授業の様子②
2024年5月20日 19時03分今回は2年生の実習の風景を紹介します。
まず1つめはCAD(キャド)と呼ばれる製図ソフトを利用した実習です。このソフトを利用すると色々な図面を手軽に描けるようになります。設計のプロも使用しているソフトなのですが、学校や一般の人でも気軽に利用できます。CADには某有名人(ビジュアル系アーティスト)も虜にする魅力があります。この実習には先があり、回数を重ねると自身が作成した図面を3Dプリンタを使って実際に作ってるところまでやります。下の写真は卒業生が実際に作った(この実習内ではないですが)作品です。
続いては、トランジスタの増幅特性による実習です。何やら機材がいっぱい並んでいますが、簡単に言うと「スピーカはなぜ音が大きくなるのか」ということが分かるようになる実習です。小さなエネルギーを大きなエネルギーにすることはとてもすごい技術です!!
3つ目はシーケンス制御の実習です。こちらも配線がたくさん並んでいますが、シーケンスとは「あらかじめ決められた順序で処理を行うこと」で信号機の切り替わりやエレベータがどこの階に止まると効率が良いかなどを考える仕組みです。生徒は何やら難しそうと頭を抱えながら実習に取り組み始めますが、1時間後には「むちゃくちゃ簡単~」などと余裕の発言が出るようになります。
最後は電子工作の実習です。今回は講義の様子しか写真に納められませんでしたが、回数を重ねると実際に基板を作り、電子回路を制作します。下の写真はエッチングと呼ばれる基板作りに必要な工程を経て出来た手作り基板です。製品版よりは見劣りしますが、自分で作った基板は何ともいえぬ愛着が沸きます。