実践的な英語運用力の育成を目指し,授業研究会を開催 2015年12月11日 17時00分 2015年度 12月10日(木)に,文部科学省の英語教育強化地域拠点事業「第2回指導助言者招聘授業研究会」を開催しました。 続きを読む 大阪府立高津高等学校 松下信之先生を講師としてお招きし,生徒に実践的な英語運用力を育成するための「四技能統合型の授業」を推進するうえで何がポイントになるかを具体的に研修しました。研究授業後に研究協議を行い,講演会も開催しました。 本校英語科の2名が研究授業をおこないました。コミュニケーション英語Ⅱでは母音の発音を重視した指導を行い,生徒の音読にその成果が表れていました。また,重厚なテキストを生徒既習の英語表現でパラフレーズすることで「英語を英語で理解する」アプローチを多用しました。コミュニケーション英語Ⅰでは,学年の指導基軸でもあるリテリングの実践を公開しました。キーワードを自ら判断してテキスト内容を英語でリテリングし,内容についての自分の考えもそれに付加するという,生徒にとってやや難易度の高い活動でした。時折つまりながらもなんとか英語で表現しようという生徒の姿が印象的でした。 松下先生を中心とした勉強会では,チャレンジするからこその生徒のつまづきを大切にし,ふりかえりによる確認作業を重視することでより確かな力を生徒につけていく,との方向性をご指導いただきました。さらに「何のためにリテリングを行うのか」についても具体的な事例を用いての示唆に富んだお話をいただきました。松下先生,本年度2度目となる来校ならびにご指導,本当にありがとうございました。本日の研修を通して得たものを英語科全員で共有し,明日からの指導に活かしていきます。 閉じる