本日、後期防災訓練が行われました。今回は、化学室からの出火を想定し、生徒と教員が第1グラウンドへ避難しました。火災を告げる放送が流れてから、全員の点呼が完了するまでわずか4分。迅速に避難できました。

さらに、岩美消防署員の方々をお招きしての消火訓練も実施されました。生徒たちは水消火器を用いて消火の手順を学びました。火災発生時の「火事だ!」という声掛けの重要性を再確認しながら、目標を狙う消火体験。数名の生徒が果敢に挑戦しました。


災害はいつ、どこで起こるかわかりません。この訓練を通じて、いざというときにパニックに陥らず、冷静かつ適切に対応する力を身につけました。
2年生の福祉系を選択する9名の生徒が、岩美町立みなみ保育所を訪問し、保育実習を行いました。この授業では、園児との交流を通じて幼児への理解を深め、保育士の仕事を体験しながら学ぶことが目的です。
みなみ保育所に到着した生徒たちは、園児からの元気いっぱいの声に迎えられ、自然と笑顔が広がりました。その後、体育室へと移動し、音楽に合わせた体操や楽しいゲームを通じて園児たちと触れ合い、笑顔と活気に満ちた楽しい交流の時間を過ごしました。


実習の最後には、高校生が鬼役となり、園児の帽子を奪う追いかけっこ「帽子取り鬼ごっこ」で盛り上がりました。はじめは、遠慮がちに鬼役をしていた高校生ですが、園児の様子を観察しながら、帽子を取っていました。園児との触れ合いを通して、どのように接するべきかを実感できた貴重な時間となったようです。

高校生も園児たちも終始笑顔であふれた今回の実習。大変充実した経験と成長の実習となりました。

本日、後期生徒会長立候補者の立会演説会を行いました。
立候補したのは、2年生の田中君1名。
立会演説会では、前期生徒会長の内田君が、「立候補者の田中君は、1年生の時から生徒会執行部で学校のために活動を行い知識が豊富なことに加え、部活動も頑張っています。様々ことに一生懸命取り組む田中君を生徒会長に推薦します。」熱いメッセージを送りました。

続く演説で田中君は、学校の未来を見据えた2つの公約を力強く訴えました。
「全生徒が安心して学校生活を送れるよう、意見箱を設置し、皆の声を反映させたい。そして、頭髪基準の緩和やあいさつ運動の強化といった改革を推進したい」と意欲を語りました。

演説会の後、生徒たちは各教室にもどり、投票を行いました。
開票の結果、令和6年度 岩美高校後期生徒会会長に、田中君が選ばれました。
2年1組の生徒が、料理を通じた文化交流授業を行いました。
クラスに在籍するメキシコからの留学生レヒナさんと、ALTのジャックさんを中心に、食を通じて文化の違いを知り、表現力やコミュニケーション能力を育むのがこの授業の目的です。
本日のメニューは、メキシコ料理「タコス」、アイルランド料理「ベーコンキャベツ」、そして日本食「巻き寿司」。生徒たちは国ごとのグループに分かれ、異なる文化の味に挑戦しました。
アイルランド料理はALTのジャックさんが担当。英語のレシピをもとに生徒たちに丁寧に説明しながら、ベーコンを小さく切りキャベツを加えて煮込む、伝統的なアイルランドの家庭料理を作りました。生徒たちは、料理の手順を英語で学びながら、新たな表現を身につけました。


日本食は、はじめに担任の細田教諭が巻き寿司の作り方を生徒に披露。お馴染みのお寿司ですが、いざ自分で巻くとなると見た目以上に難しい様子。生徒たちは苦戦しながらも完成度の高い巻き寿司を仕上げていきました。


そして、メキシコ料理のタコスは、タコスの皮のトルティーヤと具材3種類を調理しました。トルティーヤは、粉から手作り。こねた生地を専用のプレス機で薄くし、フフライパンで焼くと本格的なタコスの皮が出来上がりました。留学生のレヒナさんは、上手に日本語とジェスチャーで生徒たちに作り方を伝え、見事なタコスが完成しました。


