本日、いわみフレッシュフェスティバルが、岩美町中央公民館で行われました。
このフェスティバルの岩美町商工会ブースで、岩美高校生と香住高校のコラボ商品「ばばちゃん缶詰」が販売され、その販売のお手伝いに1、2年生の中から6名が参加しました。

生徒たちは、来場されるお客様に「ばばちゃん缶詰」の試食とアンケートのお願い、そして販売を担当し、笑顔でお客様に商品を案内し、地域の皆さんと交流しました。

「ばばちゃん缶詰」の味は3種類。しょう油味、みそ味、なべ味。
生徒たちの積極的な商品PRと地域の方々の応援もあり、100個用意した缶詰は、わずか2時間程度で完売しました。


完売の際、「ばばちゃん缶詰完売しました。ありがとうございました。」と生徒たちがお礼を言うと、会場からは拍手が巻き起こっていました。

また、フェスティバルを盛り上げた、かわいらしい「ゆるキャラ」。トリピーといわみんには、ウエイトリフティング部の1年生、安次富くん、桝井くん、2年山本くんが交代で入り登場しました。
2つの「ゆるキャラ」は大人気で、小さな子どもたちだけでなく、大人の方々も写真撮影を楽しんでいました。

本日のボランティア活動について、ばばちゃん缶詰の販売を担当してくれた2年生の山内くんは、「物を売ることはとても大変だと実感しました。売れ行きが悪くなったときは、しっかり声をだしてお客様に来てもらえるようにがんばりました。」と語りました。

同じく、缶詰の販売をしてくれた1年生の尾崎くんは、「完売すると思っていなかったので、完売できて嬉しかった。来場した方に試食を進めるなど工夫して声かけしました。」と振り返りました。

また、「ゆるキャラ」として活躍した2年生の山本くんは、「はじめて着ぐるみの中に入って、中は暑く視界も狭かったので、バランスをとったりするのがとても大変だった。子どもたちが周りで楽しそうにしてくれていたので嬉しかった。」と述べました。

地元のフェスティバルは、生徒たちにとって新たな経験と地域の方々との交流の場ともなり、大成功の一日でした。
本日6限目のLHRは、講師に鳥取市人権情報センターの衣笠さんを迎えて、人権教育講演会を行いました。
「部落問題を考える」をテーマに、差別の構造や社会にある差別と自分との関わりについて、お話をいただきました。

この社会には、「障がい者」「外国人」「性的マイノリティ」など様々な差別が存在していて、それらの差別は、自覚的(意図的)なものだけでなく、無自覚(無意識)でおこっているものがある。
差別の根底には「差別する人」が存在し、「差別される人」が生まれる構造がある。その中で、「自分は差別しないし、差別されないから関係はない」という考え方を排除し、大勢の人々が「差別をしてはいけない」という意識を共有し、一人一人が差別問題に向き合うことが肝要であると述べられました。
講演の最後に、「一人一人が、社会に差別が依然として存在することを認識することが重要で、差別のない社会を築くためには、身近な関係性の中で差別を排除し、その小さな関係性や輪を拡大し、この問題に対して積極的に考えることが求められています。」と本日のまとめをお話しされました。

会の終わりに、生徒会長の内田君が「本日はありがとうございました。部落差別やその他の差別について、知らないことが多くあったことに気づきました。今日学んだことをしっかりと考えて、私たちができることを取り組みたいと思います。」と謝辞を述べました。

本日の3年3組の「手話言語基礎II」の授業は、地域活動支援センター『ほっこり』の方々との交流会。
この日のために、生徒たちは1カ月以上前から、いろんな準備をしてきました。
楽しいレクリエーションになるよう、岩美高校の講堂に4つのテーブルを置き、みなさんをお迎えしました。

まずは、福井さんの手話による歓迎の挨拶で交流がスタートしました。
丁度お昼の時間ということもあり、ほっこりの方々と生徒たちは、食事を介して自由に会話を楽しみ、打ち解けあっていました。

昼食後、始めのレクリエーションは、「新聞紙で作る手提げバックづくり」。
3年3組の生徒たちがサポートして1人ずつ可愛らしいバッグを作りました。
製作に必要な手話の表現を授業で事前に練習しており、生徒たちは積極的に手話を使い、難しい表現などは筆談を用いて会話を楽しんでいました。

カラフルなテープで模様を作ったり、カラーペンでイラストを描いたりと個性あふれるバッグができあがりました。
作ったバッグを早速つかっていただくために、用意したお菓子やハンカチなどをプレゼント。



