今日の出来事
令和7年1月16日(木)午前中、美ら海水族館を訪問しました。バックヤード見学では、海から魚を運び込む方法、餌を作る方法、魚たちの治療法など各施設を回りながら説明を受けました。水族館内見学では、ジンベイザメやマンタが泳ぐ黒潮海域など、さまざまな海域に生息する多種多様な生物の様子を観察・学習しました。

午後からは、名護市にある大浦マングローブ林に移動し、フィールドワークを行いました。汽水で生育するマングローブや、生息する生物を観察することで、生物の多様性や生態系の繋がりを間近に見ることができ、環境を守る事の重要性を改めて感じる事ができました。

その後、マングローブ林に生育しているクロツグの葉を使って魚の玩具作りを体験しました。「やんばる(山原)には何でもある」という言葉のとおり、自然の恵みを籠や鞄、玩具などの生活の資源として大切に活用していることを学びました。

今日の出来事
令和7年1月15日(水)、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪問しました。
午前中はまず、4組のグループがOISTの学生に、今まで取り組んできた研究について英語で研究発表を行いました。1グループ目は「ユーカリの影響について」、2グループ目は「珪藻は環境指標生物について」、3グループ目は「地球温暖化に伴う海洋への影響について」、4グループ目は「植物がもつアレロパシーについて」発表しました。生徒は、英語での質疑応答に苦労しながらも、グループで協力し合いながら自分たちの力で乗り切ることができました。




発表を終えた後、1年次生 薮内 佑虎さんは「最初に英語で発表をすると聞いた時は、不安があったが、班員と休憩時間や放課後に多くの時間を費やして準備をしてきた。質疑応答など、うまくいかないことがたくさんあったが自信を持って発表することができた。」と感想を述べていました。また、1年生次 田口 颯太郎さんは「英語での発表は不安だったが、みんなで協力してギリギリまで研究し発表をしっかりやり遂げることができてよかった。しかし、質疑応答では、なんとか英語を聞き取ることはできたが、素早く英語で答えることが難しくて、つたない英語でも勇気を出して話すということが、自分には足りなかったことを痛感した。このような新たな課題を見つけることができたので、これから改善できるよう努力していきたい」と感想を述べていました。他の生徒も同様に、英語での質疑応答の難しさを実感し、対応力のある英語力を身に着けたいと前向きな姿勢を見せていました。
次に、キャンパスツアーを行いました。世界各国から集まった教員や学生が英語を公用語として研究を行っている様子や、最先端の研究設備が整った施設などを見学しました。OISTは東シナ海を一望できる高台に位置しており、美しい海と空、豊かな緑を一望することができました。また、建物は、まるで美術館のような洗練された美しい造りとなっており、生徒たちから度々歓声があがっていました。

午後からは、OISTの学生との交流を行いました。まず、アメリカ出身の学生によるキャリアトークでは、彼女が研究者になり今に至るまでの道のりや、現在行っている「染色体と細胞分裂」の研究内容などについて英語で聴きました。その後、研究室での研究の様子を見せていただきました。次に、蟻の研究をされている学生やがん細胞を用いた細胞分裂ついて研究されている学生と交流をしました。


1年次生 秋庭 楓歌さんは「今まではあまり興味を持っていなかった分野も実際に触れてみることによって、自分のもっと学びたいという意欲が高まった。」と感想を述べていました。
OISTでの研修を終え、1年次生 中村 姫夏さんは「OISTの学生の方々は自分の好きなことや興味のある研究に没頭していることがとても素敵だなと思った。興味のあることや自分の大学など将来について考えようという気持ちが強くなった。」と感想を述べていました。
OIST訪問での経験が、生徒の今後の探究活動や進路選択、さらに社会に出てからの活動に活かされることを期待します。
今日の出来事
令和7年1月14日(火)、SSH沖縄研修に参加する13名が、早朝に学校を出発しました。早朝、空港行きのバスからの眺めは雪景色でしたが、昼過ぎに到着した那覇は21度の快晴で、その違いに生徒一同、驚いていました。
空港からゆいレールに乗り、宿泊先のホテルへ到着後、首里城公園を訪れました。2019年の火災から6年が経過し、焼失した正殿の再建工事が着々と進められていました。赤瓦の取り付けや外壁の塗装など、復元の様子を間近で見ることができ、生徒たちは宮大工の方々や、漆塗り職人の方々の卓越した技術に感嘆の声を上げていました。


