色紙が掲示してあります。小山さんには、「八頭中学校は日本で一番『ふるさと』を一生懸命に歌う学校です!」と伝えています。