出来上がった3つの国の味を堪能した生徒たち。
一緒に笑顔で料理を味わうひとときは、まさに言葉や文化の壁を越える瞬間となりました。生徒たちは、食を通じた交流の素晴らしさを実感したようです。
本日、3 年生の選択授業「農業と環境」の選択者18名が、授業の一環で、岩美町商工会、岩美観光協会、岩美町役場、岩美町まちづくりの会の方々と、岩美駅前を彩るプランターの植栽を行いました。。
植栽を始める前に、岩美まちづくりの会の中道会長より「花を見て、駅を利用する人や学生が気持ちよく過ごせるよう、一緒に頑張りましょう」と挨拶がありました。
用意されたプランターは30個。生徒は1人が1~2つのプランターを完成させます。
まずは、土入れからスタート。次に1つのプランターに3つずつパンジーの苗を植えていきました。どの生徒も、土を敷くところからスタートするのは初めての様子ですが、手際よく進めていきました。完成した30個のプランターはとても美しく心が和みます。



生徒からは、「どの花もとてもきれいで、植栽も簡単で楽しくできました。皆さんと協力して作業ができてよかったです。」「岩美町のために、このような活動ができてよかったです。」「岩美駅が華やかになってうれしいです。」といった声が聞かれ、達成感と喜びに満ちた表情が印象的でした。

プランターは、岩美駅正面左側の花壇に並べられ、訪れる方々を温かく迎えています。
ぜひ、岩美駅をご利用の際には、立ち寄ってみてください。

今年も、いわみまちづくりの会様より、新米をいただきました。
お越しいただいた岩美まちづくりの会の横田さん、中道さんより、女子バレーボール部の永田さん、森さん、福島さんに、ずっしり重たい30kg米袋が5袋手渡されました。

生徒たちは、いわみまちづくりの会と地域の皆様の温かい支援に感謝し、「いただいたお米でしっかり体を作り、今後の試合に挑んでいきたい。」とお礼の言葉を伝えました。

10月15日(火)から17日(木)の3日間、秋のビッグイベント「虹嶺祭」が行われました。
今年のスローガンは「虹嶺祭 楽しまないと厳しいって」です。
この言葉通り、会場には生徒たちの情熱とエネルギーが満ち溢れ、多彩なパフォーマンスやイベントで大いに盛り上がりました。
1日目― ステージパフォーマンスで開幕!
ステージ発表は、吹奏楽部の演奏で幕をあけました。日々の練習の成果も相まって力強い演奏が一機に会場内の熱を高めました。
そして、1年生から順番にステージ発表。ダンスや歌、お芝居など、日頃とは違う一面を見せる驚きのパフォーマンスが続出。予想を超える才能と創意工夫に、会場は拍手と歓声で大盛り上がりでした。




2日目は―模擬店、ステージイベント、クラスイベント・展示。
今年は、雨模様のため、中庭ステージを体育館に移しステージイベントが行われました。
腕相撲トーナメント、焼きそば早食い大会、コーラ早飲み大会、カラオケなど、サプライズ続出のステージに会場は終始笑顔に包まれていました。
また、3年生の模擬店は大人気!「たこせん」や「カレーうどん」、「フランクフルト&フライドポテト」などのメニューを楽しむ生徒たちの笑顔が印象的でした。そして、PTAの模擬店では、無料で焼きそばとかき氷が振舞われ、お腹一杯お昼を楽しんでいました。
クラスイベントや展示では、1・2年生が連日18時まで残って準備し、各クラスの思いやチームワークをカタチにしていました。





3日目 ―白熱の体育祭でフィナーレ!
最終日は待ちに待った体育祭!伝統の借り人競走やパン食い競争、ムカデ競争に加え、全員の団結力が試される綱引きが行われ、歓声が響き渡りました。特に、HR対抗リレー決勝戦では、クラス全員が一丸となって応援し、青春の一コマを共有する姿は圧巻でした。


今年の虹嶺祭も、生徒たちの情熱と友情、そしてクリエイティブなエネルギーが輝いた3日間でした。それぞれが精一杯の力を発揮し、仲間との絆を深めた学校祭でした。
本日は、手話言語基礎1の授業の一環で、生徒9名が岩美町立岩美北小学校を訪れ、4年生の小学生たちと楽しい時間を過ごしました。この事業は、手話を通して小学生と交流を行うことを目的とし、毎年行っています。

