一学期終業式:成長と感動があふれた105日間

2025年7月22日 11時00分

 本日、第一学期の終業式が行われました。野澤校長が、1学期開始から本日までの105日間を振り返り、次のように式辞を述べました。

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 アニメ「Free!」のイベントやコースタル・ビーチローイング大会では、多くの生徒がボランティアとして参加。その姿に対し、地元の方々から心温まる感謝の言葉が寄せられました。
 3年生の探究学習では、自主企画のイベントを成功させ、最終発表ではその成果を堂々と発表。地域探究に向き合う姿勢が光りました。

 2・3年生には始業式で「自分の殻を破る勇気」「他人の立場になって行動する思いやり」、1年生には入学式で「果敢な挑戦」が期待されていました。そして、多くの生徒たちがこの言葉を胸に、部活動や学習に真摯に取り組みました。

・ウエイトリフティング部は5名が全国大会インターハイへ出場
・硬式野球部は酷暑の中、堂々の準々決勝進出――20年ぶりの快挙
・吹奏楽部は応援演奏に加え、8月大阪万博・9月ジャマイカキャンプセレモニーでの演奏にも参加予定
 それぞれの舞台で、活躍しています。

 そして 3年生にとって、この夏は未来への準備期間。9月には就職試験や推薦入試などの準備が本格的にスタート。一日一日を大切に、早めの準備を心がけてください。

 夏休みはしっかり休み、しっかり楽しみましょう。ただし、羽目を外しすぎず、人への思いやりを忘れずに。8月22日の始業式で、みなさんの元気な姿に再び会えるのを楽しみにしています。

ジャマイカ訪問団を迎える日にむけてー準備奮闘中!

2025年7月18日 10時30分

 関西・大阪万博に出演するため来日するジャマイカ青少年訪問団を、8月7日に本校に迎えるにあたり、様々な準備をおこなっています。
 7月より、本校図書館には、「ジャマイカってどんな国?」をテーマに、パネルや書籍、グッズの展示が施され、図書室の一角がカリビアンな雰囲気に。陽気で非日常的な雰囲気が気持ちを盛り上げてくれます。

●7月14日(月)
ジャマイカ料理の動画を見ながらランチタイム
 動画は、7月に鳥取市内で行われた「木村太郎シェフ」による、ジャマイカ料理教室の動画を見ながら、ジャマイカの食について学びました。木村シェフは、駐日ジャマイカ大使館シェフとして各国大使や政財界の方々との会食での調理を担当されています。
この日は、図書室での昼食が許可され、生徒たちは映像を見ながら弁当を食べ、異なる食文化を持つジャマイカにますます興味を持った様子でした。

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●7月18日(金)
ジャマイカ交流事前学習会
 午前10時30分より、生徒は岩美町中央公民館のいわみんホールに移動し、ジャマイカ出身のALT Dwayne Senior先生を迎え、ジャマイカの生活や文化などについて理解を深める学習会を行いました。
Dwayne先生は、ジャマイカのライフスタイルや文化、スポーツなどについて紹介をしてくださいました。生徒たちは、すべて英語で話される内容に耳を傾けていました。
  質疑応答では、生徒がたくさん質問し、それに先生がユーモアを交えて答えるなど、生徒とDwayne先生の距離もだんだんと近くなっていきました。

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図書室でプレゼンテーション指導
 午後からは、学校の図書室で、訪問団来校当日にプレゼンテーションを担当する生徒が集まり、現在準備しているプレゼンテーションに磨きをかけました。Dwayne先生の具体的なアドバイスで、生徒のプレゼンはより一層わかりやすいものとなったようです。

 本日のしめくくりには、Dwayne先生から心強いエールをいただきました。
「プレゼンに一番大切なことは、engageすること!ジャマイカの人たちは、岩美町のことをほとんど知りません。だから、きっとたくさん質問してくれると思います。いろんな質問に答えられるように準備しておいてください。発音は、今のままで十分通じると思うので、小さな間違いを気にしなくて大丈夫!『Sorry!』と言って続ければいいんです。どうか、楽しんでプレゼンしてください。」
生徒たちは本日の交流と、Dwayne先生の言葉に大きな勇気をもらったようです。

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岩美高校、地域みらい留学フェスで全国へPR!

