人権教育職員研修会
2019年8月19日 15時48分 8月19日(月)人権教育職員研修会を行いました。今回は鳥取県総務部人権局人権・同和対策課よりUD推進専門員の山根恒さんをお迎えし、「カラーユニバーサルデザイン~色覚の多様化への対応~」というテーマで研修を実施しました。
はじめに、色の感じ方は味覚や嗅覚と同じで人それぞれであることや、色の見え方が異なる人は日本人男性では20人に1人、女性は500人に1人程度の割合で存在することなどについてお話をしていただきました。
その後、専用のメガネを使用して異なる色の見え方を体験し、その色の見え方を意識しながら、ゴミ収集日のカレンダーや鳥取県の観光ルートの地図を作成しました。グループごとに使用する色を変えたり、色以外の形や模様を取り入れたり、文字情報を入れたりといった工夫が見られました。
最後に、カラーユニバーサルデザインの3つのポイントとして
1 できるだけ多くの人に見分けやすい配色を選ぶ。
2 色を見分けにくい人にも情報が伝わるようにする。
3 色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする。
をあげられました。さらに、学校生活でも色覚特性を持つ生徒がいることを前提として考え、色に関わるやりとりが必要な場合は、教職員が配慮することが求められる、とのお話がありました。そして、色覚特性に限らず、すぐ隣に配慮の必要な人が存在することを意識することが必要であると語られ、研修を締めくくられました。
研修会の後で、本校の学校案内や体験入学のパンフレットを、専用メガネをかけて見てみました。ホワイトボードの板書や今後作成するポスターなども意識してみたいと思います。日ごろ街で見かける表示についても、改めて考える時間となりました。