校長日誌

【保教の会・総会にて(4.28)】

2023年4月28日 16時45分

〇この4月より、新しく校長を務めます中谷と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。

〇総会資料に載せていただいています「学校経営方針」をご覧ください。「学校教育目標」は、これまでと変えておりません。高等部を卒業する時点で、「夢や希望に向かい 自分らしく輝いて たくましく生きる力」を身につけて、力強く社会へはばたいていけますよう、教職員一同、力を合わせて取り組んでいきたいと思っています。

〇始業式の日には、子どもたちに、この「めざす児童生徒の姿」に関わって、「校長からのお願い」ということで、3つのことを伝えています。一つ目は、「夢や目標をもとう」。どんな小さな目標でもかまいません。「これができる自分」「こうなりたい自分」といった目標をはっきりと持ってほしいと思っています。二つ目は、「まわりに伝えよう」です。言葉で伝える、書いて伝える、視線で、まばたきで、手の動き、口の動きで、言葉にならない声で・・・と、いろんな伝え方があると思います。どんな伝え方でもよいので、「自分はこう思う」「自分はこうしたい」と、ぜひ周りに伝えてほしいと思います。そして、最後に、「命を大切にしよう」です。自分自身の命はもちろんのこと、まわりの友達や仲間の命を大切にしてほしいと伝えました。ぜひ、できることをがんばってほしいと思っています。

〇この目標に向かって、学校では、様々な取り組みを進めていきます。特に力を入れて取り組んでいくことを、「学校経営の重点」としてあげています。この場では、大きく2つのことについて、お伝えしたいと思います。

〇まず、一つ目は、「安全・安心」ということに関しまして、安全な医療的ケア、摂食・給食指導の実施、事故防止など、必要な対策は徹底していきたいと思います。また、5月8日には、新型コロナへの対応が大きく変わることが、昨日正式に決定しました。詳しくは、この後、副校長よりお伝えしますが、基本的な感染防止対策は、今後も継続していきたいと考えています。基本的には、県の方針に従って、学校医さんのご意見を伺いながら、本校にとって必要な対策を徹底していきたいと考えています。保護者の皆様には、今後も引き続きお願いすることもあろうかと思います。どうぞ、御協力をよろしくお願いいたします。また、「災害に備えた防災体制」ということで言いますと、これまでも、災害時の避難場所をどうするかということが懸案だったと聞いています。ちょうど、この4月になってから、  より、車椅子利用の子、それから医療的ケアのある子の避難に「別館」を使用してもよいとの申し出がありました。一歩前進かなと思いますが、ただ、学校としては、全員が同じ別館に避難したいと申し入れをしているところです。どういった避難の仕方がよいのか、引き続き検討していきたいと思います。また、今、報道等で、プールでの事故が大きな話題となっています。ちょうど、本校でも、本年度は、実施の期間を延ばしたいと考えていたところです。ただ、安全が第一ですので、この後、担当よりお伝えしますが、子どもたちの実態はもちろんのこと、保護者の皆さんそれぞれの思いや、ドクターの意見もお聞きしながら進めていきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

〇二つ目は、「多様な学びの推進」ということで、子ども達の多様な学びに対応できるよう、ICT機器の活用や自立活動の充実など、様々な取り組みを行っていきますが、合わせて、教員自身の専門性をより高めていくために、充実した研修を行っていきたいと思っています。その中で、「授業づくり」についての学びを深めるために、全国から著名な講師の方をお呼びして学んだり、全職員で授業について検討したりする「授業づくりの日」を、年に5回程度つくりたいと考えています。その際には、研修の時間をできるだけとれるよう、全校を5校時まででの下校とさせていただきます。講師の方の御都合を調整していきますので、日にちや曜日については、まだはっきりとお伝えすることができませんが、調整していく中で、できる限り、曜日を分散したいと考えています。遅くとも1ヶ月以上前にはお伝えできるようにしていきたいと思いますので、御協力をよろしくお願いしたいと思います。

〇さて、最初の学校だよりに、私は「どんまい」と書きました。子ども達が、失敗を恐れず、いろんなことに挑戦していってほしいという願いをこめて書いたつもりです。職員も同じです。先日は、会長さんに、職員をねぎらう言葉をいただき、本当にありがたく思いました。そんなあったかい皆さんに支えていただきながら、子ども達のために、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。この一年、どうぞよろしくお願いいたします。