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日誌

海洋科3年 航海実習 1日目

2020年7月11日 09時55分

航海実習1日目、いよいよ海洋科3年生最後の乗船実習が始まりました。今年は、コロナウイルス感染症のため例年と異なった実習形態で実施しますが、何よりもこの日を迎えられたことが生徒一同、嬉しく感じています。本来であれば、沖縄でのスクーバダイビング実習や那覇・神戸での寄港地活動を予定しておりましたが、感染予防の観点からも、いたしかたありません。生徒たちも残念な思いもありますが、若鳥丸乗組員をはじめ指導教官も生徒たちのためになるよう本航海を充実したものにしていきたいと考えております。生徒たちも理解してくれているようで、本日の作業等的確に行う姿はさすが3年生と言ったところでしょうか。指導教官の目から見てもよく頑張っていると思います。出港式では校長先生をはじめとする諸先生方、保護者の方々に見送られ生徒たちも嬉しかったに違いありません。この場をお借りしてお礼を申し上げます。それでは5日間の航海を生徒たちとともに頑張っていきたいと思います。
      食材積込み作業


   操練を真剣に取組んでいます


   プロペラの翼角を変更中

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/24の様子

2019年11月25日 12時18分
海洋科2年 オーストラリア国際航海 37日目

正午位置 SAKAI-KO 
 

 航海実習37日目、海洋科2年生27名無事、境港に帰港してまいりました。37日間という生徒たちにとっては長い航海実習でした。しかし、多くの有意義な経験を積むことが出来、充実した期間であったことと思います。これらの経験を今後の学校生活や進路実現等に活かしてもらえたらと思い、この航海最後の日報とさせていただきます。今後の活躍を期待して、ここに筆を置きたいと思います。 

                              
指導教官 澤野道博

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/23の様子

2019年11月24日 15時06分

海洋科2年 オーストラリア国際航海 36日目
正午位置 N34°-52.5′N E131°‐28.2 風向:NE 風力:3 気圧1024.4hPa 気温18.7° 水温21.0° 

 航海実習35日目、やっと日本海まで戻ってまいりました。生徒たちのテンションも最高潮と言ったところでしょうか。起床時には山口県角島周辺を航行していましたが、夕食時には日御碕をかわしあと少しで境港です。
潮の影響もあり、当初予定していた隠岐諸島では、漁業実習の時間がとりにくい為、美保湾での釣り実習に変更しました。前航海で夜間操業を体験している彼らですが、夜釣りは初めての者も多く、皆大変楽しみにしています。漁場に到着後、勇んで糸を垂らし大物を狙います。始める前から「俺が一番大物を釣る!」と勇んでいました。今日は30cm前後のマアジが主流でサバやカサゴなどが比較的に釣れました。結果は、総計80匹以上(マアジ57匹、カサゴ8匹、マサバ8匹、イシダイ3匹、メジナ、メバル、キジハタが各1匹他、逃げられた魚多数(笑))でした。大物賞はキジハタ38cm、次いでマアジの35.5cmでした。皆いい顔で釣り実習を終えることが出来ました。いよいよ明日は境港に帰港します。以上本日の報告でした。


    本日の大物賞キジハタの38cm


        メジナの28cm



    入れたらすぐきたカサゴです

海洋科2年オーストラリア国際航海 11/22の様子

2019年11月24日 14時44分

海洋科2年 オーストラリア国際航海 35日目
正午位置 N30°-54.8′N E128°‐47.4 風向:N 風力:5 気圧1022.3hPa 気温20.3° 水温23.1° 

 航海実習34日目、昨晩からの時化で生徒たちもあまり眠れていない中、本日もスタートしました。特に深夜から早朝にかけてうねりが強く、時には船首から打ち付けられた波しぶきがコンパスデッキにまで届くこともしばしばありました。当直していた生徒たちは、怖くて船酔いどころではなかったと声を大にして話していました。横揺れ角も35°まで傾いたようです。初めての大時化に戸惑っていた生徒たちでした。朝食を準備する食事当番の生徒たちも船酔いと賄室の熱気にやられ、グロッキーの状態でしたし、朝食時も多くの生徒があまり食べることが出来ていませんでした。最後の最後で大時化を体験し、「早く帰りたい!」と言っている生徒も少なくありませんが、残すところあと2日なので頑張るようにと励ましながら、何とか最後の試練?を乗り切ることが出来ました。午後からは、九州の西側に入り、うねりも落ち穏やかになりました。生徒たちは、明日の夜釣りを楽しみにしています。大漁を祈願してください。
本日午前、船酔い多数、午後には0名になりました。


