泊の子どもたち

11.15 1年給食試食会と人権教育参観日

2023年11月15日 18時32分

 今日は穏やかな1日でした。お昼ごろは汗ばむ感じもあり、多くの児童が昼休憩には外で遊んでいました。DSC00859

 その昼休憩をはさんで、今日はたくさんの保護者の方に学校においでいただきました。今日は、1年生の給食試食会及び人権教育参観日。まずは、1年生の給食試食会の様子をお知らせします。

10名の保護者の方が参加。12時前にはランチルームに集合し、ご自身が食べる給食の配膳をされました。その後、1年生の配膳の様子を見守り、お子さんと隣同士で試食。学校でおうちの方と給食を食べるといういつもと少し違う状況に照れた様子の1年生でした。4月とは違い、テキパキと配膳している1年生の様子を見ていただけたでしょうか。DSC00847DSC00852DSC00853

 今日はさらに、ゆりはまとっとりうまいデー。地元産の食材が豊富に使用された給食でした。また、今週は泊小の給食感謝週間のため、給食委員会のクイズタイムもありました。DSC00848DSC00856

お題は「星空舞」。「星空舞の特徴は暑くても寒くても〇〇〇〇」の〇に入る言葉が問題でした(解答は三択)。

 5時間目は人権教育参観日。各学年の計画に沿って学習が行われました。DSC00864DSC00863DSC00867DSC00865DSC00871DSC00862DSC00872DSC00868

 授業の後はPTA人権教育講演会。講師は、ちゃれきんぐ株式会社代表取締役の方。「ちゃれきんぐ」といえば、運動の指導を行う会社とばかり思っていましたが、実は不登校・引きこもりの児童生徒への対応やフリースクールの運営など様々な児童生徒支援事業をしておられるそうです。今日の講演の題名は「わが子が学校に行きたくないと言ったら…」です。講師の方は高校の教師の経験もあり、学校現場のことはよくご存じで、さらに、上記の事業の立ち上げにも加わり、現在の会社を作ってこられたそうです。これまでの経験を踏まえ、「知る」「サイン」「何ができるか」の3つについて、子ども、親、教師のそれぞれの立場から大変わかりやすく教えていただきました。DSC00875DSC00876DSC00877DSC00878

 実は私は、以前に講師の方と一緒にお仕事をしたことがあり、この方は、体幹トレーニングや動きづくりについての専門家の方という認識でした(お会いするときはいつもポロシャツ・短パン)。もちろん、スポーツ指導者としてもプロなのですが、今日のお話は、不登校や引きこもり等の児童生徒の豊富な臨床経験に基づいた内容で、すぐにでも実践できる具体的なお話でした。たくさんの参加者の方も、じっと話に耳を傾けて聞いておられた様子が印象的でした。教師の研修会講師も務めておられると聞き、さっそく校内職員研修の計画を立てようと思っています。

11.13 泊の海は今…

2023年11月13日 12時48分

 今日は5年生が海の学習をしました。題して「泊の海は今…」。この学習は昨年に引き続き、日本財団「海と日本プロジェクト」として行われている「磯焼け」問題に対する取り組みの一環として行われています。藻場消滅の原因となっているムラサキウニの駆除、ムラサキウニの畜養、加工、地域での消費などの取り組みについて、5年生が総合的な学習の中で学びます。今日は全3回の学習の第1弾。主に泊の海の様子について話を聞きました。途中には、泊漁港で育てているムラサキウニを実際に観察する時間もあり、身近な地元の海の話を聞きながら見て、触って、感じる学習になりました。

今日は鳥取県庁でこのプロジェクトを担当しておられる水産局の方も一緒に学習しました。のぼり旗には「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」と書いてあります。写真のオレンジのポロシャツを着た方が、漁業に携って数十年、石脇の漁業栽培センターにもお勤めだった、海の専門家の方です。子ども達に分かりやすく説明してくださいました。

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お話のはじめは「藻場」について。藻場が海にとって大事な役割を果たしていることを丁寧に教えてくださいました。そして、20年前と今の泊の海の中の写真を見せてくださいました。子ども達もびっくり。今の泊の海の中は海草は見当たらず、あちらこちらにたくさんのウニが…。ムラサキウニは、岩にくっいて芽をだした若い海藻を固い歯で岩を削りながら食べるそうです。        DSC00829DSC00830

そして、生きているウニの観察タイム。手でつかんで観察する子、触るのが嫌でじっと眺める子、様々です。ウニには棘と吸盤があるそうで、棘で突っ張り、吸盤で張り付いて、潮の流れで自身が流されないようにしているそうです。DSC00834DSC00837DSC00838

通常は卵(食べる部分)がびっしりなのですが、海藻が少なくなり、ウニの数が増えると、エサが足らないため身がやせ細って食用には適さないウニが増えてしまうそうです。泊の海でとれるウニはこんな感じ。DSC00839

子ども達からのたくさんの質問にも丁寧に答えていただきました。お礼を言って授業の終わりのあいさつを終えると、子ども達は、配られたウニを返すために担当の方の周りに集まり、さらに観察をしていました。最後は記念撮影。DSC00840DSC00844

来週は泊漁港でウニの畜養の様子を見学します。泊漁港で育てられているウニはキャベツを食べているそうです。見学が楽しみです。