電気エネルギーは私たちの日常生活を豊かで潤いのあるものにしてくれます。
 電気科では、多彩な電気の諸現象や原理・法則などの電気基礎、発電・送電・変電・配電・照明・制御・電気鉄道などの電力技術、モーター・発電機・変圧器などの電気機器、ダイオード・トランジスタ・ICなどの電子回路、情報技術、コンピュータなどあらゆる分野の電気についての基礎と技術を学びます。また、上記の科目で学んだ知識を実習を通して確認し定着させるとともにものづくりをはじめとする工業の発展を図る意欲的な態度や技能を身につけます。
 更に資格社会に対応するため第二種電気工事士、第一種電気工事士、第三種電気主任技術者、工事担任者などの国家資格取得に力を入れ多くの生徒がチャレンジして合格しています。
 ものづくりの分野では、「高校生ものづくりコンテスト」に参加して全国大会にも幾度か出場し上位入賞も経験しています。このように電気科では、幅広いエリアで活躍できる電気技術者の育成をめざしています。





教育課程をPDFファイルで表示します。
令和6年度実施教育課程表.pdf






☆電気基礎
私たちの生活には、多種多様な電気装置が使われ電気技術が深くかかわっています。先人たちの研究により多くの現象や法則が発見され、今日の様々な分野で利用されています。このような電気に関する基礎的な知識と技術を学びます。


☆電力技術
電気エネルギーは光や熱さらに機械エネルギーに変換することにより人をいやしてくれる生活にはなくてはならないものです。エネルギー資源の乏しい日本では、地球環境にやさしいクリーンで効率のよい発電方法やエネルギーロスを少なくして電気を送ったり、配ったりするなどの努力を怠ってはいけません。
ここでは、電気をつくり産業界や家庭におくり上手に電気エネルギーをコントロールすることを学びます。


☆電子回路
エレクトロニクスの進歩を支える発光ダイオード、IC、LSIなどの代表的な電子部品の性質や使い方、オーディオ機器、テレビ・ラジオ受信機、衛星放送などに使われる増幅器について学びます。





計算技術検定3級、情報技術検定3級 第三種電気主任技術者、第一種電気工事士、第二種電気工事士、工事担任者、ボイラー技士 アマチュア無線技士、消防設備士、危険物取扱者

日誌

電気科 電気工事業界理解促進交流研修会 開催

2019年6月26日 12時00分

 6月19日 鳥取県電気工事業工業組合の皆さまが来校されて、3年生を対象に電気工事業界理解促進交流研修会が開催されました。
 4限は、開会式の後、DVDを見て電気工事士の仕事について説明をしていただきました。5限は、実技講習をしていただきました。壁面に石膏ボードが貼られた後で、マグネットの機材を使ってボードの裏のコンセントのボックス位置を探す体験をしました。建築現場では良く使われるやり方だそうで、磁石探知機で位置を確定した後、小判穴ホルソーという工具でボードの穴あけを行いました。穴の位置がぴったりあったら歓声が沸きました。普段の授業では触ったことのない電動工具の使い方などを教えていただき、貴重な体験となりました。6限は交流会で、企業の方と生徒でグループになり、リラックスした雰囲気の中で意見交換を行いました。3年生はこれからの進路を考える上で、電気業界に理解を深め、有意義な時間になったことと思います。
 電気工事業工業組合の皆さま、お忙しい中、ありがとうございました。

  
 DVDを見て、電気業界の理解を深めました。壁の中に仕込んであるボックスを探す体験をさせて
いただきました。
  
 石こうボードの上からセンサーを使ってボックスの
位置を探ります。
センサーで印をつけた場所に小判穴ホルソーで穴を
あけます。初めて使う工具なので緊張します。
  
 見事!ボックスの中心に穴が開きました!穴が開いたら、VVFケーブルを取り出して
コンセントに結線をします。
  
 プレートが歪まないように、水平器で確認しながら
ビスを締め付けます。
最後にプレートカバーをつけて完成!
  
 実技講習の後は、企業の方々と交流会がありました。
業界のことや仕事のことなど、いろいろな質問に
答えていただきました。
最後に全員で記念撮影。
みなさんお忙しい中、本当にありがとうございました。