美術の授業の一環として、デジタル鑑賞技術「Walk View」を使って、絵画の鑑賞授業を行いました。
講師に、鳥取県立博物館の美術復興課 専門員の外村さん、専門員兼学芸員の佐藤さんをお迎えし、博物館に所蔵されている絵画を美術室のスクリーンに映し出し鑑賞をしました。

「Walk View」は、スクリーンに映し出された絵の中に入り込んだような疑似体験が出来るデジタル鑑賞ツールです。スクリーンから少し離れた床に9つの小さな正方形のマスが配置され、鑑賞者がマスを移動するとセンサーが反応し、投影画像を動かします。ウォークビューは、絵画を立体的に体感できるだけでなく、視点を変えて鑑賞することができるので絵の構成を楽しく理解することが出来ます。

本日体験授業を行ったのは、1年1組と1年2組の美術を選択している生徒たち。
佐藤さんと下村さんの美術の専門家から、絵画を鑑賞する際の視点をサポートしていただきつつ、30分近く1枚の絵をじっくりと鑑賞・観察する授業となりました。

「絵画鑑賞は、正解や不正解はなく、自分がどう感じたかを言葉に出して皆と共有し合うことで、コミュニケーション能力や表現力そしてお互いの意見を認め合うことで自己肯定感も養える。」と佐藤さんはおっしゃっていました。
生徒たちも、「こんなに長い間1枚の絵を見たことがなかった。」「いろんな意見を聞いたり、言ったりし合いながらの鑑賞はとても楽しかった。」「細かく見ることで作者の丁寧さが感じられた。」「1つの絵でも、人によって違う見え方をしているのが分かった。」「一層、絵画の良さを知ることができた。」「絵の中に入ったみたいで、すごい技術!」など沢山の感想が聞けました。

生徒たちは、滅多に体験することができない技術を使った絵画鑑賞を楽しんでいる様子でした。
本日の5限6限は、岩美中学校2年生の生徒を本校に迎えて、高校の授業体験が行われました.
5限に行われたのは、「国語」「英語」「数学」「商業」。
国語の授業は、矢澤教諭が担当。物語を読み込み、刑事になったつもりで事件の謎をひもといていきます。言葉の中に秘められた解決への糸口をグループにわかれて見つけるといった活動をしながら、物語にグッとひきこまれていく授業展開を生徒たちは楽しんでいる様子でした。


英語の授業は、濱橋教諭が担当。まずは、岩美高校にクイズにチャレンジ!「岩美高にはいくつクラスがあるか。」など英語での質問に英語で回答し、岩美高校について知識を深めました。
そして、岩美高校の特徴的な授業である、調理実習やシーカヤック授業などの写真をみて、岩美高生たちの様子を英語にしたり、お皿洗いや、テレビを見るという日常的な様子を描いた写真やイラストをみて英語にしたりと、生徒たちは積極的に英語表現に取り組んでいました。

数学の授業は、金山教諭が担当。数学IIの「分配法則」と「係数取り出し法」について学びました。
分配法則では、(a +b)の2乗、3乗、4乗と難易度を上げて挑戦!生徒たちは同類項をまとめるのに苦戦しながらも一生懸命取り組んでいました。そして、より簡単に求められる展開式「係数取り出し法」を学習し、数字の気づきを学んでいました。

商業の授業は、谷本教諭が担当。まず初めに、生徒1人ひとりが自己紹介を15文字以内で作成しグループに分かれ発表し合いました。自分の特徴を15文字に簡潔にまとめるのは至難の業です。
次に国内の企業9つの「コーポレートメッセージ」が示され、メッセージがどの会社を示しているのかをグループで話し合い当てるゲームを行いました。
メッセージのみで会社が想像できる言葉選びがいかに重要かを学んだところで、今度は自分たちの会社を想い描き、そこに10~15文字の「コーポレートメッセージ」とカラフルな「ロゴマーク」を作る活動をしました。

「創造活動で大切なのは、既存の概念にとらわれず、意見を活発に出し合い、協力して考えること。」
各グループが、柔軟なアイデアと創造力を発揮し、素晴らしい「コーポレートメッセージ」と「ロゴマーク」ができあがりました。
●業種「食品」:「いつでもデリシャス岩美」