最初に、グループに分かれての手話による自己紹介。好きな食べ物や趣味などについて、小学生たちがとても上手に手話を使っている姿に、高校生たちは感心している様子でした。

続いて行われた「あいさつジャンケン」では、手話を交えたゲームにみんなが活発に参加し、大いに盛り上がりました。さらに、「楽しい」「大好き」「美味しい」といった表現を、高校生が実際の会話で示しながら一緒に練習する場面もありました。


授業の最後には、小学生たちから「新しい手話を覚えられて嬉しい」「家族にも教えたい」といった感想が次々と寄せられ、交流の充実感が伝わってきました。そして、高校生たちから交流のお礼として、一人一人に手作りのメダルが贈られ、小学生たちに喜びの笑顔が広がりました。

帰り際には、小学生たちが花道を作り、感謝の拍手で高校生たちを見送ってくれました。高校生たちの表情には、充実した交流の喜びがあふれ出ていました。

本日の手話言語基礎Iの授業では、鳥取県立鳥取聾学校から岡垣先生と西山先生を講師に迎え、「きこえ」について深く学習しました。授業は、難聴の疑似体験や補聴器の使用体験を行いました。
まずは、スライドで「きこえる」ということ、「きこえない」ということの様々な問題を学習しました。そして、難聴の人は、外見上聞こえる人と変わらないため、障がいが軽視されがちですが、実際は多くの困難を抱え、言葉が理解しづらく、思わぬ誤解や心理的に不安になり何事にも消極的になってしまうことがあると学びました。

次に、難聴がどれくらい大変なのか機器を使った難聴疑似体験をしました。雑音の流れる大きなヘッドセットを使い聞こえづらさの体験です。
1人がヘッドセットをつけて、他の生徒は講師の指示に従うのですが、聞こえない役の人は周りが何をしているのか分からず、戸惑いっている様子。難聴の方の心の不安を体験できたようです。

また、3人グループで「好きな動物」などの話をする際、聞こえない役の人が会話に参加できるようにグループの2人は、ゆっくり話たり、ジェスチャーをしたり、手話を交えて話したりとそれぞれのグループで工夫をして会話を行っていました。

生徒たちは、何もいわなくても自然と会話をとる工夫をしており耳の不自由な方への配慮を身につけているようでした。
その後、伝音難聴や感音難聴といった難聴の種類や、それを補う補聴器についての学習が続きました。補聴器は外部の音を大きくしてくれるが、雑音も拾ってしまうため使い方には注意が必要なことを知り、わざと雑音をたてて利用者の立場を体感。メリット・デメリットも学習しました。

最後に、話し手の声が送信機から受信機に直接届く「補聴支援システム」、ロジャーとコミューンの2種類を体験しました。これらは、離れた場所からの小さな声も雑音なくクリアに聞こえるので、生徒たちはこれらの機器の優れた機能にとても感動していました。

授業を終えた生徒たちは、「難聴の方々の苦労を実感しました」「補聴器がどれほど重要な機器かがよくわかりました。補聴器をつけている方を見かけたら、雑音を減らすように配慮したい」「口の動きだけでなく、手話の大切さを改めて感じた」など、大きな学びを得たことがうかがえました。
鳥取県赤十字献血センターより、献血推進員の前田さんをお迎えし、献血の重要性を学ぶセミナーが行われました。セミナーでは、多くの人が抱く「献血って痛そう」「怖いかも」「貧血になったらどうしよう?」といった不安に対して、前田さんが丁寧に解説。不安を抱く生徒もしっかり耳を傾けていました。

さらに、献血を通じて多くの命が救われること、そして自分の少しの勇気が誰かにとっての大きな希望や力になることを学びました。また、献血の具体的な手順や、鳥取県内での献血が可能な場所の紹介もあり、献血が身近な存在であることも理解しました。
セミナーの後、生徒からは、「400ml献血可能な年齢が、男性17歳、女性18歳からなので、今からでもできると知った」「たくさんの血が必要とされていることが分かった」「献血によって、多くの命を救うことができるので、機会があれば献血をしてみたい。」「1回の献血で400mlも血を採ることに驚いた。けれど体は大丈夫だと知った。」「献血は簡単にできる。」「献血された人の感謝のメッセージが印象的だった。」など感想が出てきました。