盲学校では、11月を読書月間とし、①人権教育関連資料の展示、②遠藤董先生の図書資料の展示とお話会(校長先生、教頭先生による遠藤先生の本の読み聞かせ)、③絵本の朗読、④図書館クイズの実施、⑤おすすめの本の紹介等いろいろな催しを実施しています。(本年度は、10月24日~11月25日)
11月1日には、この中の「絵本の朗読 『モチモチの木』」を、行いました。鳥の劇場からプロの俳優さんをお迎えし、感情豊かな表現による朗読を聞きました。その後で登場人物のセリフを言ってみるというワークショップを実施していただきました。児童生徒は、自分なりの表現の仕方と言葉で人物になりきって声を出していました。楽しいひと時を送ることができました。

先週、寄宿舎で地震避難訓練が行われました。余暇時間帯に震度6強の地震が発生し、地震の影響で寄宿舎内が停電したという想定の中での訓練でした。揺れが起きると同時に舎生は各自で机の下に潜り、素早く頭や体を守っていました。揺れが収まると、職員の指示を聞いて、懐中電灯で足下を照らしながらグラウンドに避難を開始しました。
避難終了後は、食堂にて講評を聞き、避難時の原則「お」…押さない、「は」…走らない、「し」…しゃべらない、「も」…戻らないを確認し、今回の訓練では、皆が避難の指示内容を守って落ち着いて避難できたとの評価がありました。
災害はいつ起こるかわからないので、今後も緊張感を持って訓練を重ねることが大事だと思いました。


令和4年度8月18日(木)~19日(金)に中国・四国地区盲学校教育研究大会(岡山大会)が開催されました。『自らの可能性を発揮し、よりよい社会と人生の創り手となる力を育む視覚障害教育』の研究主題に沿って、本校から3人の教諭がオンラインで発表しました。第1分科会の教科(理系・実技系)分科会では、『数学における生徒が主体的に学ぶ力をつけるための授業づくり~言語活動の充実に向けて~』の研究主題で中澤佳孝教諭が、第2分科会の重複障害教育分科会では、『卒業後豊かな生活を実現するための力を育成する授業づくり』の研究主題で中澤恵津子教諭が、第3分科会の理療科分科会では、『ICTを活用した主体的・対話的で深い学びの実践~総合的なICT活用能力向上をめざして~』の研究主題で、山﨑貢祐教諭が発表しました。講師より指導助言を頂きました。この研究会での学びを今後の指導支援に生かしていきたいと思います。


高等部
高等部普通科では、10月に校外学習を実施しました。その様子を紹介します。
10月21日(金)に、はばたき学級1年生は鳥取市因幡万葉歴史館へ校外学習に行きました。いなば国府ガイドクラブや因幡万葉歴史館の方にお世話になり、説明や触察を通して、学校がある国府町の古代の歴史や文化を体験的に学ぶことができました。

10月25日(火)に、はばたき学級1~3年生は鳥取市あおや和紙工房へ校外学習に行きました。因州青谷こうぞ紙手すき和紙保存会の方々に原料の下準備から完成まで丁寧に教えていただきました。生徒たちは、楮(こうぞ)の皮をむく作業の手応えや、繊維をほぐす「叩解」の大変さ、流しずきの奥深さなど、一人一人がたくさんのことを感じ、和紙作りへの理解を深めることができました。




寄宿舎
春に苗植えをし、交代で水やりをして育てたサツマイモを収穫しました。舎生たちは熱心に芋を掘り当て、大きなサツマイモがこんなにもたくさん採れました。収穫したサツマイモは、舎生みんなで、美味しく頂きたいと思います。


10月18日(火)・25日(火)2・3限、陶芸学習を開催しました。特別非常勤講師の廣山利之さんにご指導を受け、小中学部の2名の児童生徒が自分の作りたい焼き物作りに取り組みました。小3児童は、ピンク色のお皿とマグカップ、大皿を制作しました。また、中3生徒は、正面玄関に置く埴輪(踊る人々)と各教室に使ってもらう鉛筆立て(埴輪の顔のついた)を卒業制作の作品作りに取り組みました。来年の1月中旬頃に焼き上がる予定です。どんな焼き物ができるかみんな楽しみです。


日ごろより本校教育に対し、格別のご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
今年度も盲学校生徒によるあんま奉仕活動を通して地域の方々との交流を図りたいと考え、
下記のとおり計画いたしました。
この機会に多くの皆様に、あんまを体験していただきますようご案内申しあげます。
1 日時 令和4年12月8日(木)
9:40~12:30
2 場所 鳥取県立鳥取盲学校
3 申込
申し込み期間:10月24日(月)~11月25日(金)まで
下記の申し込みフォームより必要事項を入力して送信してください。
申し込みされた方の中から、抽選により参加者を決定し、こちらからお電話させていただきます。
※抽選に漏れた方にはお知らせしませんので、ご了承ください。
4 注意事項
○施術時間は1時間で料金は無料です。
○新型コロナウィルス感染症予防のため、当日午前8時40分ごろ体調の確認の電話をさせていただきます。
○体調の不良等がある場合、あん摩施術をご遠慮いただくこともございますので、ご承知ください。
○新型コロナの感染状況により、状況を見て実施を判断し、中止することもございます。中止となった場合は当選された方のみに電話にて連絡させていただきます。
申し込みフォームはこちら→https://forms.gle/p42M4pWQiNzMDBYU6
お月見会に向けて舎生の皆でススキを活けました。新型コロナウィルス感染予防対策の為、一斉に集まることはできませんでしたが、夕食後にはお団子も食べ、秋を感じることができました。


10月1日(土)に文化祭が開催されました。
児童生徒会のプロジェクトチームを中心に、この日に向けて準備、練習を重ねてきました。
児童生徒は、国府町探究についての発表や器楽合奏、リズムなぎなた、朗読劇、理療科の魅力を発信するラジオ番組などを発表しました。今年度は、規模を縮小し、午前中の開催となりましたが、保護者の方に見守られながら日ごろの学習の成果を十分に発揮しました。
作品展では、本校児童生徒の作品に加え、地域の小学校と公民館にご協力いただき、交流作品も展示されました。素敵な作品が多く出展され、賑やかな会場となりました。



共生社会をめざす文化・芸術活動支援事業として、高等部普通科では9月に3回、鳥取大学の住川先生を講師に迎え『墨を使った表現活動』を行いました。
文化祭スローガンの横断幕づくりでは、縦1.5mの紙に体全体を使って大きな文字を書いていきました。鳥取大学の学生さんと協力し、どのように書くか工夫しながら書きました。
個人作品づくりでも、住川先生の助言を受けて各々が「大きなもの」をイメージしながらのびのびとした気持ちで、一画一画を丁寧に書いていきました。
これらの作品は文化祭で披露し、文化祭を大いに盛り上げるとともに、生徒たちの大きな自信につながりました。
毎年ご指導いただいている住川先生、そして参加していただいた大学生のみなさん、ありがとうございました。



