【鳥養通信(第120号)巻頭言(7.18)】
2025年7月18日 16時45分「自分らしく、あなたらしく輝こう!」
「校長からのお願いです。創立五十周年を記念して、鳥養の新しいキャラクターを、ぜひ、あなたたちで作りあげてください。」
四月の美術室。美術を専攻している高等部三年生の生徒達に向かって、そう伝えました。
さてさて、どんなキャラクターができあがるのか。あとはおまかせ。そう思っていると、後日、美術室より呼び出しが・・・。何やら「校長のイメージしていることを教えてほしい」とのこと。さっそく美術室へ向かった私は、生徒を前に、二つのイメージを伝えました。一つは、簡単なものであること。複雑なキャラクターではなく、鳥養の子どもたちが描きたいと思えば描くことができるような、シンプルなものであること。もう一つは、鳥養の子どもたちを表したものであること。鳥養にはいろんな子どもたちがいて、いろんな子どもたちがいるからこそ楽しい、そんなイメージを伝えました。
そして、五月。「ある程度できあがった」との報を受け、みたび美術室へ行ってみました。すると、そこには、鳥養の子どもたちを見事に表現したキャラクターがいました。
ベースになっているのは、輝く子どもたちをイメージした「星」たちでした。そして、頭上に伸びる三つの円は、私が式のたびに伝えている「夢や希望」「自分の思い」「命」をイメージしている、とのこと。さらに、いろんな表情でいろんな色に輝く星たちが、そこにいました。さらにさらに、何やら小さな星たちが周りにいて、それは、自分たちを支えてくれる、仲間たちや家族、そして学校の職員を表している、とのこと・・・。
鳥養の子どもたちを豊かに表現した、素晴らしいキャラクターができあがりました。高等部三年生の生徒達の豊かな発想力に驚くと同時に、心より感謝しているところです。ありがとう。そして、創立記念式における式辞の最後を、私は次のように締めくくりました。
「鳥養の子よ。自分の翼で、一生懸命飛んでいこう。そして、いつでも、いつまでも、自分らしく、あなたらしく輝こう。」
子どもたちの輝きを、教職員一同、精一杯支えていこうと思います。