今年も、岩美高の3年生が「農業と環境」授業の一環として、岩美まちづくりの会の方と協力し、岩美消防署横の花壇に花の苗を植えました。この花壇は、岩美高の先輩がイワッツミッションで創り上げ、その後、岩美まちづくりの会の方々と協力しながら、後輩たちが伝統を守り続けているものです。
そして、今年で約8年目を迎える花壇に、生徒たちは心を込めて植栽を行いました。

今日は、良く晴れて温かく、植栽には最高のお天気。
岩美まちづくりの会の方々が、手際よくマルチを敷き、穴を掘られた後に、生徒たちは、ナデシコ、キンギョソウ、パンジー、ビオラ、スノーボール、チューリップなど、様々な花の苗を植え込む作業に取り組みました。



岩美まちづくりの会の方からは、「今年の3年生は手際がよく、積極的に動いてくれてたので、予定の時間よりかなり余裕をもって作業がおわりました。ありがとうございました。」とお褒めの声をいただきました。
本日の植栽活動について、

福間さんは「地域の方と一緒になって、花を植えるという機会があまりないので、すごく新鮮な気持ちで取り組めました。」

平井君は「今日は、チューリップをメインに植栽をしました。まちづくりの会の方がとても丁寧にわかりやすく指導をしてくださったので、楽しく作業ができた。チューリップが咲くころにまた見に来たいです。」と感想を語っていました。

鳥取県立鳥取聾学校の学校祭に手話部1年生の森君と顧問の田中教諭が参加しました。
午前中は、幼稚部から高等部までのステージ発表を楽しみました。どの学年も工夫を凝らしたパフォーマンスを繰り広げ、会場は大いに盛り上がりました
午後からは、校内の高等部イベントコーナーや作品展示を見て回りました。他校からのブース出展もあり、岩美高校の手話の取り組みも紹介しました。

生活デザイン科販売コーナーで手作り作品を販売するお手伝いし、森くんが大活躍しました。

顧問の田中教諭は聞こえにくい方の視点を疑似体験できるヘッドホンをつけて校内を回り、「普段の何気ない行動も、聞こえないことで恐怖や困難を感じることがよくわかった。これからの活動のためにも、この体験は非常に有益だった」と感想を述べました。

鳥取聾学校の学校祭の参加は、多様性の理解と共感の場となり、心に残る一日となりました。
3年2組のスポーツ類型の6人が、「アルミ缶でお米を炊く」とてもユニークな授業を行いました。
災害時やアウトドアで道具にたよらず、身近にある物を工夫して調理ができる学びを目的に取り組みました。

森本教諭から、材料と作り方の説明を受けた後、生徒たちは持参したお米と空のアルミ缶、燃料用の牛乳パックを使って調理を開始。

ナイロン袋でお米を洗う際は、こぼれないように慎重に行います。

アルミ缶は柔らかいので、上部を空けるのは難しいようです。力の調整が必要です。
本数に限りのあるマッチを使い切らないように、各々が工夫して牛乳パックに火をつけます。
風で火が消えないように位置をかえたり、紙パック以外に落ち葉や小枝を使ったりと、生徒たちはそれぞれ工夫を凝らしながらお米を炊いていきました。


苦戦しながらも、なんとか時間内に炊きあがった大村君。
苦労した分、美味しく出来上がったようでした。


本日の3年3組の「栄養と食文化」の授業で、講師に岩美町役場健康福祉課 栄養士の乾さんと、岩美町の食生活改善推進委員の土井さん、橋本さんにお越しいただき、「"食べる"ことは 自分を"つくる"こと。」をテーマに調理実習を行いました。
最初に、若者世代に食について考えてもらうために、生活習慣や食習慣に関するアンケートが行われました。アンケートの途中で、栄養士の乾さんから、健康な体を維持するために、適度な運動とバランスの取れた食事がいかに重要かについて説明がありました。

また、健康な生活を送るための基本である早寝早起きについても触れられ、それをサポートする4つの"あ"について詳しく説明がありました。それは「あける(カーテンや窓を開けること)」「あびる(太陽光を浴びること)」「あらう(顔を洗うこと)」「あさごはん(朝食を摂ること)」です。これらの基本的な行動が健康づくりに欠かせないことを強調されました。
生徒たちは健康的な食事の重要性を理解した後、調理実習に取り組みました。
本日のメニューは、主菜2種類、お味噌汁、デザート、そして白米の計5種類。主菜の「ポークジンジャー」と「豚肉と細切りベーコンの炒め物」は、油を使わずに電子レンジで作りました。