次は、ほっこりの方々が「銭太鼓」を披露してくださいました。
みなさんとても力強く、楽しそうに踊られていて、生徒たちも笑顔で手拍子をして盛り上がりました。

レクリエーションの最後は、「ふるさと」を手話で歌いました。

会の終わりは、伊澤さんと石橋君があいさつをし、「今日はみなさんとバッグを作ったり、歌を歌ったり出来てとてもたのしかったです。また、来てください。」とほっこりの皆さんに伝えました。

ほっこりの方からは、「とても楽しかった。今日交流した3年生が卒業してしまうのは寂しい。卒業しても手話を続けてほしい。」といった感想をいたただきました。


本日、後期生徒会長立候補者の立会演説会を行いました。
今回立候補したのは、2年生の内田君1名です。


立会演説会では、2年1組の藤原君が立候補者内田君の応援演説を熱く語りました。
藤原君は内田君の推薦に、「内田君の生徒会への貢献と優れたリーダーシップによる活躍、そして勉強と部活の両立における一生懸命さが、彼を生徒会長に推薦する理由です。」と述べました。

内田君自身も、「1年生から生徒会に携わり、多くの方々の協力を得てさまざまな行事を成功に導いてきました。この貴重な経験を活かし、より良い学校を築き上げたいと思っています。また、より楽しく、過ごしやすい学校環境を実現するため、生徒の声を受け入れ、実行に移せるアイデアを採用していきたい。一度きりの高校生活を充実したものにするために全力を尽くします。」と強調しました。

演説会の後、生徒たちは各教室にもどり、投票を行いました。
開票の結果、令和5年度 岩美高校後期生徒会会長に、内田君が選ばれました。
今年も、岩美高の3年生が「農業と環境」授業の一環として、岩美まちづくりの会の方と協力し、岩美消防署横の花壇に花の苗を植えました。この花壇は、岩美高の先輩がイワッツミッションで創り上げ、その後、岩美まちづくりの会の方々と協力しながら、後輩たちが伝統を守り続けているものです。
そして、今年で約8年目を迎える花壇に、生徒たちは心を込めて植栽を行いました。

今日は、良く晴れて温かく、植栽には最高のお天気。
岩美まちづくりの会の方々が、手際よくマルチを敷き、穴を掘られた後に、生徒たちは、ナデシコ、キンギョソウ、パンジー、ビオラ、スノーボール、チューリップなど、様々な花の苗を植え込む作業に取り組みました。



岩美まちづくりの会の方からは、「今年の3年生は手際がよく、積極的に動いてくれてたので、予定の時間よりかなり余裕をもって作業がおわりました。ありがとうございました。」とお褒めの声をいただきました。
本日の植栽活動について、

福間さんは「地域の方と一緒になって、花を植えるという機会があまりないので、すごく新鮮な気持ちで取り組めました。」

平井君は「今日は、チューリップをメインに植栽をしました。まちづくりの会の方がとても丁寧にわかりやすく指導をしてくださったので、楽しく作業ができた。チューリップが咲くころにまた見に来たいです。」と感想を語っていました。

鳥取県立鳥取聾学校の学校祭に手話部1年生の森君と顧問の田中教諭が参加しました。
午前中は、幼稚部から高等部までのステージ発表を楽しみました。どの学年も工夫を凝らしたパフォーマンスを繰り広げ、会場は大いに盛り上がりました
午後からは、校内の高等部イベントコーナーや作品展示を見て回りました。他校からのブース出展もあり、岩美高校の手話の取り組みも紹介しました。

生活デザイン科販売コーナーで手作り作品を販売するお手伝いし、森くんが大活躍しました。

顧問の田中教諭は聞こえにくい方の視点を疑似体験できるヘッドホンをつけて校内を回り、「普段の何気ない行動も、聞こえないことで恐怖や困難を感じることがよくわかった。これからの活動のためにも、この体験は非常に有益だった」と感想を述べました。

鳥取聾学校の学校祭の参加は、多様性の理解と共感の場となり、心に残る一日となりました。
3年2組のスポーツ類型の6人が、「アルミ缶でお米を炊く」とてもユニークな授業を行いました。
災害時やアウトドアで道具にたよらず、身近にある物を工夫して調理ができる学びを目的に取り組みました。

森本教諭から、材料と作り方の説明を受けた後、生徒たちは持参したお米と空のアルミ缶、燃料用の牛乳パックを使って調理を開始。

ナイロン袋でお米を洗う際は、こぼれないように慎重に行います。

アルミ缶は柔らかいので、上部を空けるのは難しいようです。力の調整が必要です。
本数に限りのあるマッチを使い切らないように、各々が工夫して牛乳パックに火をつけます。
風で火が消えないように位置をかえたり、紙パック以外に落ち葉や小枝を使ったりと、生徒たちはそれぞれ工夫を凝らしながらお米を炊いていきました。


