佐治フィールド研修1日目「佐治川流域の水環境と地域づくり」
2021年10月7日(木)
講義「佐治町の魅力」「鳥取市佐治町の水環境と地域課題」「小水力発電などの未来志向の問題解決事例」
ワークショップ「水力発電の原理体験」
インタビュー活動「囲炉裏端インタビュー」を実施しました。
講義により,山間地域の地域づくり,教育,超高齢社会のまちづくり,中山間地域の地域振興,地域医療,産業振興,交通問題,地域づくり拠点づくり等の課題が提示されました。また,エネルギーの自給により,経済効果,人材・技術の蓄積,ライフライン確保,自治や自己決定などの利点があり,エネルギーの所有,意思決定,社会・経済便益の地域還元といったコミュニティパワーが高まることの重要性が提示されました。ワークショップでは,螺旋型水力発電器具を用いて,佐治川で設置の工夫の仕方を学びました。囲炉裏端インタビューには,農家民泊,梨農家,漆職人,因州和紙,佐治谷話民話会の皆さんをお招きし,グループに分かれて聞き取り調査活動を行い,それぞれの課題や解決事例などを聞き取りました。明日は,さらに課題や解決事例を聞き取り,高校生の考える地域課題解決をまとめ,プレゼンテーション発表を行う予定です。

1年生269名が取り組む「課題研究Ⅰ」において、企業訪問を行いました。「課題研究Ⅰ」では、鳥取県東部地域の企業41社それぞれから提示された地域課題を研究テーマとして、探究活動を行っています。今回は、研究の調査として、地域課題を提示した企業41社へ訪問し、インタビューやディスカッションを行いました。生徒たちは企業がどのように地域を見ているのか、どのように地域に密着しているのかを聞き取りました。生徒たちは今回の調査をもとにして、研究活動を進め、12月に研究発表を行う予定です。


令和3年度外部人材活用事業(県立高校・大学教員の教員交流事業・鳥取大学)による授業「地理」 2021年9月13日,16日実施
【鳥取大学農学部 小玉芳敬教授】
『自然地理学(地形学)の醍醐味:つながって理解が深まる 鳥取砂丘はいつから形成が始まった?』を3年生理系の「地理B」において実施しました。鳥取砂丘が形成される要因について,沿岸砂州の規模変遷や浅海底縦断面などの調査結果から説明していただきました。また,追究した先に研究テーマがつながって理解が深まることの大切さを学びました。以下は,生徒の感想です。「砂丘の形成がまだ解き明かされていなかったことが意外で,複雑で困難な調査が必要と分かり,その中でも調査を前進させていることに驚きました」
【鳥取大学地域学部 山下博樹教授】
『都市の持続可能な生活環境の形成にむけた取組の国際比較』を「地理A」「地理B」において実施しました。地域の違いの背景を理解する高校での学びをもとにして,大学ではフィールドワークをしながら地域の発展や問題の解決に役立つための研究を進めることについて学びました。また,講義では日本,フランス,イギリスの事例をもとにして,住みやすいまちづくりの視点に触れることができました。以下は,生徒の感想です。「フランスの生存権に移動の自由が含まれている点が面白く,日本での根本的な解決につながっていない点に課題を感じた」「イギリスのローカルセンターという考え方など近隣地域のコミュニティの形成につながる取組に興味を感じた」

STEM(理系)高校女子奨学金は理系分野での進学を目指す女子中学生(性自認を含む)を支援するために、㈱メルカリのCEO山田氏が設立した奨学金です。
鳥取西高校はこの奨学金の対象校になっていますので、来年度4月に本校への入学を目指している女子中学生の皆さんもこの奨学金を受けることができます。以下のURLで情報を確認のうえ、希望する方は直接D&I財団に応募してください。申し込み締め切りは9月30日です。
概要
○対象者:日本国内の高等専門学校、高校理数科、令和3年度SSH指定高校への入学を希望している女子中学生(3年生)
○支給金額:鳥取西高校に進学の場合、年額25万円(3年間で75万円)
○募集に関する詳細:https://www.shinfdn.org/
※応募および選考について鳥取西高校が関わることはありません。問い合わせは直接D&I財団へお願いします。
9月25日(土)に実施する鳥取西高等学校中学生高校参観(代替事業)の実施要項を掲載しました。→教務より
8月23日(月)24日(火)に開催された「第11回バイオサミットin鶴岡」の決勝大会において、本校自然科学部生物班の酒本莉花さん、片山千佳子さん、谷口隆将さん、森鑑さんのグループが、「スナヤツメの砂泥中での行動を音響解析で見る」というテーマで発表し、文部科学大臣賞を受賞しました。例年の2泊3日慶應義塾大学鶴岡キャンパスに滞在しての大会が無くなったことは残念でしたが、オンラインでも研究への熱い思いを伝えることができました。おめでとうございます。

