鳥取県ジュニア郷土研究大会で本校生徒が入賞!
2019年12月19日 13時09分 12月14日、とりぎん文化会館にて、第13回鳥取県ジュニア郷土研究大会が行われました。この大会において、本校有志でつくる「因幡のカサ踊り研究会」の研究 ‟花笠踊りと美歎の「手笠踊り」"が、岩永實 賞(第3位相当)を受賞しました。おめでとうございます。
因幡のカサ踊り研究会のメンバーと、研究の要旨を以下に載せています。
‟花笠踊りと美歎の「手笠踊り」"
鳥取県立八頭高校有志 因幡のカサ踊り研究会
1年 前田 大輝
1年 村田 海人
1年 前場 百合菜
1年 山桝 陽
【研究要旨】
鳥取市国府町美歎には被り笠を両手でもって踊る「手笠踊り」が伝わっている。ここには、大正8年から行われた美歎水源地の改修工事中に山形から「花笠踊り」が伝わったという伝承があるが、伝えた人物は不明であった。今回、鳥取県立公文書館にある水災関係臨時職員の記録を調査し、山形出身の1人の技術者を発見した。この人物は「鳥取派出所」で働いており、成沢尋常高等小学校の卒業生でもあった。「成沢音頭」は「花笠音頭」の原型である。踊りの動作を分析した結果、美歎の「手笠踊り」は「因幡の傘踊り」(明治時代末期に成立)と共通する部分が多いことが分かった。しかし、「花笠踊り」で行われる「笠まわし」も行われていた。美歎の「手笠踊り」には山形の「花笠踊り」が影響した可能性がある。