2025年7月13日 18時58分

 県外から学生を迎えるためのイベント 「地域みらい留学フェス」 に今年も参加しました!
6月は東京、7月は大阪で開催されたこのフェスには、親元を離れ、新しい土地で高校生活を送りたいと考える全国の中学生やその保護者の方々が多数来場。全国で169校が参画する中、鳥取県からは7校が参加し、岩美高校もその魅力を発信しました。

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 東京会場には2日間で、765組が来場し、岩美高校ブースには25組が訪問。さらに大阪会場では549組が来場し、そのうち38組が岩美高校のブースを訪れ話を熱心に聞いてくださいました。
 岩美高校の最大の魅力は、海・山・温泉に囲まれた自然豊かな学びの場。その環境を活かした独自のカリキュラムや、地域の方々と連携した取り組みは、訪れた皆さんに大きな関心を持っていただきました。

探究の集大成!3年生『いわたん3』最終発表会

2025年7月11日 14時30分

3年生の探究学習(いわたん3)の最終発表会を行いました。

2年生1学期から約1年3か月間、地域サポーターと一緒に取り組んできた探究学習の発表会。3月の中間発表では体育館に全15班がブースを並べましたが、今回はスケールも演出もさらに進化。1~3年の全クラスに加え、選択教室や福祉実習室をフル活用し、校内全体を舞台に多彩なプレゼンが繰り広げられました。

各班、午前9時5分の開始から途中休憩をはさみ何度もプレゼンを行い、1・2年生は興味のあるテーマを選んで自由に移動。先輩たちの研究を間近で聞き、そのユニークさや熱意に引き込まれている様子。

さらに、ラリー形式の質問ワークシートを導入。質問するごとにシールがもらえ、たくさん集めた生徒にはサプライズ特典も!双方向のやりとりで、会場は一層盛り上がりました。外部からのゲストの質問にも、しっかりと誠実に答える姿も印象的でした。

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●田後地区
TAJIRI 倶楽部「田後を活性化させるために」

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●浦富地区
レジンアート「海岸の美しさを表現しよう」
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beach art「ビーチアートで浦富の魅力を」
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琥珀糖「琥珀糖で岩美を表現しよう!」
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●東浜地区
東浜廃材活用隊「魅せる!海洋ゴミ」
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東浜応援し隊「ひがPR大作戦」
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Salt46「いわみのめぐみ うまみ塩」
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Blues「東浜の美しい海はバズれるのか?」
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まちおこしロケット団「地域魅力再発見大作戦」
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●岩井地区
温泉カフェ「温泉カフェ営業中」
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岩美高校広報課「岩美を語り継ぐ」
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温泉探究シュノーケル「岩井のすくすく」
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岩井温泉を盛り上げ隊 「岩井の魅力発信」
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ネギシックス「ネギでネギらう」
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客室シンフォニー「善意の力、ナメたらいけんでえ」
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中間発表の課題だった「声の聞こえにくさ」も徹底改善。地域から訪れた方々も「前回よりぐっと聞きやすく、内容も面白い」と高評価。そして何より印象的だったのは、生徒たちの成長です。堂々とした態度、わかりやすい説明、聞き手を意識したプレゼン。中間発表からの"進化"を明らかに感じました。

地域から寄せられた「よかったよ!」の声、そして生徒たちの自信に満ちた笑顔。探究の1年3か月が確かな成果となったようです。

地域とつながり課題を見つける―岩美高校"いわたん2"始動

2025年7月10日 14時30分

 地域とともに学び、課題を見つける--岩美高校の探究学習「いわたん」。
この取り組みは、岩美町にお住まいや町内でお仕事をされている地域の方々を"地域サポーター"としてお迎えし、授業に参加いただきながら指導や助言をいただき、生徒主体で課題を見つけ研究する学習です。

 2年生からはいよいよ本格的に、地域サポーターの専門性に基づいたジャンルごとに分かれ、探究するテーマを自ら設定するフェーズへ。そのスタートとなる今回、6名の地域サポーターをお招きし、パネルディスカッションを開催しました。

パネリストとして登壇いただいたのは、
・山陰ジオパーク 海と大地の自然館 安藤さん
・岩美まちづくりの会 中道さん・中沢さん
・山陰松島遊覧株式会社 川口さん
・地域おこし協力隊 福岡さん
・田後地区集落活性化推進委員 山田さん

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 それぞれの専門分野と地域への想いを語っていただいた後、矢澤教諭による質問に答える形でディスカッションが進行。地域のリアルな課題や可能性を知る貴重な時間となりました。

 本日の話を受けて、生徒たちは自らの興味や関心をもとに探究したいテーマを選び、次のステップへ進みます。地域と共に創り出す学び、その先にどんな課題見えてくるのか。今後の「いわたん」から目が離せません。

ウエイトリフティング部:岩美町長を表敬訪問!日ごろの感謝と闘志宣言

2025年7月9日 16時50分

 インターハイへの切符を勝ち取った岩美高校ウエイトリフティング部の5人が、岩美町役場に表敬訪問をし、長戸町長をはじめ、橋本議長、大西教育長を前に試合への決意を語りました。
 長戸町長よりウエイトリフティング部に入った理由や試合に向けての意気込みを質問され、それぞれの生徒が、入部のきっかけ、重ねてきた努力、挫折と克服。そして、その先に見えた"インターハイ"という大舞台について話してくれました。彼らの言葉の一つひとつに、積み重ねた時間の重みと、強い覚悟がにじんでいました。

