行事予定

お知らせ新着

2016年12月22日 11時20分

分野別進路ガイダンスの開催について

12月21日(水)
 高校生は職業の種類について知っているようでまだまだ知らないことが多いものです。
 そこで、さまざまな職業分野や学習分野の詳細について、地元企業、上級学校の方々に直接お話を伺い、生徒が自分の進路を考えるきっかけとして実施しました。
 特に2年生においてはこの企画によって具体的な進路を考え、3年次に円滑に進路活動を始めてくれるとよいと思います。
 また、保護者のみなさまにも進路情報を知っていただき、親子で進路に関して話し合い、考えを合わせる機会としていただけるようご案内したところ、100名を超える皆様にも来校いただき生徒と一緒にガイダンスを聴いていただきました。

 生徒には興味、関心のある分野に加え、知らない分野についても視野を広げてもらうために、複数ある職業・学問分野の中から4つを選んでもらいました。

説明内容  各職業分野の仕事内容
        各職業分野に関する上級学校での学習内容、研究内容
        各職業分野へ進むために必要な資格や学習内容


設置分野と依頼先一覧
  企 業  機械工作:大鳥機工様          機械保全:日立フェライト電子様
       エネルギー:鳥取ガス様       電気工事:中電工様
             電気保全:中国電気保安協会様  電子機器:鳥取スター電機様
       情報産業:LASSIC様         建築設計:白兎設計事務所様
       建設:興洋工務店様          建設コンサルタント:サイトウコンサルタント様
    公務員 県人事委員会様
    大学等 鳥取大学様・・・・・・・・・・・・・機械、電気・情報、土木、教育
       公立鳥取環境大学様・・・・・経済、経営、環境
       鳥取短期大学様・・・・・・・・・建築
       鳥取市医療看護専門学校様・・・看護、理学療法、作業療法
       社会福祉専門学校様・・・・・介護福祉

来校いただきました企業、学校の皆さん、ありがとうございました。

また、ガイダンス終了後に希望される保護者の方を対象に、ファイナンシャルプランナーの方による進路にまつわるお金についての説明会と個別相談会を実施しました。

電子機器分野
     電子機器分野 鳥取スター電機 様

LASSIC
         情報産業分野 LASSIC 様

環境大学
     経済・経営分野 鳥取環境大学 様

ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャル・プランナーによる進路にまつわる費用のお話

お知らせ

鳥工課題研究発表会 2

2016年2月18日 09時00分

課題研究発表会後半です。


建設工学科・都市環境類型:「ものづくり(木工作品)を通してのボランティア活動」

鳥工祭の「鳥工テック(ものづくり体験コーナー)」で、来場の方に作っていただく木工作品を企画し、その試作を行い材料を準備した経過を紹介。
また、安全性を工夫した踏み台やデザインされたプランターを作成し、近隣の介護老人保健施設や保育園に寄贈するボランティア活動も行った成果も発表しました。


建設工学科・建築類型:「災害に強い家づくり」~命を守る家とは~

近年の大震災や、気象災害など、命の危険に結びつく災害の多発を受けて、
住む人の命を守ることのできる住宅の設計について研究しました。

磁力や風力を用いた免震構造の工夫や、津波の衝撃を受け流す家屋の形状、
地すべりの際倒壊しても安全空間を確保する家など、様々なアイディアに基づき、
多くの家屋模型を作製しました。


今後の課題は、免震性能の確認、強度計算などで根拠を示し、防災効果を確認することです。


最後は理数工学科:「光空間通信」

すでに世の中では、光ファイバーを用いた「光通信」や、赤外線を用いたリモコンなどが広く活用されていますが、今回の研究では汎用のLEDやLD(レーザー光を発振するLED)を用いた通常の空間を介す情報通信の可能性について探りました。


送信機・受信機ともに失敗を繰り返しながら作成しました。
実験では、LEDの色により受信距離に差がある事や、パイプ内を通したり、レーザー光を用いることで受信距離がそれまでの5倍前後に伸びることなどを確かめることが出来ました。


すべての発表が終わり、鳥取大学地域学部、土井耕作教授にご講評をお願いしました。

毎年、内容が良くなってきているとの評価をいただきました。しかし、手元のペーパーを読むのではなく、しっかり前を向いて話すことのできるようなプレゼン力をさらに磨いてほしいとのお言葉もありました。そして、なぜ研究するのか、その先にあるもの、研究の面白さ、より良いものをつくるため努力した点など、伝えたいことを聴く人に正確に伝えるための工夫を心がけて欲しいと結ばれました。


発表した生徒のみなさん、お疲れ様でした。
この成果を、卒業後の進路先でしっかりと活かして欲しいと願っています。

鳥工課題研究発表会 1

2016年2月17日 17時37分

2月15日(月)、鳥取工業高校課題研究発表会を開催しました。

科毎の発表会で各科の代表に選ばれた6グループ(5科のうち建設工学科は、「都市環境類型」と「建築類型」それぞれから選出)が、全校生徒・保護者・企業の方々を前に市民会館のホールで研究の成果をプレゼンテーションを行います。


小宮山校長先生は開会のあいさつで、「熱心に研究・作業をしていた姿を見ていた。素晴らしい成果が上がっているが、まだ少しプレゼンテーション力に弱点があると思われる。今回の発表でその力を研いてほしい。」と話されました。


最初は機械科:「ホバークラフトの制作」

高まるエンジン音とともに、生徒を乗せた小型ホバークラフトが舞台を横切り、発表の開始です。


以前の先輩が残されていた機体を元に、新しい工夫を盛り込み改良を加え制作しました。
今後の課題は、より確実に浮上させるための機構のパワーアップと、推進のための機能の追加です。


次は制御・情報科:「PCを用いたロボット制御」

無人カートを、「アルデュイーノ」と呼ばれるマイコン基盤に組み込んだプログラムで制御する仕組みを構築する研究です。


今世の中には、家電製品等のマイコンで制御された便利な機器が使われています。
その制御の”カタチ”をwinPCとマイコンを使い、カートの制御という姿で表現しました。


電気科は:「鳥工版デュアルシステム」と
「3・4路位置表示灯点滅回路の制作」

「デュアルシステム」とは、学び(学校での座学等)と働くこと(企業での実習)を並行して行うことで職業人としての資質を高める取り組みのことをいいます。
電気科では、2社の企業にお世話になり、リスク回避のための危険予知トレーニングや作業者同士のコミュニケーションの実際をとおして、多くのことを学びました。


同じグループが年度の後半、ものづくり研究として取り組んだのが「3・4路位置表示灯点滅回路の制作」です。
家庭内に見られる、複数のスイッチで一つの明かりの点灯・消灯ができ、また消灯時にスイッチそのものが光ってその所在を知らせるという仕組みの配線を制作しました。
実践的な配線の制作は、将来の仕事ですぐに生かすことのできるものです。


後半は明日の記事で紹介します。