お知らせ

平成30年度学校長あいさつ

 
                   

  鳥取県立鳥取養護学校ホームページにアクセスいただきありがとうございます。
 本校は今年度、創立44年目を迎えます。小学部21名、中学部20名、高等部23名、合計64名の児童生徒でスタートしました。
本校では「こころ」「からだ」「せいかつ」を教職員のキーワードにして子どもたちの様子を捉え教育を進めています。子どもが主役の学校、家庭や地域とつながり、子どもたちが元気に学校へ通うことができるように教職員一同力を合わせて精いっぱい努力します。
保護者の皆様をはじめ地域や関係機関の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いします。
平成30年4月
                   鳥取県立鳥取養護学校長  涌嶋 祥雄

日誌

平成29年度 卒業証書授与式

2018年3月13日 16時57分


  式辞
 木々の芽が膨らみ、春の息吹が感じられる佳き日に、学校医 県立中央病院 星加忠孝様をはじめ、多くのご来賓の皆様方のご臨席を賜り、平成二十九年度鳥取県立鳥取養護学校卒業証書授与式を挙行できますことに、心から感謝申し上げます。また、保護者の皆様におかれましては、成長されたお子様の姿をご覧になり、感慨もひとしおのこととお察し申し上げます。誠におめでとうございます。ただ今、授与しました卒業証書は、皆さんが今日まで学校生活を頑張り続けた努力の証です。
 小学部四名の皆さん、卒業おめでとうございます。この六年間で皆さんは、心も体も大きく成長しました。友だちや先生たちの声が聞こえると声のする方向をみて、元気にあいさつしたり、笑顔や身振りなどでのやりとりをしたりしていました。学校大好き!の皆さん。四月からは中学生です。環境も変わり、少しドキドキすることがあるかもしれませんが、楽しい学校生活になるように頑張りましょう。
 中学部四名の皆さん、卒業おめでとうございます。中学部での3年間を振り返ると、友だちとの関係が深まり、「仲間」と一緒に活動することが増えました。また、施設見学や他校との交流など、校内外での経験の広がりもありました。四月からは高校生です。新たな生活を有意義に過ごすために、将来の夢や目標に向かって、一歩ずつ歩んでいきましょう。
 高等部六名の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは、今日をもって鳥取養護学校を巣立っていきます。体調を崩したり、心のコントロールが難しかったりしたときもあったと思いますが、今日まで本当によく頑張ってきました。施設利用体験や現場実習などの体験を通して、卒業後の社会とのつながりを持ちながら、心身ともに大きく成長しました。これからも自分の可能性を信じて、目標に向かって前進してください。私たちは皆さんを応援しています。
 さて、今年度本校では、体験的・実際的活動ができる環境づくりが大切であると考え、「本物にふれる機会をもつ」ことに取り組みました。倉吉焼八幡窯の小原先生にお世話になり、全員で陶芸にチャレンジしたり、三朝温泉のお湯を学校に運んでもらい、足湯を楽しんだりしました。また、「興味・関心の拡大、コミュニケーションの広がりを図る」などを目的に、スヌーズレン室を設置しました。これらを「とりようわくわくプロジェクト」と呼び、「チームジャパン」に負けないくらいの「チームとりよう」で新たな事業に取り組みはじめました。このような活動を通して、みなさんの豊かな表情とともに、友達や先生に働きかける姿を見ることができました。これからも様々なことにチャレンジして世界を広げていきましょう。
鳥取養護学校で学んだことをもとに、小学部、中学部、高等部の全課程を修めて巣立つみなさんの更なる成長と活躍を心から期待しています。
 最後に、本校の教育に深いご理解と温かいご支援を賜りました、保護者の皆様と関係機関の皆様に対して、心から感謝申し上げますとともに、卒業生の皆さんの輝かしい未来を祈念いたしまして、式辞といたします。
  平成三十年三月十三日
            鳥取県立鳥取養護学校 校長 藤田 則恵