校長あいさつ


 







 鳥取県立鳥取商業高等学校ホームページにアクセスしていただき、誠にありがとうございます。

 本校は明治43(1910)年に創立され、今年で創立112年を迎えます。鳥取県商業教育の拠点として、約2万名にのぼる有為の人材を輩出してきました。卒業生は、県内はもとより全国各地で、また、産業経済界のみならず教育、スポーツ、文化など、さまざまな分野で活躍しています。

 本校では、全国的なネットワークを築くために、平成26年度から鳥取県商業教育フォーラムを開催し、これまでに全国から多くのトップレベルの商業教育実践校を招き、交流を深めてきました。
 さらに、「主体的・対話的な深い学び」を早くから取り入れています。平成25年度から3年間にわたり文部科学省研究指定校として授業改革に努め、一斉講義型授業を補完する在り方を模索してきました。その結果、平成28年度には、全国商業高等学校協会加盟校1400校のうち毎年数校が対象となる「学校表彰」を、平成29年度には、文部科学省から「キャリア教育優良学校表彰」を受賞しました。
 令和3年度からは、全国的にも珍しい全日制単位制商業高校になり、これまで以上にきめ細かい進路指導、地域に開かれた商業教育・ビジネス教育の実践をめざしているところです。

 教育活動の根幹である健康教育を学校経営の基軸に据えていることも、本校の特徴の一つです。11年間継続している体力づくり(商高体操、集団行動、強歩大会等)と地域に開かれた生徒主体の問題解決型活動(健康教育LHR、鳥商デパート等)が評価され、令和2年度「全国健康づくり推進学校」最優秀賞(日本学校保健会)を全国の高校の中で1校のみ受賞しました。
 

 「グローバル」と「ローカル」を組み合わせた「グローカル」という言葉があります。「世界規模で考え、地域社会で活動する」(Think globally, act locally.)の発想のもとに生まれた言葉です。本校では、「グローカル人材」育成のため、昭和62年から国際交流にも力を入れています。令和2年度から本格交流を開始する予定であったアメリカ・バーモント州エセックス高校とは、コロナ禍の中、月1回のオンライン交流を進めています。
 
 本校は「グローカル人材として、地域の産業経済界をリードし、活躍する人」の育成をめざし、鳥商デパートを「鳥商教育の集大成」と位置づけ、「ビジネス教育」「資格取得」「部活動」の3つすべての実現をめざします。

 鳥商生のみなさん、二兎どころか三兎も、四兎も追いかけ、すべて手に入れましょう。

      
 
                                                         

鳥取県立鳥取商業高等学校
                                                            第31代校長
 髙垣 知博