生徒たちは、野菜や豚肉の切り方もかなり手慣れており、見た目にも美味しそうな献立を完成させました。
そして、「日々の食事が、自分を作る」ということを心に刻みながら、手作りの食事を楽しんでいました。


講師の方々にも感想をお聞きしました。乾さんは、「食の大切さを自分たちのこととして、しっかりと考えてくれていたのがとても嬉しかった。」。土井さんは、「電子レンジでも美味しくでき、しかも簡単でした。生徒たちも喜んでくれて大成功の実習でした。一緒に実習ができ、楽しく若返った気持ちになれました。」と感想を述べられました。
本日の2年3組の手話授業は、岩美北小学校4年生と手話を通じた交流を行いました。
岩美北小学校の生徒たちは、大きな声で「ふるさと」を歌い、生徒たちを温かく迎えてくれました。

その後、生徒たちは4つのグループに分かれ、楽しい手話活動の時間を過ごしました。
最初に、手話を使った自己紹介を行いました。小学生たちは初めて会うお兄さんやお姉さんがする手話の動作に興味津々。



その後、各グループで、「ふるさと」の手話に挑戦。高校生がサポートし、歌詞の1単語ずつを手話で表現できるように練習していきました。
3番までマスターしたところで、みんなで歌を手話を使いながら合唱をし、本日の素晴らしい交流を締めくくりました。

お別れの際、高校生から交流の記念として手作りの折り紙ペンダントをプレゼントしました。
小学生たちは、出口までアーチを作り見送ってくれました。大きな体の高校生が、小さなアーチのトンネルを通る姿は、とても微笑ましい光景でした。


今年(令和5年)3月12日(日)に開通した「岩美道路(浦富IC~東浜IC間)」の東浜ICに設置する岩美町の看板デザインについて、本日、岩美高の生徒と岩美町役場商工観光課の方、鳥取市の看板業者の方とが意見交換会をおこないました。

意見交換会は、「地元高校生のフレッシュなアイデアで若い世代にもアピールできる斬新な看板デザインにしたい。」と岩美町商工観光課の方からご依頼を受け実現しました。
たたき台として、業者さんによりあらかじめデザインされた看板A、B、C案を見ながら、生徒たちは、岩美町をよりアピールできるデザインや色あい、キャッチコピーの案を次々と出していました。


「ジオパーク世界認定はもっとアピールしてもいいと思う。」
「のんびり、ゆったりはありきたり!もっと興味をそそるキャッチフレーズに変えた方がいい!」
「岩美町の方言をつかうのも面白い。」
「小さい子どもでも読めるような配慮もあってもいい。子どもが行きたいといえば、親は立ち寄ると思う。」など、大人では考えつかないアイデアが止めどなくでてきました。
次から次と出てくるアイデアに、商工観光課の方と看板業者の方のメモはいっぱいに埋め尽くされていました。

生徒からは、「また意見交換会がしたい」、「デザインが早く見たい」といった声があがり、看板づくりに意欲を示していました。
自分たちの通う学校のある岩美町に誇りを持ち、より多くの人に来てもらいたいという生徒の熱い想いが言葉になってあらわれていると感じる、よい意見交換会となりました。
本日は、講師に助産師の大江さん、本家さん、平井さんをお招きして、「3つの命を守る~私の命・あなたの命・そして・・・~」と題し、性に関する教育講演会が1年生を対象に行われました。

講演は性感染病の感染経路や予防策、感染時の適切な相談先から、予期しない妊娠や避妊方法に至るまで、幅広いトピックにわたりました。ホワイトボードに次から次と重要なキーワードを表示されとてもわかりやすく、生徒達は興味深く聴き入っていました。

講演後の生徒からは、「今まで深く意識していなかったが、とても大切なことだとわかりました。これからは、本日教わったことを頭に置いて行動をしていきたいと思います。」といった感想がありました。
本日の講演は、性について真剣に考える機会となり、生徒たちにとって貴重な時間となりました。性教育の重要性についての認識が高まり、より健康的で意識的な生活を送るきっかけとなったようです。
本日の3年1組の実践現代社会の授業は、鳥取市から韓国の国際交流員 李在漢(イ・ジェハン)さんを迎えて、「韓国について理解を深めよう」をテーマに講演会を行いました。

