調理コース2年生 介護・高齢者食料理講習会

2018年11月14日 14時54分
家庭学科

11月14日(水)
調理コース20名は、幸朋苑でお勤めの管理栄養士、調理師の方6名に来ていただき、介護・高齢者食について教えていただきました。

   
 まず最初に、高齢者の食事についての説明をしっかりと教えていただきました。聞きなれない内容でも分かりやすく説明していただき分かりやすかったです。 次に、実習で実際に食事を作りました。高齢者の食事には、何段階もあります。「普通食」「やわらか食」「なめらか食」「ゼリー食」などです。 今日はなめらか食について、教わりました。
メニューはうどん、お汁粉、お芋のモンブランです。
   
 お年寄りはお餅が大好きですが、危険が伴います。そこで、なめらかなお餅にすることで安全に食べていただけます。焼き色を付けたりして、より見た目を美味しそうに工夫しました。 うどんも、一度ミキサーにかけ、再度固めてから、うどんのように細くきり、お椀に盛ります。そこに、同様に固めた、野菜3種ととろみのついただし汁をかけました。 モンブランも、実際に使う材料と同じものを使い、見た目も味もモンブランだと思っていただけるように工夫してあります。
   
 試食では高齢者の気持ちに立ち、考えて試食しました。管理栄養士の方からアドバイスをいただき、舌を使わないように食べるとか、口が大きく開かないようにして食べてみると発見があるよと言われて、実際に試していました。 質疑応答では積極的にたくさん質問し、貴重なお話を聞かせていただけました。
本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございました。貴重な経験を通して、様々なことを考える良い機会となりました。
            集合写真
数年前から介護・高齢者食の講習会をしていただいています。まったく知らなかった世界を知ることで、進路を考えるうえでとても参考になっています。
実際に、管理栄養士を目指す生徒、給食関係を目指す生徒も、この講習会がきっかけになっている生徒も多くいます。
少子高齢化の時代に、ぜったいになくてはならない分野の仕事です。今日の経験を活かし、将来、介護・高齢者食の分野で活躍することを期待しています。