「県独自の学テ」について
2020年6月24日 09時50分 本日の日本海新聞に、昨日鳥取市と米子市の小学校で初めて実施された「県独自の学テ」を紹介する記事が載っていました。昨日はテレビのニュースでも紹介されたようです。
「どうして八頭町は実施しないのですか???」
テレビ、新聞の報道を受けて、何人かの方から質問がありました。もっともなお尋ねだと思います。実は、ご存知のように毎年4月に日本国内全ての小中学校で「全国学力・学習状況調査」を実施しています。ただ、これは対象となるのが小学6年生と中学3年生だけで、教科も国語と数学(算数)のみの実施です。これでは個人の学力の変遷や伸びを経年比較し客観的に把握することができません。そこで、鳥取県教育委員会が県内の小中学校の全学年・全教科で実施しようと計画しているのが「県独自の学テ」なのです。
今年は、その先行実施ということで、鳥取市と米子市の小学校4年~6年生の国語と算数で、昨日一斉に実施されたわけです。
なぜ八頭町では実施されなかったのか?
実は、八頭町ではずっと以前から、町が予算をつけて下さって、小学校1年生から中学校3年生までの全教科で「標準学力検査」を実施しているのです。八頭町では、鳥取県教育委員会がやろうとしている児童生徒一人ひとりの学力の変遷(経年比較)の把握を、小学校1年生から中学校3年生の9年間のスパンですでにやっているのです。八頭町は、独自にそうした「標準学力検査」を実施しているので、今年は対象とならなかったということです。
今後「県独自の学テ」が実施されることになれば、現在実施している「標準学力検査」をやめて、県の学テに移行することになります。そうすれば、今よりももっときめ細かな分析の下に、生徒の学習指導や授業改善に取り組むことができ、本当にありがたいことだと考えています。
以上、「県独自の学テ」についてのお答えでした。