お知らせ

外務省高校講座

2019年7月12日 08時12分
行事・イベント

 7月11日(木)外務省高校講座として、外務省中南米局カリブ室の滝沢仁さんに全校生徒にご講演いただきました。演題は「明日を築く若き理想」、これは鳥取県民歌と本校校歌の歌詞の一部を取ってつけられたものでした。この他にも、ご自身がカリブ室勤務であることに関連して鳥取県とジャマイカとの交流について取り上げたり、澤田節蔵・澤田廉三といった鳥取出身の外交官を取り上げたりと、本校生徒にむけてわざわざ準備してくださった内容であることが伝わってきました。
 冒頭で「自分がどういう眼をもって周りを見るかで、見える景色は変わってくる」と語られ、世界の動きや外務省の役割と業務などについて、身近な例や自身の体験を交えながらお話しくださいました。
 海外で働く困難や面白さは、相違の中の共通、共通の中の相違を見いだすことにあること、また留学を経験することは新たな発見や視野の広がりにつながり、失敗が許されるなかで挑戦できるという点でも意味があることだと語られました。
 最後に「自分の成長のために一歩踏み出す勇気を持つこと」「相手の心に届く言葉を伝えるために外国語を学ぶことが重要であること」「いま・ここ・じぶんを大切にすること」「外務省員に求められる、教養・誠実・不屈の三つを総合すると本校の校訓である『質実剛健』につながること」を話され、本校での高校生活において自分を高めていってほしいと語って講演を締めくくられました。最後に生徒代表が謝辞を述べて講演会を閉じました。
 生徒のみなさんの「見える景色」が変わっていくことを期待しています。