コロナ禍のため、他校との交流、ひまわり分校との合同学習などが
従来通りには実施できません。
しかしながら、どうにかして、このつながりを続けていきたいという思いで
各学部で、リモート交流を工夫して進めています。
小学部は宮ノ下小学校との交流に向けて、ただいま動画作成中です。
中学部は、青翔開智の中学生とのリモート交流を、自分たちでも企画・準備しようとしてがんばりました。7月5日に実現!
高等部は、岩美高に鳥聾の先生が出かけて授業をしたり、生徒間でリモート交流をしたりしています。
どんなことがしてみたいのかな。そのためにはどうすればできるかな。
初めてのことが多いですが、先生と子どもたちが知恵をしぼって一緒にがんばっています。

幼稚部から高等部までの子どもたちが、たてわりグループをつくって
楽しく触れ合う時間帯です。
今回は、教室でカードゲームをしています。
ALTの先生も一緒で楽しそうです。
ほっと一息。ほのぼのとした時間でした。

学校の奥には、畑があります。
マラソンコースの土手の手前に、ていねいに整備されています。
いちじくの木、キウイの木、田んぼに畑。
子供たちの活動を待っています。
サツマイモをいきいき活動で植えたいな。そんな声も聞こえます。

入学式 式辞
私は、四月より、校長として着任しました 鳥取聾学校の校長 秋田易子です。
今年の桜は、みなさんの入学をまちきれず、例年よりも早く咲き始めました。保護者の皆様のご臨席のもと、今日のよき日に、令和三年度入学式を行うことができますことを大変うれしく思います。幼稚部 ○○さん、○○さん
高等部 ○○さん、○○さん、○○さん、○○さん。
ご入学おめでとうございます。
新入生のみなさんは、今日から、鳥取聾学校の大切な『仲間』になりました。
学校では、楽しい行事や学習がたくさんあります。新しい友だちや先生たちと一緒に遊び、学び、泣いたり、笑ったりして、大きくなっていきましょう。
さて、みなさんには、こんなふうになりたいなあという『夢』はありますか。夢があるとがんばれます。力がわいてきます。うまくいかないことがあるかもしれません。でも、大丈夫です。友だちや先生、家族が応援団になって支えてくれます。失敗をおそれず、挑戦していきましょう。
最後になりましたが、保護者のみなさまお子様のご入学おめでとうございます。本校職員一同、力を合わせて精一杯努力いたします。保護者と学校はパートナーです。力を合わせて進んでいきましょう。みなさまに、本校教育への一層のご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げまして、私の式辞といたします。
令和3年4月7日
鳥取県立鳥取聾学校 校長 秋田易子
始業式のあいさつ
聾学校のみなさん。
学校の桜は みなさんの登校を待ちきれず、早くから咲き始めていました。
いよいよ今日から、令和3年度の学校生活が始まります。
今年は、幼稚部に2人、高等部に4人の新しい友だちが入学してきます。
これで、聾学校の子どもたちは23人。先生方は57人。あわせて80人の学校になります。楽しいことがありそうで、わくわくしてきました。
さて、校長先生は、今年みんなでがんばる合い言葉を3つ考えました。
それは、『真心 笑顔 感謝』の3つです。
一つめは『真心』です。鳥取聾学校の初代校長である遠藤先生の言葉「視聴只以真心」には、よく見て、聴いて、真心をもって接すれば、必ず人の心を開くことができるという教えがあります。大切にしたい心です。
二つめは『笑顔』です。笑顔に出会うと、心が明るくなります。校長先生も、みなさんに笑顔であいさつしたいと思っています。困ったことがあるときは、担任の先生、教務室の先生、校長先生に遠慮なく相談してください。待っています。
三つめは『感謝』です。「ありがとう」は魔法の言葉です。「ありがとう」と言われるとうれしいし、「ありがとう」と言うと、とても気持ちよくなります。相手や自分を大切にするすてきな魔法の言葉です。
ありがとうという気持ちを大切にして なかよく過ごしましょう。
そして、最後にもう一つ伝えたいことがあります。
「今日も楽しかったよ。明日はなにがあるかな 楽しみだな。」
そんな学校、わくわくする毎日をみんなでつくっていきましょう。
最後までお話を聞いてくれてありがとう。
これで校長先生の始業式のあいさつは終わります。
2学期始業式
おはようございます。校長先生が出張のため、代わって、お話します。
今年の夏も暑かったですね。残念なことですが、全国では、熱中症や水の事故で亡くなられた方もおられましたが、この始業式をみんなが元気な姿で迎えることができ、ほんとうにうれしく思います。
さて、いよいよ、今日から二学期が始まります。ワクワクしますね。
みんなに伝えたいことはただ一つ、「楽しい」二学期にしようです。
「楽しい」二学期にするため、二つ提案します。
一つめは「 行事で仲間と楽しい思い出を」
二学期は学校祭をはじめ、各学部の行事がたくさんあります。
学校は、仲間がいるから楽しいのです。人間は仲間(集団)の一員として成長する生きものです。私もお盆休みに久しぶりに高校のときの仲間と話す機会がありましたが、四十年経っても当時の楽しかったことはよく覚えています。自分を成長させてくれる仲間とともに、楽しい思い出をたくさん作ってください。
二つめは「 絶好の季節、「よく遊び、よく学べ」」
季節は秋になります。過ごしやすく、学力やいろいろな力が身につく絶好の季節です。昔から読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋という表現があります。気候のよい時だからこそよく遊び、よく学びましょう。遊びと学びのバランスをとり、メリハリをしっかりつけてください。また、前向きな気持ちが大事です。例えば勉強で苦手なことがあっても、この勉強が終わったら、楽しみが待っていると思うと、頑張れます。そんな楽しみをいつでも意識してください。そうして、苦手なことを乗り越えることで、学べた、力がついた、頑張ったと自覚できたときにほんとうの楽しさを感じられるのだと思います。そんな経験を積み上げてください。
最後に楽しいという言葉には作物のできが豊かという意味もあるようです。実りの秋、食欲の秋。おいしいものも楽しみに、元気に充実した二学期にしましょう。