校長日誌

【保教の会・役員会(2.10)】

2025年2月10日 16時50分

・本日は、来校しづらい状況の中、また、連日の雪かき等でお疲れのところ、来校いただきまして、ありがとうございます。

・また、先週は、大雪が続きまして、雪かきだけでなく、登校に関しても、渋滞等で、長い時間の運転、乗車、スクールバス到着までの待ち時間等があったことと思いますし、やむを得ず登校できなかった、あるいは寒さで体調を崩している子どもたちも含めて、本当に大変だったことと思います。お疲れさまでした。

・学校では、ふだん積雪があったときには、駐車場の広いところは、業者が雪かきをしてくれていまして、残ったところや狭いところを、警備員や学校技能主事が中心となってしています。が、先週の金曜日は、朝方のいきなりの積雪で、業者の方が来てくれませんで、私が出勤した朝7時の時点で、すでにずいぶんの積雪がありまして、教頭と、警備員、職員1名、とで雪かきをしてくれていました。で、私は出張がありましたので、準備をして、7時30分頃出ようとしましたら、まだ勤務開始まで1時間あるんですが、多くの職員が、誰が指示をしたわけでもないのに、子どもたちを送ってこられる車が入るところを雪かきしていました。手前味噌になりますが、改めてウチの職員っていいなあ、と思ったところです。

・本年度も、残りあとわずかとなりました。役員の皆さんには、この1年間、本当にお世話になりました。それぞれの部で、いろいろとご苦労があったことと思いますが、子どもたちのために、いろいろと工夫され、また、学校に対してもご協力いただいたこと、本当にありがとうございました。あともう少し、職員にはよく言いますが、あとひと踏ん張りを、どうぞ、よろしくお願いいたします。

・それでは、少しお時間をいただいて、来年度に向けて、学校の考えとして、3点、お伝えしたいと思います。

<体験的学習活動等休業日について>

・まず1点目。鳥取市をはじめ、実施する市町が増えてきています「体験的学習活動等休業日」についてです。資料についています行事予定をあわせて見ていただければと思います。鳥取市は、来年度も4日間設定しようとしています。4月の終わりからのゴールデンウィークのところで、本来なら、4月29日を一日休んで、3日出て、4連休というところですが、そこの間の3日間を休みにして、8連休にしようというものです。で、もう一日、秋にも、土日と文化の日で3連休があるのですが、そこに1日休みを足して4連休にするようです。で、市内の小中学校は、市の取り組みですので、どこも実施するようですが、県立の高校は、しない学校もあれば、する学校もある、それぞれのようです。ちなみに、目的としては、学校を休みにするので、ふだんできない体験を家族みんなでしよう、そういった取り組みです。

・で、本校では、本年度、秋の一日だけを取り入れまして、4連休としました。ゴールデンウィークの3日間は設定していません。で、来年度はどうするか、ということですが、結論として、本年度と同じく、秋の1日だけにしようと考えています。といいますのは、まずは、実施しない市町から通っている子どもたちもいること、また、本校の子どもたちの実態として、他校で不登校傾向だった児童生徒が、わりと増えてきていることもありまして、そんな子どもたちが、本校に転入学してくることで、心機一転、がんばろうとして、4月を乗り切ったとして、せっかくいい流れができたところで、また休みが続くと、せっかくのがんばりが崩れてしまうのではないか…そこを心配しています。また、休みを設定しても、本校の多くの子どもたちの実態からすると、なかなか家族で体験するようなお休みにする家庭も多くはないであろうということも予想されます。ただ、逆に、本年度、秋に一日設定したことで、「とても有意義な一日になった」といったお話も聞いています。なので、折衷案ということになりますが、来年度も、「秋の一日を設定する」ということにしたいと思っていますので、ご理解をいただければと思います。

<授業づくり日について>

・続いて、2点目。役員会でも何度かお話しさせていただいた教員の働き方改革に関わって、教員が楽をしたいのではなくて、本来の仕事である、授業をよりよくしていくための時間を作り出していくために、ということで、「授業づくり日」についてです。本年度も、全教員で、授業づくりに関して学ぶ日ということで、子どもたちは給食を食べて下校する、という日を、3日設定させていただきました。私たち教員にとって、とてもよい学びの機会となっていますので、来年度も、本年度と同じく、3日、設定させていただきたいと思います。

<チーム副担任制(担任1人制)について>

・最後に、来年度の体制についてですが、これも、新聞等で騒がれているところですが、今、現在、鳥取も含めて、全国的に、どの学校種においても、教員の数が足りていません。特別支援学校においても、もっと言えば、本校においても、同じ状況となっています。本年度も、教員の数が足らない状況で進めてきました。これは、特別支援学校で言うと、特別支援学校に入ってくる子どもたちの数が全体として増えている、ということ。特に知的の学校では顕著となっています。このことと合わせて、教員のなり手がいない、という2つの問題からなっています。教員の数が絶対的に足りていません。なので、これまでは、たくさんの教員がいて、子ども1人に、教員も1人ついていた時代もあったかと思いますが、今、そういった対応は、現実的にとれなくなってきています。でも、本校には、命に関わって、しっかりと常時の見守りが必要な子どもたちもいます。そこで、本校では、来年度、チーム副担任制ということで、どのクラスも担任を1人にして、それ以外の職員は、チーム副担任として、学部の児童生徒をみんなでフォローする体制をつくっていく、そんな体制を検討しているところです。

・どの学級も担任は1人になりますが、それぞれの学部の考え方で、その時々の状況や子どもたちの実態に合わせて、必要な学級に、必要な人数を配置できるように、チームとして対応できるようにしていくという変更を検討しています。職員の数が足らない状況であっても、子どもたちの安全、子どもたちの学びを確保していくための変更を検討しているということで、ぜひ、ご理解をいただければと思います。

・それでは、最後の役員会を、どうぞ、よろしくお願いいたします。