小論文指導研修会
2019年6月13日 13時17分 6月12日(水)鳥取環境大学非常勤講師の坂本修一先生をお招きして、職員対象の小論文指導研修会を実施しました。
坂本先生は鳥取緑風高校の元校長で、長年高校で国語科の教員として勤務なさっていました。現在は大学1年生の文章作成の講義を担当していらっしゃいます。先生のご経験を踏まえて
1 日ごろの指導 2 書く前の指導 3 添削の実際
と順序だてて話をしてくださいました。
お話の冒頭で、「学び続ける」「学びの姿勢を身につける」といった文脈で使われる「学び」とは何を学ぶのかということについて、「今の自分はこれでいいのか」と自分を客観視することだ、とおっしゃったのが印象的でした。
最も伝えたいことを先に書くこと、短文で書くこと、一文や一段落に書くのは一項目にすることなど、私たちが文章を書く場合にも心がけたいポイントがたくさんありました。
最後の質疑応答では、デジタル機器で文章を書くことに慣れたことによる、入れ替えや削除のできない手書きの難しさも話題にあがりました。手書きの言葉は、発したら取り返せない話し言葉に通じるものがあること、その意味でも「書き出す前に考える」「話す前に考える」ことが大切であることなど、日ごろの「言葉」のありようについても改めて考える時間となりました。