校長日誌

【東部地区就労促進セミナー・特別支援学校代表挨拶(7.11)】

2023年7月11日 16時45分

みなさん、こんにちは。本年度、本セミナーの事務局をしております、鳥取養護学校 校長の中谷と申します。本日のセミナー開催にあたり、東部地区の特別支援学校を代表してご挨拶申し上げます。

皆さんもご存じの通り、現在の、鳥取県内における「障がい者雇用」は、まだまだ厳しい状況にあります。しかし、十数年前と比べ、少しずつではありますが確かなものとなりつつあることも間違いありません。それも、ひとえに、ここにお集まりの皆様方をはじめ、多くの企業、事業所、福祉関係者等の皆様のご理解とご協力のたまものであり、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

また、平成23年より始まった本セミナーが、そのきっかけとしての一躍をになってきたことも紛れもない事実であり、本セミナーの始まった当初よりわずかながらでも関わってきたものとして、本当に嬉しく思っているところです。

本セミナーは、人々のつながりを絶とうとするコロナ禍においても、令和2年度こそ中止に追い込まれましたが、それ以降も、やり方を工夫しながら取り組みをつないでこられました。諸先輩方の取り組みに、その思いに、敬意を抱かずにはおれません。本当にありがとうございます。

さて、県内における障がい者雇用の厳しい状況に対応していくためには、本セミナーの取り組みも、さらに発展させていかなければなりません。そこで、本年度は、発想を転換し、これまで、「障がい者理解」に焦点をあて、特別支援学校の生徒の実際を知っていただくことをメインとしてきましたが、本年度は、障がい者を雇用する側の、事業所や企業等のみなさまの悩みや課題に焦点をあて、「障がい者とともに働くために」どのような支援や工夫が必要なのかを、グループに分かれて協議していくこととしました。今回の話し合いが、すでに障がい者雇用を実施している企業や事業所の皆様の、充実につながると同時に、障がい者雇用のさらなる拡がりにつながりますことを願ってやみません。どうぞ、活発な意見交換をお願いできたらと思います。

最後になりましたが、事例発表を快く引き受けていただいた気高電機株式会社様をはじめ、ご後援いただいた、鳥取労働局様、鳥取公共職業安定所様、運営に御協力いただきました皆様に感謝申し上げ、そして、本日の盛会を祈念して、開会の挨拶といたします。本日は、どうぞ、よろしくお願いいたします。