行事予定

お知らせ新着

2015年11月4日 17時22分

平成27年度、第2回学力向上研修会

10月30日(金)、「一斉学習からの転換を図るため、学習理論(アクティブ・ラーニング)を取り入れた指導法を参観し、生徒が主体的に学習に参加する授業の研究を行う」ことを主題として、表記の職員研修会を開催しました。


まず5時限目に4クラスで研究授業を実施。
○理数工学科3年「理数数学Ⅱ」
○機械科1年「機械設計」
○制御・情報科1年「情報技術基礎」
○建築科1年「建築計画」




研究授業の中では、本年度導入されたipadを駆使して、生徒がまとめたプリントをすぐにディスプレイに拡大表示して全体で情報を共有するなど、ICT機器を活用する場面が見られました。


続いて実施クラス別(科別)に分かれて、授業改善の視点での分科会を開き、授業内容の良かった点、生徒の反応、更なる改善への提案などの協議を行い活発な意見交換を行いました。
その際には、研究授業終了直後に生徒が発した「疲れたぁ~」という言葉に象徴される、考え、議論することにエネルギーを費やした様子こそがアクティブさの表れだとの評価も聞かれました。


最後は全体会。まず、昨年度に引き続きこの学力向上研修でお世話になっている静岡大学・大島純教授と、岡山大学・大﨑理乃助教に、研究授業のご講評をいただきました。


科目の特性に合わせて、学びの「アクティブさ」を引き出すためになされた工夫に対する評価や、生徒に「自分ならどうするだろう?」という当事者意識を持たせるための「問題駆動型シナリオ」の有効性についての解説など、新たな授業構築に向かい先生方のモチベーションが高まる貴重なお話をされました。


さらに全体会の後半は、「専門高校とアクティブラーニング」というテーマを設定し、
大﨑理乃助教と、本校中林教諭(制御・情報科)、小林教諭(英語科)の3名のパネリストで、
大島純教授のコーディネートのもと、パネルディスカッションを行いました。


「実習と座学」で構成される工業の専門教科独特の授業スタイルにおけるアクティブラーニングの導入についての考え方や、知識教授型授業と問題解決型授業との組合せに緩急をつける工夫の必要性、また、英語も聞く・読む・書く・話すなどの基礎訓練の繰り返しを要するある種の「実技科目」であるという見方など、それぞれの視点による提言を元に、視聴する職員も各々が深く考えさせられるものとなりました。


さらに今回、和歌山県と岡山県の専門高校から視察に訪問された3名の先生方に、一連の研修に参加いただき、本校の取り組みを体験していただきました。


昨年から数えて4回目となる今回の学力向上研修会は、新たに「専門高校での」という視点に重きを置いたことで、鳥工でのアクティブラーニング導入に向けての知見を広げた意義深い研修会になりました。

 



 

お知らせ

中学校体験入学1日目

2015年8月18日 17時20分

8月18日(火)と19日(水)、鳥工の中学生体験入学を開催します。
両日とも、午前中の見学(5学科すべてを順番に見学)、昼の部活見学、
午後の体験実習(どれか1科)を行います。

1日目の本日、多くの中学生の皆さんに参加していただきました。
はじめに小宮山校長先生から歓迎のあいさつです。

引き続き午前の部は、5つのグループに分かれて5つの学科を
順に見学します。

P科(理数工学科)では、大学進学に向けて、大学訪問や夏のセミナー、
各種補習など様々な取り組みが行われていることが紹介されました。
ただ学ぶのではなく、何を、何のために学ぶかをとらえて欲しい!
という思いを込めて、学科主任より熱い説明がありました。


M科(機械科)では、旋盤や溶接、コンピュータによる製図や
コンピュータ支援による機械加工について説明がありました。
精密加工で透明なアクリル板に掘られた各中学校の校章も展示されていました。
遮光溶接面をかぶって、まばゆい溶接の光を見る・・


S科(制御・情報科)では、学んだ内容を生かして競技大会での勝利を目指す
レゴロボットや競技ロボットを製作する課題研究などについての説明がありました。
このように楽しみながら「制御」の世界を深く学び、
それがまた授業の内容の理解を深めることが紹介されました。
先輩によるレゴロボット競技の説明を聞いて・・


E科(電気科)では、
日常の授業を基礎とした電気工事士などの資格を取るための様々な取り組みや、
技を競うものづくり大会とそのときの作品の紹介がありました。
また、これまでの課題研究で作られた、自転車発電で光るLED電飾など、
様々な発想を元にした先輩の作品群の動作の様子も・・


B科(建設工学科)では、測量などのに関わる設備を見学。
また、大型試験機による材料の強度測定の様子を紹介しました。
2cmもの太さの鉄筋(鉄の棒)も、15トン以上の力を掛けると、
「ドン」という大きな音とともに引きちぎられてしまいます。
建築・土木というものが緻密な測量や強度計算のもとに行われていることが
実感できたでしょうか?


明日は午後の部の体験実習の様子を紹介します。