「克己・親和・進取」を校訓に,学習,部活動そして学校行事の「三兎(さんと)」を追う鳥取東高。多くの生徒がそれぞれの三兎を活発に追う中,生徒にとってやはり部活動も大きな意味を持っています。
このたび,継続して強化指定を受けることになったのは次の4つの運動部です。
▶陸上競技部 ▶水泳部 ▶ボート部 ▶ライフル射撃(ビームライフル)部
令和6年5月31日(金),この強化指定認定のため,鳥取県スポーツ協会から山﨑専務理事様,鳥取県教育委員会体育保健課から山本課長様はじめ4名の方が来校され,正式に認定してくださいました。本校からは,原田校長先生そして部顧問を代表して水泳部 本田先生が参加し,強化指定認定書を受領しました。

ボート部(女子)並びにビームライフル部は今夏の全国インターハイ出場が決まっています。陸上部も多くの選手が中国大会へと駒を進め,今月中旬,いよいよ全国インターハイ出場をかけた戦いに臨みます。水泳部においても中国5県大会の鳥取県代表選手を複数輩出する等,今夏に控えた県高校総体に向けて心・技・体ともさらに高レベルで鍛えつつあるところです。
どの部も,中学校時代までの経験者ばかりが入部しているわけではありません。そんな生徒もいる中,日々,厳しい練習に耐え,着実に競技力を高められているのは,先輩方の努力と思いが詰まった「心のバトン」「心のタスキ」を部員が継承しようとしているからこそ。それも「伝統の力」なのかもしれません。
でも,生徒がそうして粘り強く部活動に取り組むことができているのは,「三兎を追う」学校生活を物資両面から全面的に応援してくださる保護者のみなさま,そしてそんな生徒の挑戦を温かく応援してくださる地域のみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。
このたび,鳥取県スポーツ協会から強化指定を継続して受けられたのは決して,自分達の頑張りだけによるものではないのだ,ということを肝に銘じ,みなさまにもっと応援していただける部活動を目指してまいります。
「当たり前といわれることは決して当たり前ではない。ふつうといわれることも決してふつうではない。それらのすべては,自分達のために最善を尽くそうとしてくださる方々のおかげあってこそ。だから,どんな当たり前もどんなふつうも,心からありがたく,感謝の気持ちをもって受け止めるべき。」
これは先日の県高校総体・県高校総文祭壮行会において,出場選手・出場者を代表して挨拶した3年生の一言です。この一言に込められたマインドを,全生徒・全教職員が共有し,「チーム東高」としてより質の高い部活動に取り組んでまいります。これからも温かく,厳しいご指導をどうぞよろしくお願いします。