生徒にとって、韓国ドラマやKPOPなど、親しみのある国の一つである韓国。今後、ますます両国の相互理解を深める必要がある国でもあります。
まずは、生徒から一人ずつ自己紹介。日本語だけでなく知っている韓国語を使い、積極的に発言し交流の意欲を示していました。
続いて、李さんの自己紹介では、韓国の人口や面積、通貨といった基本情報から人気の観光地などをスライドを使って紹介していただきました。「韓国クイズ」や「韓国語の挨拶レッスン」もあり、生徒たちは楽しみながら学び、国に対する理解を一層深めていきました。



そして、李さんからのサプライズもありました。李さんから生徒4人に、彼らの名前をハングル文字で書いた名刺をプレゼントいただきました。生徒たちは大変感激し喜んでいました。

さらに、韓国で行われた「日韓関係意識調査」も紹介いただき、「【これからの日韓関係の改善または強化が必要だと思いますか】という質問に、19~39歳の韓国人の8割が【そうだ】【とてもそうだ】と答えています。若い世代の韓国の人々は、今後の貿易や協力を通じた経済発展のため両国の関係改善を望んでいます。」とお話されました。

この講演会を通じて、生徒たちはガイドブックやテレビ・インターネットからでは得られない現地の情報と韓国の方のリアルな声を聞くことができ、さらに深い興味を持つことができたようです。

本日の3年3組 福祉類型の授業では、岩美町社会福祉協議会から講師に前田さんをお迎えして、「バイタルサイン」「高齢者体験」「車いすの介助」の実習を行いました。
まずは、日々の健康状態を知る大切な測定である「バイタルサイン」について前田さんから説明を聞いた後、実際に「脈拍」「呼吸」「体温」「血圧」の4つを測定しました。
体温測定には、今では見かけることが少なくなった「水銀体温計」を使いました。水銀体温計を見るのは初めての生徒がほとんどで、「こんな体温計、アニメでしかみたことない。」といった声も上がっていました。


次に、場所を移動し「高齢者体験」。
視界が悪い高齢者の体験には、専用のゴーグルを使い、膝の曲げ伸ばしや、半身が不自由な体験をするために、専用のサポーターやウエイトを装着し介助役とペアで校内を歩きました。
階段の上り下りや、でこぼこ道など、介助役が優しく声をかけながら行いました。


最後に「車いすの介助」。
こちらも2人ペアで、段差や坂道を車いすで移動する際の実習を行いました。


高齢者の心身の不自由さや、車いすの介助を安全に行うための心得をしっかり体験できたようです。
本日は、最終日。虹嶺祭を締めくくるのは体育祭です。
晴天にも恵まれ、平日にもかかわらず、来賓や保護者の方がたくさん応援にきてくださり、大盛り上がりの一日となりました。
開会式では、3年1組の永田さんと八木さんが代表し選手宣誓を行い、今日一日の健闘を誓いました。

午前と午後で11種目の競技が行われ、クラスごとに得点を競いました。
▼100m走


▼HR対抗リレー(予選)


▼借りもの競争


▼宅急便

▼パン食い競争

▼X人Y脚


▼部活対抗リレー


▼玉入れリレー

▼障害物競走

▼大繩跳び

▼HR対抗リレー(決勝)



全種目が終了した後、いよいよ結果発表!
各部門に分かれて成績が発表されました。
【クラス旗部門 最優秀賞】
1年2組「百祈不焼」

【クラス展示・イベント部門 最優秀賞】
2年1組

【ステージパフォーマンス部門】
●1年生 最優秀賞 1年1組・1年2組 両クラスとも同点でした!

●2年生 最優秀賞 2年3組

●3年生 最優秀賞 3年1組、3年3組2 両クラスとも同点でした!

【体育祭部門 学年別優勝クラス】
●1年生 1年2組

●2年生 2年1組

●3年生 3年2組

【体育祭部門 総合優勝】
●準優勝 2年1組

●総合優勝 1年2組

という結果となりました。
3日間の虹嶺祭が終了しました。
スローガンの「ワン・ユニティ」が形となって現われたとても思い出に残る素晴らしい学校祭でし