英語教育強化地域拠点事業「指導助言者招聘授業研究会」
2016年8月2日 18時07分文部科学省の研究指定に伴う標記の会を,岐阜大学 巽 徹先生,鳥取大学 足立 和美先生を指導助言者にお招きして開催しました。これは,生徒に実践的な英語運用力を育成するための「四技能統合型の授業」を推進する本校の授業実践を参観いただき,より効果的な指導を検討することを目的としています。研究授業後には参加教員による研究協議および巽先生によるワークショップも開催しました。
研究授業を担当したのは本校英語科の大杉教諭。本校が研究の主軸にすえているリテリング活動とそれを発展させた自己表現活動の授業実態を公開しました。画像でご覧いただけるように,ICT環境を活用して写真が伝える情報を英語で表現する言語活動を行う,新たな活動の指示内容を効率よく伝える,といったことは大杉教諭の授業では基本的な指導となっています。本時はテキスト全体の指導を終えたポスト活動でした。クラスで共有したテキスト情報であっても立場が変われば受け止め方や考えに変化が生じるという面白さを,英語による言語活動を通して探ってみる授業でした。タスクには,相手には未知の情報が提供されるよう仕組まれており,活動が一気に盛り上がっていました。やや難易度の高い活動でしたので時折つまることはありましたが,なんとか英語で表現しようという生徒の姿が印象的でした。