1学期終業式
2019年7月19日 17時02分 7月19日(金)は1学期終業日でした。前夜の大雨の影響によるJRの遅れのため、予定を遅らせて終業式を行いました。
式辞の冒頭では、岩田校長から前夜の大雨や今後接近が予想される台風に関連して、先日の避難訓練での話を踏まえて万が一の際の行動についての話がありました。
次に7月21日(日)の参議院選挙では、選挙権のある生徒はぜひとも権利を行使してほしいということ、また、7月20日の「ふるさと手づくりまつり」には本校の生徒も参加するので、時間があれば仲間の様子を見に来てほしいということを話されました。
最後にこれからの時代の商業高校の生徒に求められる力についての話がありました。
工業科や農業科の生徒や先生は、いいものを作ることに意識が向く傾向にあること、関連して「ドローン」の例を示して、現在のドローンは、25キロ以上の重量の運搬、1時間以上の飛行は技術的に無理で、現状ではアマゾンの無人配達はできない。軽くてパワーのあるエンジンを作って、25キロ、1時間の壁を破れば、世界の大きなシェアを占めることができる。しかし、エンジンだけ完成しても、プロペラを作ること、コントロール技術を向上させること、長距離を飛ぶドローンを規制する法律を整備すること、さらには商品の仕入れ、注文、倉庫管理など無数の仕事があるという話をされました。そして、経済学者のシュンペーターのイノベーション論を引用して、彼が主張するのは、最終的には人と人、組織と組織、市場と市場をつなぎ、新しいステージへ導くことで、すでにある人、組織、市場をつなぐことによって、新しい組み合わせ、新しい社会が生まれるということだと話されました。その上で、それらを「つなぐ」のには経営がわかる人間、つまり現在商業高校で学んでいる皆さんが必要なので、「つなぐ力」としてのコミュニケーション能力を身につけてほしい、と語られました。
充実した夏休みになること期待しています。