お知らせ

創立記念式

2019年5月10日 18時58分
行事・イベント

 5月10日(金)に学校創立記念式を行いました。岩田校長先生より、まず鳥取商業高等学校の歴史についてお話がありました。本校は明治43(1910)年、鳥取市東町(現在の鳥取市立北中学校付近)に鳥取県立商業学校として開設され、昭和34(1959)年に湖山町に新校舎が完成し、昭和35(1960)年4月5日に全学年が湖山校舎に移りました。1961年の鳥取地区の航空写真をもとに当時を説明されました。一面田畑ばかりの中にぽつんと鳥商校舎が設立され、その後、民家が建ち商業施設が設立され湖山地区が発展していきました。鳥商が湖山地区の発展に大きく関与したように、今後も鳥取商業高等学校が地元の発展に大きく関与してほしいと生徒諸君に呼びかけられました。

      

 次に、鳥商の3本柱「ビジネス教育」、「資格取得」、「部活動」の構成要素の一つ「グローバル人材」についてお話がありました。鳥商の国際交流は、グローバル化に対応すべく昭和62(1987)年韓国清州女子商業高校の訪問団来校に始まり、以来頻繁に交流団の受入・派遣を繰り返し、今年4月にはアメリカ・バーモンド州の高校生を受け入れ、来年度からのアメリカ・バーモンド州エセックス高校との訪問団の受入・派遣が正式に決まりました。また平成3(1991)年には県内初の韓国研修旅行を実施し、中国、オーストラリアと研修旅行先を経験しました。そして、平成6(1994)年の第1回鳥商デパートでは、生徒は辞書片手にアメリカ・ドイツ・フランスから350点を輸入販売し、3日間の開催で約3000人の来客がありました。
これら鳥商の国際交流の歴史を振り返り、国際化に対応した教育・生活の必要性を述べられました。国際化には、単に英語を話して会話をするのではなく、共通の話題を見つけ、開かれた心をもとにコミュニケーションを取っていくことが必要だと述べられました。最後に、国際化と合わせ地元を重視した学校で在り続けるために、グローバルと地域のローカルを合わせた「グローカル人材」が今まで以上に求められる時代になってきているとまとめられました。
生徒の皆さん、ともに頑張っていきましょう。