お知らせ

令和2年度卒業証書授与式

2021年3月1日 16時23分

 3月1日(月)令和2年度卒業証書授与式を挙行しました。
 コロナ禍の影響で、御来賓の御臨席は岩崎PTA会長様、谷尾幹事長様をはじめとするPTA関係者と同窓会関係者に限らせていただきましたが、出席いただいた保護者の皆様にも祝福され190名の卒業生たちが3年間にわたる鳥商での学びと経験を携え社会へと旅立って行きました。
 
 はじめに、岩田校長より各クラス代表に卒業証書が授与されました。
   
 
 校長式辞では、アメリカのハーバード大学の経営大学院で学生が感動する日本のケースとして、東京駅の新幹線ホームで車両の清掃を担当する「JR東日本テクノハートTESSEI」の例を取り上げられました。経営方針を「トップダウン」から「ボトムアップ」へと一八〇度転換したことで従業員たちの仕事に対する姿勢が大きく変わり、次々に改善策を提案するようになり「七分間の奇跡」と呼ばれる至ったこと、仕事をするのはもちろん生活のためだが、従業員たちは、「お金のためだけではない」、「人の役に立っているから楽しい」と口々に言うことに触れられました。そして、コロナ前のグローバル企業はエッセンシャル・ワークを軽んじてきたが、コロナ後の世界では「仕事に誇りを持ち、他人や社会の役に立ちたい」という職業観が、再び脚光を浴びることを確信すると述べ、鳥商の三年間で培ってきた「質実剛健」の精神を糧に、家族、周りの人たち、ふるさと鳥取を幸せにして、人生一〇〇時代を有意義に歩んでほしいと締めくくられました。
  

 校長式辞に続き、岩崎PTA会長様より御祝辞をいただきました。
 
 在校生からは代表して山根真哉さんが送辞を読み上げ、コロナ禍の中での学校生活を牽引した卒業生に対する感謝と鳥商をさらによい学校にしていく決意が述べられました。

 卒業生からは代表して森田優衣さんが、ホームルームでの活動や部活動、鳥商デパート運営での苦悩や葛藤を振り返り、苦楽をともにした仲間や在校生への感謝の気持ち、保護者の方々、教職員の支援への感謝を万感の思いをこめて答辞を述べました。

 
 また卒業生一同より記念品として大体育館遮光カーテンが贈呈され、代表して川口春日さんより岩田校長に目録が手渡されました。式典、部活動、講演会などに活用させていただきます。ありがとうございました。
 
 コロナ禍の影響で来賓もあまりお招きできませんでしたが、中学校の校長先生方や卒業生の進路先の大学、短大、専門学校、旧担任の先生方など多くの方からお祝いの言葉をいただきました。また、コロナ禍により活動の制約の多かったPTAの皆様からのお気持ちとして卒業生にコサージュが贈られました。
   
 式の後、クラスごとに最後のホームルームが実施され、担任の先生から卒業証書を受け取った生徒たちが、友人や先生方への感謝の言葉を述べていました。残念ながら保護者のみなさまには教室にお入りいただくことはできませんでしたが、各教室のようすをZoomで配信しました。
    

 鳥取商業高校職員一同卒業生の皆さんを祝福し、これからの前途に幸多からんことを願っています。卒業生の皆様、保護者の皆様、本日は御卒業おめでとうございました。
 なお、本日の卒業式の模様は3月18日(木)NCN19:00~まちネタで放送される予定です。