●業種「食品」:「おやつの時間にしあわせを」

●業種「生活用品」:「Pink is best」

●業種「酒造」:「こころとコップを満たす一杯」

●業種「旅行会社」:「最高の旅をあなたへ」

6限目は、「国語」「英語」「商業」と「理科」。
理科の授業は、高原教諭が担当。はじめに、「おもさ」とは何かを考えるため、「鉄100gと綿100g、どちらが思いですか。」といったトリッキーな質問からはじまりました。そして、日常語で「おもさ」と呼ばれる3つの単位、「密度」と「質量」と「力」についての認識を整理した後、実験を交えながら科学の授業を体験しました。
生徒たちは、メスシリンダー、ビーカー、水、ボルト(鉄)、10円玉(銅)、1円玉(アルミニウム)を用いて、複雑な形の物体の体積を量り、鉄、銅、アルミニウムの3つの物質の密度を計算しました。


あっという間の2時間でしたが、参加した生徒たちは、実際の教室で高校生気分を味わいながら授業を楽しんでいる様子でした。
本日の2年3組の調理実習は、鳥取県漁業協同組合網代港支所女性部の山根厚子さん、中村恵さん、清水久美恵さん、川部澄子さん、清水とき子さんを講師にお招きし、「地域の旬の食材について知識を深め、食材を活かした調理技術を学ぶ」をテーマに行いました。
本日の実習内容は「カレイの5枚おろしの仕方」とおろしたカレイを使って「カレイのハンバーグ」と「あら汁」を作ります。

まずは、女性部の山根さんがカレイのおろし方のお手本を披露してくださいました。
流れるような包丁さばきに生徒たちは目が釘付け!

次に生徒は、5班に分かれて「カレイの5枚おろし」に挑戦。各班に女性部の方1人が指導に入ってくださいました。慣れない手つきで包丁をつかい、鱗取りをして5枚におろします。包丁を魚に入れ始めると、表情は一変して真剣モード!かなり集中しています!
骨に身がくっついて苦戦をした生徒もいましたが、女性部の方も関心するほど上達した生徒もいました。




おろしたカレイは細かくたたいて、カレイハンバーグをつくり、女性部の方々が、骨のついた部分であら汁を作ってくださいました。


調理の間、生徒たちは女性部の方と楽しいおしゃべりをしながら、温かい雰囲気で授業が進んでいきました。
いよいよ実食!
生徒たちは、カレイのハンバーグのおいしさに驚き、「家にカレイがあったら作りたい」と、とても気に入っている様子でした。また、あら汁も大好評で、何度もおかわりに行く生徒も!



授業の終わりには、生徒を代表して牧問さんが「カレイでハンバーグをつくるのは初めでしたが、今日は楽しくできてよかったです。いろいろわからないことがあったけど、優しく教えてくださってありがとうございます。また機会があればお願いします。」と感謝の言葉をおくりました。
1月23日6限目に、3年生 国語表現の一環として、江戸時代の料理を再現する授業が行われました。
生徒たちは事前に江戸時代の料理書を解読し、どのような料理が出来るのかイメージを膨らませ、グループごとに調理レシピを準備しています。 材料、分量は各班の解釈にお任せます。

3年1組の7名が2グループに分かれ、卵、寒天、黒砂糖、片栗粉などをふるいにかけたり、こしたりしながら調理していきました。



最後に四角い型に流し入れ、一旦冷蔵庫へ。
完成と試食は、後日。 出来上がりが楽しみです。

2日間冷蔵庫で冷やし、本日いよいよ実食!
どきどきしながら冷蔵庫をオープン。

2グループの1グループ目は、プルンと固まりいい感じです。

さて、2グループ目は!

残念ながら、固まっていませんでした!!
「原因は、寒天の取り方?」と反省しながら、成功したグループから分けてもらい、皆でいただきました。食感はとても良く、甘さ控えめの羊羹といった感じ。
お味の方は「・・・・・。」

「小豆をのせるとおいしいで。」といって、生徒たちは複雑な表情で実食していました。
はるか昔の江戸時代は、これくらいの甘さでも充分なお菓子だったのかもしれませんね。
岩美消防署横の花壇のそばに、ベンチが設置してあるのをご存じですか。
これは、平成30年(2018年)12月に、イワッツミッションの取組みで生徒たちが制作したもので、訪れる方々にほっと一息ついていただけるよう、生徒たちが絵柄を施しました。
設置から5年が経ち、絵柄の劣化が進んだことから、3年生の「農業と環境」授業の一環で、塗り替えを行いました。180㎝ほどある腰掛け部分の丸太を、岩美まちづくりの会の方々に体育館下のピロティまで運んでいただき、青いペンキで全体を塗り1週間かけて乾燥、本日は、絵柄を描いていきました。
テーマは「四季の花」
1年中植物を楽しめる町中の花壇にぴったりのテーマです。
海と空の美しい岩美のブルーに、カラフルな花や葉が咲いています。