船首から打ち付けられた波しぶき(視界がほとんどゼロ)


   朝から食事当番もグロッキー状態です。


  ほとんどの生徒が軽い船酔い状態です

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/21の様子

2019年11月22日 17時25分

洋科2年 オーストラリア国際航海 34日目

正午位置:N26°‐28.8′ E127°-38.6′ 風向:NE 風力:5 天気:r 気圧:1018.5 気温:28.6 水温:27.1

 航海実習34日目、本日いよいよ最終目的地の境港に向け出港しました。あと、3日で家に帰れるということで、昨晩も興奮で眠れなかった生徒が多くいました。そのため私は今日も寝不足です。那覇港を出港後、予想はしていましたが2mのうねりが出迎えてくれました。生徒たちも憂鬱な表情で自然の厳しさを受け入れています。立派なのは、多少時化ても頑張ることが出来るようになったことです。当たり前のことですが、船酔いはきつく動きたくなくなるのが当たり前ですが、彼らはそれに耐え自分の役割を行えるように成長しました。これが学校に戻ってもできるようになればすごいのですが。いったん家庭に戻ると甘えてしまうのも高校生だから仕方ないことかもしれません。しかし、今の彼らは本当に頑張っているので、境港に帰港したときは褒めていただけたら幸いです。
 日本海に入ればこの揺れも多少は治まるので、この2日が彼らの最終試練と言ったところでしょうか。現在、船酔い者5名、体調不良者1名です。現在、船内は静かです。



     いよいよ境港に向け出港!

       国際信号旗の片づけ中


   夕食のようす(箸が進まない生徒も・・・)

海洋科2年 オーストラリア航海 11/20の様子

2019年11月21日 16時44分

洋科2年 オーストラリア国際航海 33日目

正午位置:NAHA 風向:NNE 風力:2 天気:c 気圧:1021.3 気温:21.2 水温:24.5

 航海実習33日目、昨晩は本航海初の時化となり、多くの生徒が船酔いでグロッキーでした。若鳥丸で一番揺れる私の居室は本船で一番船首よりにあるため昨日の日報を書くのに大変な思いで書き上げましたが、今日は岸壁の静かな所で日報を書けることを幸せに感じています。本日は、那覇新港に9時30分に無事着岸いたしました。着岸時のフェンダー作業もテキパキこなす様になり、口頭の指示だけできっちり作業が出来るようになってきました。着岸後は、入国審査及び税関の検疫になります。生徒たちには、昨日概要を説明し、少し緊張させてしまいましたが、優しそうな検査官から質問などをされ、緊張しながらも初の体験をしました。昼食後に班別研修を実施し各班で話し合っていた場所に出向いて行きました。メインはやはり国際通りと言われるメインストリートです。ケアンズでもお土産を買っていましたが、ここでも色々と買い物をしたり、名物の沖縄そばを食べたりと、色々な体験をしていました。釣り好きな生徒たちは、岸壁近くにある釣り具屋で、沖縄限定の仕掛けなどを購入していました。



      那覇入港前 係留ロープの準備

       入港スタンバイ中


      シーサーの前で記念撮影

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/19の様子

2019年11月20日 14時58分

洋科2年 オーストラリア国際航海 32日目

正午位置:N24°‐13.1′ E130°-36.7′ 風向:SSE 風力:2 天気:bc 気圧:1014.0 気温:28.6 水温:27.1

 航海実習32日目、日の出の時刻が7時前で、今日からデッキウォッシュが出来なくなってきました。鳥取の皆さんはいかがお過ごしてしょうか。若鳥丸は、沖縄の南東海域を北西に航行しています。昨日の夕方から少しずつ船首が大きく揺れ始め、午後から激しく揺れ始めています。昨日までは、沖縄本島の北を迂回して那覇に入港する予定でしたが、海況の回復見込みが見えたため当初の予定通り、沖縄本島南側を通過するルートに戻しました。当初は、沖縄南海上は5m以上のうねりが予報されていましたが、3m程度まで落ちる予報なので戻した次第です。船内は大きな揺れが来るたびに、生徒たちの悲鳴に似た声が響いていますが、それでも気丈に頑張っています。皆、那覇入港を楽しみにしているためか、規則正しく生活しています。6月の瀬戸内航海では黒いエチケット袋を肌身離さず持って行動していましたが、今ではそのような姿が見られなくなったことは、とてもすごいことだと感じています。明日は9時30分入港予定です。久々の日本を味わせてやりたいと考えています。