明日からは、沖縄科学技術大学院大学にて、英語による研究発表や施設見学など、充実した研修プログラムが予定されています。生徒たちは、今回の研修を通して、沖縄の歴史と文化に触れ、科学への探究心を深める貴重な経験となることでしょう。
今日の出来事
令和6年12月17日(火)、前日に引き続き、生命科学コース1年次生を対象に、高等教育機関と連携した学力向上事業「鳥取大学出前授業」を行いました。
鳥取大学医学部生命科学科 竹内 隆 氏を講師としてお招きし、「生き物の形つくりの不思議と再生医療」という演題で講演をしていただきました。
講演は、仮説立案や実験方法の検討など、研究活動の重要な部分を、イモリの再生実験を題材にして考える実践的な講義で、生徒も大変興味深く聞いていました。
生徒たちは「イモリの再生能力の凄さを知り、そこから人間のがんの発生を防止することができるのではないかという探究心を得られた」「自分から疑問を持つ発想力や、その疑問を解決する柔軟さや難しさを身にしみて感じた」と感想を述べました。
前日に実施した2年次生対象の講演とともに、生徒たちの知的好奇心と探究心を高め、将来の進路選択を考えるうえで大いに刺激を与えていただく機会となりました。
今日の出来事
令和6年12月16日(月)、生命科学コース2年次生を対象に、高等教育機関と連携した学力向上事業「鳥取大学出前授業」を行いました。
鳥取大学研究推進機構研究基盤センター 足立 香織 氏を講師としてお招きし、「医療に関する最近の遺伝の話題」という演題で、講演をしていただきました。

講演では、ゲノム医療・ゲノム編集についてお話をいただきました。それを踏まえてクラス内で討論をすることで、現在の医療技術が抱える可能性や、科学技術の進歩と倫理観に関する問題について、深く考えることができました。
生徒たちは「ゲノム編集については少し怖いと感じるところもあったが、遺伝子から病気を予防・早期発見したり、治療が難しい難病の繊細な治療をしたりと医療の革新が進んでいくことに期待も感じた」「ゲノム解析・編集を"生物学として"だけではなく、"技術としてゲノムを扱うとはどういうことか、倫理的・社会的観点から見た問題点とは何か"を学ぶことができ理解が深まった」と感想を述べました。
今日の出来事
令和6年12月18日(月)多目的ホール にて、1年次生を対象に、 課題探究基礎STI講演会を開催しました。昨年に引き続き、講師に鳥取大学医学部医学科医学教育学講座 植木 賢 氏をお迎えし、「医療機器イノベーションと発明教育 ~日本が世界を変える~」と題して講演をしていただきました。内視鏡にまつわるお話から医療機器イノベーションの具体例を紹介していただき、生徒は大変興味を持ち、よりよい社会を作る思いをもって仕事に取り組むことの大切さを学びました。

この講演会が生徒の探究活動やその後の進路選択、さらに社会に出てからの活動に活かされることを願います。
今日の出来事
令和6年11月30日(土)、本校にて土曜活用事業「米東版MOGI模擬国連」を行いました。

今回は「模擬国連大会」をもとに、短時間で模擬国連を体験しました。言語技術同好会の部員が企画・運営し、合計11名が参加しました。今回は「アンパンマン 誰が最強か」というテーマで行い、初めて参加した人にも模擬国連の基本と考え方を理解しやすいものにしました。アンパンマンのキャラクターになりきり、その中で誰が最強かを最終的に決定します。まずは「強さ」を定義づけ、各キャラクターの特徴を理解した上で、他キャラクターと交渉しながら、議論を進めていきました。参加者の感想には「議論を通して異なる視点を得ることができた」「自分のキャラクターには良い点はないと思っていたが、他者の意見を聞くことで新たな魅力に気づけた」というものや「模擬国連を通して効果的な意見の伝え方が学べる」というものがありました。

今回のテーマは社会問題ではありませんでしたが、今後も多くの人にこの模擬国連に参加してもらい、テーマを柔軟に変えながら、思考力・発信力の向上とともに社会問題への関心を喚起するように活動をしていきたいと考えています。
今日の出来事
令和6年10月29日(火)~31日(木)の3日間、2年次生が課題探究応用の中間発表会を行いました。鳥取大学地域学部准教授 阿部 哲氏、鳥取学部工学部准教授 長曽我部 まどか氏、島根大学教育学部准教授 冨安 慎吾氏を講師にお招きし、指導助言をいただきました。生徒は互いに探究活動の途中経過を発表し、研究内容について協議・検討しました。


今回の中間発表で気づいた点を改善・修正し、令和7年2月に実施するSSH研究成果発表会に向けて、探究活動をより深めていきたいと思います。
今日の出来事
令和6年10月26日(土)鳥取県立鳥取東高等学校にて、令和6年度科学の甲子園鳥取県大会が行われました。1チーム8人で、本校からは2チームが出場しました。当日は筆記競技と実験競技が行われ、鳥取県内の出場高校10チームと競い合いました。
結果、Aチームが物理実験競技・生物実験競技・筆記競技で第1位を獲得して見事総合優勝を果たし、来年3月に茨城県つくば市で行われる全国大会への出場権を獲得しました。

また、Bチームは総合2位、化学実験競技では第1位に輝きました。両チームともに事前に実験練習を繰り返した成果を発揮することができました。

今大会で本校出場チームが4連覇となりました。
総合優勝したAチームの2年次生 景山さんは「普段は他の人と協力して問題を解く機会はあまりないが、今回、話し合いながら実験をしたり、役割を分担して筆記試験に挑むことは貴重な経験となった。この結果に満足することなく、全国大会でも上位を目指したい」と感想を語ってくれました。