鉛筆で下書きしたあと、輪郭をペンで描き、


ペンキでペイントしました。

岩美消防署横の花壇にお立ち寄りの際は、ゆっくり腰掛けてお寛ぎください。
岩美町の白地にある、カフェA lotの山本さんを講師に迎え、3年3組のフード類型5名が「ブラウニー」と「ココアロール」作りに挑戦しました。
最初に作ったのは「ブラウニー」。
生徒はまず、山本さんによる丁寧な調理のデモンストレーションを観察!
プロならではのこだわりの材料や、ひと手間かけた調理の工程を目の前で見てメモを取ったり、時折、歓喜の声を上げたりしながら学んでいました。

そして、いよいよ実践。先ほどのデモンストレーション通りに、今度は自分たちで作ります。

心を込め、楽しみながら調理しているのが伝わってきます。

焼き上がった後、熱をさまし可愛らしく個別にラッピング!!
美味しそうなナッツとホワイトチョコのカップブラウニーの完成です!

次に、ココアロール!
ロール生地は、業務用の機械を使って講師の山本さんが作ってくださいました。
手際よく工程が進むプロの動きに生徒たちの目は釘付けです。

焼き上がったロール生地に、生クリームとイチゴを敷いて巻いていきます。

きれいなロールケーキの完成!
ココアロールケーキが節分の恵方巻きのようで、一足早い「バレンタイン」と「節分」の雰囲気が漂う素敵な調理実習となりました。

進学先・就職先が決まった3年生に、合格までの実体験を聞く「先輩に学ぶII」が、2年生を対象に行われました。
「先輩に学ぶI」で発表してくれた3年生に加え、本日10名が新たな合格体験談を発表してくれました。



○どのように進路を決めたか。
○頑張ったこと。
○受験に向けて、準備しておいた方が良いこと。
○試験の内容
○振り返って、後悔したこと、失敗したこと。
など、辛かった経験も笑いに変えて話してくれました。
熱い彼らのプレゼンには、合格の喜びと後輩を励ます優しい想いが込められていました。
リアル先輩の体験談が2年生の進学・就職に対するモチベーションを高めていました。

毎週金曜日にFM山陰で放送されているラジオ番組、「FRIDAY×FRIDAY」トキ沼ハイスクールに岩美高生4名が出演します。
本日は、事前収録を番組パーソナリティの比和谷さんとズームで行いました。
出演してくれたのは、3年3組、伊澤さん、石橋くん、河口くん、福井さんです。

番組のタイトルにあるように、彼らが沼っていることを話してくれました。
生徒4人は緊張した様子もなく、普段の言葉で、彼らの間で今はやっていることを話していました。
パーソナリティの比和谷さんとのやりとりもとても楽しく、終始笑顔が絶えない収録となりました。

さて、どんな内容のお話が聞けるのでしょうか?
オンエアは2月の金曜日。日時が決まり次第、ブログに記載いたします。
ラジオアプリradikoでは、放送後1週間はお聞きいただけます。
みなさん、楽しみにしてお待ちください。

FM山陰ラジオ番組:「FRIDAY×FRIDAY」トキ沼ハイスクール
毎年恒例となっている、岩美高生デザインの「岩美町観光ポスター」。
本日は、岩美町商工観光課と印刷会社の方々と、完成に向けて対面による最終の打ち合わせをしました。現在制作を進めてくれているのは、1年1組の福間さん、佐藤さん、3年2組の福間さんの3名。

3名の生徒のデザインは概ね仕上がっており、数日かけて微調整を行い完成にむけて進めていきます。


企業の方々の細かな要望にも生徒たちは快く応え、デザインにさらに磨きをかけていくようです。
完成間近! みなさん、楽しみにしていてください。
令和5年度鳥取県立岩美高等学校同窓会 総会・懇親会を開催しました。

会場は、鳥取市にある「白兎会館 ちどりの間」。
24名の同窓生にお集りいただき、大盛況の会となりました。
総会は、岩美高校同窓会 田中会長からのご挨拶のあと、辻中校長が出張で不在のため、三好教頭の挨拶と続きました。
そして、議事選出の後、
・令和4年度事業報告
・令和4年度会計報告
・監査報告
・役員改選
・令和5年度事業計画(案)
・令和5年度予算(案)
などついて協議しました。
その他の項目としましては、
・来年度同窓会の運営について
・同窓会名簿第8号の発行について(令和9年発行予定)
等も意見を交わしました。
引き続き懇親会を行い、今後も岩美高等学校のさらなる発展とそれをサポートする同窓会の強い結束を感じる会となりました。