同窓会

第18回同窓会 体験発表(平成16年卒 高村公士さん)

2017年8月28日 10時46分

 同窓会で体験発表をして下さった卒業生の方の

発表を紹介します。

 ○平成16年度高等部卒業 高村公士さん

 

 私は、南部町役場で南部町議会の議事録作成をしています。働き始めたのは平成21年4月1日からで、あかり広場、株式会社大峠という基板組み立て加工の会社、ワークホームを経ての職場になります。

 働き始めてからの3年間は天萬庁舎の会議室を借りて午前中だけ議事録作成をしていましたが、天萬庁舎の改修工事でそこが使えなくなってしまったため、現在は西伯病院の隣にある健康管理センターすこやかというところの2階の会議室の一室を借りて仕事をしています。仕事量がふえ、現在の就業場所にかわって半年たってからは勤務時間が3時間半から7時間半にふえました。

 仕事内容は、他の課から頼まれた健診結果の入力などもしますが、南部町議会の本会議である臨時議会、定例議会、予算決算常任委員会という定例会で提案された議案の中身を審査する議事録作成を主にしています。この仕事をし始めて8年以上たちました。

 この仕事をする上で役立っていることは、ブラインドタッチです。ブラインドタッチをするきっかけは、私が中学部だったとき、ブラインドタッチでパソコンのキーボードを見ずにタイピングをしておられる先生に憧れたことでした。最初はどこに何のキーがあるかわからず、両手がブルブル震えていたのですが、1カ月たったときには震えもなくキーを打てるようになりました。スムーズにキーを打てるようになるには3カ月くらいかかりましたが、一生懸命練習してきてよかったと今になって思います。

 議事録作成で特に意識していることは、予算決算常任委員会で聞き取れないところをなくしたり、起債されていない休憩と再開時間を逆算したりすることに執念を燃やすことです。そう思うようになったきっかけは、この委員会はテレビ中継される本会議とは違い、出席者の方が好き勝手に発言されて聞き取りにくい上、休憩と再開時間も書かれていないことがあるため、私たちが入力した議事録をチェックする議会事務局の事務員さんが非常に大変な思いをしているという話を電話で聞いたからです。最初はその方も最初から最後まで音声を聞いてチェックしていたそうですが、余りにも忙しくて常任委員会だけを見ていられる時間がなくなってしまったため、こちらで聞き取れない部分だけを議会事務局が改めて聞いてチェックするという形になりました。そのときから全部こちらで解決すれば向こうの負担も減るだろうと考え、よほどのことがない限り、記載されていない休憩・再開時間の逆算も、聞き取りにくい部分も自分が担当するものは自分自身で解決するようにしました。本会議も同じように議会事務局が休憩と再開時間を記入し忘れた場合は、こちらで逆算して時間を入力しています。

 仕事をする上で工夫していることは、3カ月に1回開催される定例会は審議される内容がほぼ決まっているため、議事日程、付議事件、会議録署名議員をある程度こちらで予測して原紙を作成して少しでも早く提出できるようにしたり、議会の発言で出てくる他町村の名称、講師の先生の氏名、講演名、法文、法律名なども資料がないものに関しては自分で調べたりするということです。そうすることで少しでも訂正箇所が少なくなるようにしています。そのために余り開く機会はないですが、六法全書も買いました。ほかにも標準用字用例辞典も議事録作成をする上では必須ですので、実費で購入していました。今は議会事務局に話すと経費で買ってくれるようです。

 健診の入力に関しては余り関数を知らないため、休憩中や帰宅後に自分で調べて少しでも効率よく入力作業ができるようにしています。他の課からお願いされる健診の入力作業は基本的に私が引き受け、先輩と後輩には議事録作成に専念してもらっています。それも働く時間をふやしてほしいと当時の健康福祉課長にお願いされた理由でした。そのおかげでいろいろと勉強できてよかったと思っています。
 あとは親切な職員さんのいるこの職場でこれからも雇い続けていただけるように願うのみです。