お知らせ

校内人権教育職員研修会

2020年8月18日 17時47分
人権健康部

 8月18日(火)鳥取県人権文化センター 専任研究員 中尾和則氏を迎えて「今後の部落問題学習をどう展開するか」をテーマに人権教育職員研修会を実施しました。

 最近の傾向として、インターネット上の差別的な書き込みが特徴的であると話されました。偏見や差別意識を助長・増幅させるような悪質なデマや誹謗中傷、個人情報を「あばく」「さらす」行為、誰かを貶め、揶揄し、嘲るための賤称語など、差別行為へのハードルが低く、「差別をしている」という意識が希薄な状況が指摘されました。また、育った年代、環境、教育、被差別体験の有無等によって部落差別へのリアリティが異なる現状も指摘されました。

 そして、今後の部落問題学習で大切にすべきことの一つに「これって差別?」「なんか傷つく」といった気持ちに対して何が部落差別なのかが分かる学習、マイクロアグレッションを挙げられました。人権教育の視点に立った感覚を持ち、一人ひとりが穏やかに生活出来るようにしていきたいと感じた研修会でした。