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今年の舞台は、地元・鳥取。生徒たちは口をそろえてこう誓いました。
「地元の声援を力に変え、最高の結果を残したい!」
期待を背負い、全国の舞台でさらなる高みを目指します。

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タイトル 空き缶でつくるカラフルな鳥おどし

2025年7月8日 18時52分

 3年生スポーツVの生徒たちが、身近な廃材をクリエイティブに変身させました。
材料は、空き缶。ただのゴミではありません。アイデアと工夫で、風を受けて回る「鳥おどし」へと生まれ変わります。
 アルミ缶にカッターで切れ目を入れ、羽を広げる。その後、上下をほんの少し潰して丸みを出し、風をとらえやすいフォルムに調整。羽の角度にもこだわり、わずかな風でも力強く回転するよう、試行錯誤を重ねました。

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 こうして完成したのは、廃材とは思えないほどカラフルで涼やかな鳥おどし。回るたびにキラリと光を放ち、自然の風と遊ぶエコアートとなりました。廃材を活用することで、地球にも優しい。そんな学びの時間となりました。

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地震と津波を想定した避難訓練を実施

2025年7月8日 14時45分

 地震と津波を想定した避難訓練を行いました。
緊急放送の合図とともに、生徒たちは迅速かつ冷静に体育館へ移動。点呼完了までにかかった時間は、ちょうど3分でした。

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 今回の避難訓練について、野澤校長から次のようなお話がありました。
「最近、トカラ列島をはじめ世界各地で地震が頻発しています。日本も例外ではありません。いつ大地震が起きてもおかしくない今、冷静な判断と行動が命を守ります。今日の訓練を忘れず、常に備えてください。」
 さらに、「地震」と「マグニチュード」の違いについての解説もあり、生徒たちは地震の情報の見方について理解を深めました。

挑戦の夏、誓いの舞台へ! ― 硬式野球部&ウエイトリフティング部 壮行会

2025年7月4日 14時25分

 県大会出場の硬式野球部と、インターハイ出場のウエイトリフティング部の壮行会を行いました。
硬式野球部の県大会は、7月13日(日)県大会へ、ウエイトリフティング部は、8月7日~11日に行われるインターハイに挑みます

 壮行会では、はじめに生徒会長 田中さんと森教頭から、熱い激励の言葉が贈られました。森教頭は、普段の活動の様子に触れながら、「強いチームは会話が多い」という統計データを紹介し、日々コミュニケーションをしっかり取り練習している選手たちのチーム力に大きな期待を寄せました。

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続いて、選手たちから力強い決意表明。
硬式野球部 主将 田中さんは、「日ごろの練習の成果を、チーム一丸で発揮します」と闘志を込めた言葉を。
ウエイトリフティング部 部長 安次富さんは、「一人ひとりが全力を出し切り、必ず良い結果を持ち帰ります!」と堂々と誓いました。

この夏、岩美高校の代表として戦う彼らの挑戦に、熱い声援を送りましょう!
頑張れ、硬式野球部! 頑張れ、ウエイトリフティング部!

海が教室に──岩美高校ならではのマリンスポーツ授業

2025年6月24日 15時00分

 岩美町の豊かな自然を生かした岩美高校の特色ある授業「海辺の学習」。
対象は、2・3年生のスポーツ類型の生徒たちです。シーカヤックとシュノーケリングという2種類のマリンスポーツに挑み、実践的な学習をしています。授業は、鳥取自然体験塾の長谷川さんとスタッフの方々の丁寧な指導のもと、安全かつ充実した内容で行われました。今年は、1日の授業内で両種目を学ぶ内容の濃いプログラムが実施されました。

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 シーカヤックでは、基本的なパドルの使い方やセルフレスキューの方法を学習。雄大な海原を漕ぎ進みながら、洞窟のような狭い入口に入るなど、変化に富んだコースで実習が行われました。

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 シュノーケリングでは、水中での呼吸法やトラブルへの対処法を身につけた上で、岩場に生息する魚を観察しながら泳ぎました。生徒たちは自然とのふれあいを通して、岩美の海の魅力を肌で感じる貴重な時間を過ごしました。

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 本授業を通じて、生徒たちは自然環境への理解と感謝の心を育み、地域資源を活かした学びの可能性を実感しています。海を学びの場とするこの取り組みは、岩美高校ならではの教育として注目されています。