苦戦しながらも、なんとか時間内に炊きあがった大村君。
苦労した分、美味しく出来上がったようでした。


本日の3年3組の「栄養と食文化」の授業で、講師に岩美町役場健康福祉課 栄養士の乾さんと、岩美町の食生活改善推進委員の土井さん、橋本さんにお越しいただき、「"食べる"ことは 自分を"つくる"こと。」をテーマに調理実習を行いました。
最初に、若者世代に食について考えてもらうために、生活習慣や食習慣に関するアンケートが行われました。アンケートの途中で、栄養士の乾さんから、健康な体を維持するために、適度な運動とバランスの取れた食事がいかに重要かについて説明がありました。

また、健康な生活を送るための基本である早寝早起きについても触れられ、それをサポートする4つの"あ"について詳しく説明がありました。それは「あける(カーテンや窓を開けること)」「あびる(太陽光を浴びること)」「あらう(顔を洗うこと)」「あさごはん(朝食を摂ること)」です。これらの基本的な行動が健康づくりに欠かせないことを強調されました。
生徒たちは健康的な食事の重要性を理解した後、調理実習に取り組みました。
本日のメニューは、主菜2種類、お味噌汁、デザート、そして白米の計5種類。主菜の「ポークジンジャー」と「豚肉と細切りベーコンの炒め物」は、油を使わずに電子レンジで作りました。



生徒たちは、野菜や豚肉の切り方もかなり手慣れており、見た目にも美味しそうな献立を完成させました。
そして、「日々の食事が、自分を作る」ということを心に刻みながら、手作りの食事を楽しんでいました。


講師の方々にも感想をお聞きしました。乾さんは、「食の大切さを自分たちのこととして、しっかりと考えてくれていたのがとても嬉しかった。」。土井さんは、「電子レンジでも美味しくでき、しかも簡単でした。生徒たちも喜んでくれて大成功の実習でした。一緒に実習ができ、楽しく若返った気持ちになれました。」と感想を述べられました。
本日の2年3組の手話授業は、岩美北小学校4年生と手話を通じた交流を行いました。
岩美北小学校の生徒たちは、大きな声で「ふるさと」を歌い、生徒たちを温かく迎えてくれました。

その後、生徒たちは4つのグループに分かれ、楽しい手話活動の時間を過ごしました。
最初に、手話を使った自己紹介を行いました。小学生たちは初めて会うお兄さんやお姉さんがする手話の動作に興味津々。



その後、各グループで、「ふるさと」の手話に挑戦。高校生がサポートし、歌詞の1単語ずつを手話で表現できるように練習していきました。
3番までマスターしたところで、みんなで歌を手話を使いながら合唱をし、本日の素晴らしい交流を締めくくりました。

お別れの際、高校生から交流の記念として手作りの折り紙ペンダントをプレゼントしました。
小学生たちは、出口までアーチを作り見送ってくれました。大きな体の高校生が、小さなアーチのトンネルを通る姿は、とても微笑ましい光景でした。


今年(令和5年)3月12日(日)に開通した「岩美道路(浦富IC~東浜IC間)」の東浜ICに設置する岩美町の看板デザインについて、本日、岩美高の生徒と岩美町役場商工観光課の方、鳥取市の看板業者の方とが意見交換会をおこないました。

意見交換会は、「地元高校生のフレッシュなアイデアで若い世代にもアピールできる斬新な看板デザインにしたい。」と岩美町商工観光課の方からご依頼を受け実現しました。
たたき台として、業者さんによりあらかじめデザインされた看板A、B、C案を見ながら、生徒たちは、岩美町をよりアピールできるデザインや色あい、キャッチコピーの案を次々と出していました。


「ジオパーク世界認定はもっとアピールしてもいいと思う。」
「のんびり、ゆったりはありきたり!もっと興味をそそるキャッチフレーズに変えた方がいい!」
「岩美町の方言をつかうのも面白い。」
「小さい子どもでも読めるような配慮もあってもいい。子どもが行きたいといえば、親は立ち寄ると思う。」など、大人では考えつかないアイデアが止めどなくでてきました。
次から次と出てくるアイデアに、商工観光課の方と看板業者の方のメモはいっぱいに埋め尽くされていました。

生徒からは、「また意見交換会がしたい」、「デザインが早く見たい」といった声があがり、看板づくりに意欲を示していました。
自分たちの通う学校のある岩美町に誇りを持ち、より多くの人に来てもらいたいという生徒の熱い想いが言葉になってあらわれていると感じる、よい意見交換会となりました。