    船酔いで食事がとれない生徒もいます

      食事当番 厨房の清掃


     読書の時間にダウンする生徒も

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/18の様子

2019年11月19日 09時43分

洋科2年 オーストラリア国際航海 31日目

正午位置:N20°‐13.5′ E133°-53.4′ 風向:E 風力:4 天気:bc 気圧:1013.1 気温:28.7 水温:28.5

 航海実習31日目、起床時はまだ暗く、また日本に近づいたと感じさせる朝を迎えました。生徒たちは口を開くたび早く家に帰りたいと繰り返し言っています。横揺れのせいかいつもは騒がしい船内も静かな状態です。この航海実習も残すところ1週間を切り次なる目的地の沖縄に向け若鳥丸は航行しています。船内のプロッターに西日本が映し出されているのに生徒たちも気づき、境港が見えるぞ!と歓喜の声が聞こえますが、そうすると家に帰りたいと皆が口をそろえて言っています。確かに高校生の立場で、初めて長期間にわたりこのような体験をすれば無理もないことでしょうが、私としてはもう少し頑張るぞーっと言ってもらいたい心境です。現在船内では、糖分(チョコレートやお菓子)が底をつき、生徒たちは先生方から差入れていただいた甘味品を首を長くして待っています。あと一つとなりましたが。明日は気象の関係で今日以上に揺れる予定となっています。



      課題もラストスパート

      操舵の技術も上達しました


     夕食は鰻でスタミナをつけます

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/17の様子

2019年11月18日 17時11分

洋科2年 オーストラリア国際航海 30日目

正午位置:N16°‐21.6′ E137°-02.9′ 風向:NE 風力:4 天気:bc 気圧:1013.1 気温:29.5 水温:29.5

 航海実習30日目、生徒食堂にある海図プロッターに九州が見えてきたため、生徒たちはあと少しで家に帰れる!と皆、口をそろえて言っています。船橋の電子海図にも日本の貨物船がちらほら確認され、より日本に近くなったことを感じさせられます。船内に定期的に送られてくる、ニュースの中に大山初冠雪という記事が載っており、生徒たちをにぎわせていました。「境港はもう冬か~」などと口ずさむ生徒もいます。こちらはまだまだ夏の天気ですが、天気図を見ると明日あたりから少しずつうねりがでてきそうです。午後から少し揺れてきたせいか食事を残す生徒も増え、21時現在生徒居住区は静かになっています。今日のミーティングで明日から揺れるから、早めに休むようにと伝えましたが、現在の揺れが生徒たちを静かにしてくれています。
 今日はデッキワークを行いました。係船索の取扱い等を学習し、普段は出入港時に見ている作業を、機器を使用して体験しました。



       デッキワークの学習


        係船索を扱う実習


      機関日誌を記入している様子

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/16の様子

2019年11月18日 12時37分

洋科2年 オーストラリア国際航海 29日目

正午位置:N12°‐43.3′ E140°-22.1′ 風向:E 風力:3 天気:bc 気圧:1010.6 気温:30.6 水温:29.9

 航海実習29日目、現在グアム島西300海里の海上を沖縄に向け航行中。天候晴れ、海況も安定、しかし生徒食堂は一時、雷と言ったところでしょうか。昨夜、消灯後にも関わらず、洗濯機が稼働しているのを発見!使用していたのは、本来洗濯を行ってはならない当直班の生徒であったため、朝食時にドッカーンと大きめの雷を落としました。常日頃から集団生活についてミーティングの時などに話や注意をしてきました。昨晩もルールや決まりについて話をしたばかりであったため、朝からきつく注意喚起を行いました。また、併せて体調不良の生徒がよその部屋に遊びに行ったりする行為に対しても、他人に病気をうつしてしまうという自覚が低い為、絶対によその部屋には行かないよう再度確認を行いました。今日は、午前中デッキワークとしてロープワーク実習を行い。午後からは、船長・機関長講義を実施しました。残りの航海もこれまでと同様、安全に努めさせたいと思います。



       ロープワークの実習


       国際信号機の掲揚


         六分儀の実習