神鋼機器工業株式会社 設備部第二保全班 山本 知生 様に来校頂き、 B選択・機械加工実践という授業の中で、普通旋盤四つ爪単動チャックによる心出しの方法についてご指導いただきました。
この事業は、ものづくり支援事業として毎年継続して取り組んでいます。本校機械科の実習では三つ爪連動チャックとよばれる三つの爪で材料を掴むチャックを使用していますが、径が大きな材料や、偏心を必要とする加工時に使用されるのが、四つ爪単動チャックです。はじめに山本様より、それぞれのチャックの違いや特徴などをお話しいただきました。その後、3グループに分かれて心出し方法について説明していただき、一人ずつ心出しを行いました。最初は全く心が出ず、時間もかかっていましたが、生徒たちも少しづつ慣れていき、短い時間で心出し作業をすることができるようになりました。
この経験を、技能検定旋盤作業2級といった資格取得や、課題研究を通した『ものづくり』の場面で活かしてほしいと思います。

四つ爪チャックについて説明を受けている様子

社会人講師(山本さん)の実技指導を受けている様子

課題研究発表会を行いました。昨年に引き続き森川 修先生(鳥取大学教育支援・国際交流推進機構入学センター教授)に指導助言者としてご来校いただき開催することができました。今年度は研究テーマ決めを行う上で三つのカテゴリー(地域・産業界との連携・他校種との交流・他科とのコラボ)に分け、他者との関わりの中でモノづくりを学んでいくという明確な目的で課題研究をスタートさせました。一年間の取り組みの成果をしっかりとまとめあげ、本日の発表会を迎えました。どの発表グループも、それぞれにプレゼン方法に工夫を凝らし、聞く側の視点に立った素晴らしい発表であったと思います。発表の最後に森川先生からいただいた指導助言をもとに、引き続き課題研究の充実に繋げていきたいと思います。
【機械科テーマ】
①要望に応えるモノづくり
②風力発電(電気科とのコラボ)
③障がい者スポーツ普及に向けた補助具の製作(地域・産業界との連携)
④パラレルサイクル(並列自転車)の製作
⑤海岸掃除トレーニング機の製作
⑥セグウェイの製作(電気科とのコラボ)

風力発電の発表の様子

障がい者スポーツ普及用補助具の製作発表の様子

セグウェイ班による実演の様子

森川先生による指導助言の様子

製作した風車
課題研究テーマとして一年間取り組んできた『障がい者スポーツボッチャ用ランプ(補助具)』がようやく完成しました。そして今月18日(土)~19日(日)に開催される『TOYOTA presents 第26回日本ボッチャ選手権大会』に出場する後藤瑞樹(CHAX パラアスリートチーム)選手を学校にお招きし、ボッチャ対決を行いました。『地域交流』と『障がい者スポーツ普及に向けた支援』という目的で、一年をかけて普及に適した低コストかつ持ち運びを考えた軽量ランプの研究と製作に取り組んできました。その完成した手作りランプの成果を確かめるべく、後藤選手とのボッチャ対決に挑戦しました!結果は・・・
結果は・・・2エンドを行い、0-3で完敗という結果におわりました。
やはり後藤選手は強かったです。残念ながら勝利とはなりませんでしたが、障がい者スポーツの意義、多様性への理解など、共生社会の実現に向けた大切な考え方について、生徒自身の体験を通じて学ぶことができたのではないかと思います。
試合終了後、生徒が手作りで作製した横断幕を後藤選手へプレゼントしました。
※ランプ・・・ボールを投げるのが困難な選手が使用する補助具
試合後の集合写真
自作ランプで挑戦したボッチャ試合の様子

作戦を考えている様子
手作りの横断幕
12月23日(月)機械科1年生が倉吉市大原にある中山精工(株)鳥取工場へ企業見学に行きました。高校へ入学して初めての企業見学となりましたが、地元企業を知るとても良い機会となりました。また工場内では、製品や加工方法について、従業員の方がとても丁寧に説明してくださりました。今後の進路選択に役立ててほしいと思います。

全体説明
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加工内容についての説明
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簡単な作業もさせていただきました
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多くの従業員の方にお世話になりました
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12月16日(月)午前中、日産京都自動車学校・日産自動車株式会社・日産プリンス鳥取販売株式会社・鳥取日産自動車販売の方々にご協力をいただき、出張授業を実施しました。実車説明や先進技術の実演など生徒は食い入るように見入っていました。最後に行われた質疑応答の中でも、運転技術支援について沢山質問があがっていました。このような体験を通して、さらに専門性を高めてきたいと思います。

パッドを使用して故障個所を確認している様子
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自動車業界や自動車整備士の仕事について説明
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フェアレディZやオーラの展示
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自動駐車システムによる無人駐車体験の様子
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令和6年6月5日(水)機械科 2、3年生を対象に「先輩に学ぶ」を実施しました。
今回JFEスチール株式会社 西日本製鉄所より卒業生の丸山さんにお願いし、学生時代の話や卒業後の経歴・体験談・アドバイスなどお話していただきました。

機械科2,3年生全員でお話を聞きました。

進路講演をしてくださった丸山さん

質問をしている生徒の様子
講師の方から、人間関係やコミュニケーションを大切にすることなど多くのアドバイスをしていただきました。間もなく進路決定を控えている3年生にとっては、大変よい機会となりました。
令和6年2月26日(月)
機械科 1・2年生を対象に、株式会社三朝製作所より卒業生の松本雄大様と関谷泰久様のお二人を招聘し「先輩に学ぶ」を実施しました。
はじめにあいさつをしていただき、その後会社説明をしていただきました。

あいさつの様子

会社説明では「報連相」など社会人として大切なことを含めて説明をしていただきました。

卒業後の経歴や学生時代の話では「夢をもつことが大切だ」というアドバイスをいただきました。

最後の質疑応答で質問をしている様子
生徒にとっては今後進路選択や高校生活をおくるうえで貴重な時間となりました。
OBの皆様、後輩のために本当にありがとうございました。
2月7日(水)5・6限
機械加工実践(B選択)で社会人講師導入事業が実施されました。
講師として神鋼機器工業㈱より 山本知生 様にお越しいただきました。
初めに四つ爪単動チャックの基本的な使い方について説明を受けました。

その後実際に普通で四つ爪単動チャックの心出し作業の技能指導を受けました。

心出し手順を教わった後、3グループに分かれて心出しに挑戦しました。
アドバイスをしていただき全員が材料の中心を出すことができました。

生徒たちは新たな知識を得ることができとても満足そうでした。
講師の山本様、生徒の技能の向上にご協力いただきありがとうございました。
1月19日(金)機械科3年生による課題研究発表会が行われました。




1年間の活動の集大成として7つの班がそれぞれがやってきたことを発表してくれました。
1,2年生が真剣に聞いてる中、最上級生としてしっかりと発表や質問に答えていました。

発表後は鳥取大学入学センター 森川 修 准教授から講評をいただき3年前に比べてとてもよくなっていた、人に伝えることはとても大切なことで今後も続けてほしいし頑張ってほしいとのお言葉をいただきました。
時々、鋭いご意見・ご質問もいただきましたが3年生は真剣な様子で耳を傾け今後のためにも吸収して成長していこうという様子でした。
3年生はこの経験を活かしさらなる成長を、1,2年生は1~2年後の自分の姿を想像ししっかりと発表ができるように日々の生活に取り組んでいってほしいと思います。