鳥取東高校では昨日,4日間にわたる1学期末考査が終了しました。1年生にとっては高校生活初となる本格的な考査。手応えはどうだったでしょう。どの教科,科目とも内容が高度化する3年生。大学入試等も視野に入れ,しっかりとした答案づくりができたでしょうか。
学習内容の定着度をはかる定期考査の結果は,どの東高生にとっても気になるもの。いろんな思いをもって登校するそんな生徒を励ますかのように,鳥取東高の植栽が生命感溢れる輝きを見せています。
鳥取東高校正門前は数十メートルにわたってイチョウ並木となっています。晩秋には見事な黄に染まるイチョウ並木。散策にいらっしゃる地域の皆さんもたくさんいらっしゃるのですが,梅雨のこの時期の「青イチョウ」もなかなか見ごたえがあります。山陰地方特有のどんよりとした梅雨空にあっても,その青々とした葉ぶりに「ヒトも負けてられない」と感じさせられます。

青イチョウに応援されて正門を入り,正面玄関へ。そこではしっとりとした色合いのアジサイが,凛とたたずんでお客様をお迎えしています。本校敷地内に静かに咲くアジサイが6月の鳥取東高校に彩りを添えてくれます。

そして,生徒にとって憩いの場所の一つである「憩いの森」。新緑の季節を過ぎた植栽達が競い合うように,その深い緑の輝きを放っています。体育館や第3校舎への移動時。「憩いの森」の緑たちが,心の安らぎや新鮮な空気を生徒に提供してくれています。
生徒が何気なく目にする校内風景は,季節の移ろいが実に鮮やか。今日の暑さにスイッチが入ったのでしょうか。セミも,鳴き始めました。こんな鳥取東高校はまさに,生命が協奏する場,ですね。

どの考査問題もよく練られて構成されています。基礎基本に相当する問題は,その基礎基本が今後より高度化する学習内容を理解する上でも,学力を総合的に向上させる上でも本当に大切だから出題されています。
出題量についても同様。問題が配布された瞬間,「多い!」と思われた教科・科目もあったかもしれません。でも,そこにもやはり,メッセージがあります。50分間という制限時間をどう効果的に使って自分の力を発揮するか。そしてそもそも,日頃からそうしたことを強く意識して学んできているのか。そんなこともきっと,問われていたはずです。
咲き誇る花も,青々と茂る葉も,焦らず,手を抜かず,地道に力を蓄え続けるからこそ「その時」に輝きます。東高生も一緒。考査フォローもされる授業も含め,きちんと復習する自宅学習を重視したいものです。「試験は復習して完結する」のですからね。
先生だけでなく敷地内の植栽も,生徒の粘り強い取り組みを応援しています!