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日誌

海洋科2年生航海実習 12日目

2020年10月29日 09時43分
2年生

      正午位置 緯度 N35°-31.6´ 経度 E133°-14.9´(SAKAI)
午前6時起床、岸壁で体操とランニングを行いました。朝方は肌寒く感じますが、境港に入港中は穏やかで天候に恵まれています。明日からのイカ釣り実習も天候に恵まれることを願っています。 
 午前9時からはイカ釣り実習の説明を行い、再度日程を確認しました。操業は前後半に分け、前半を 18時から22時、後半を22時から翌日3時までになります。イカ釣り実習中で特に大変なのが食事当番です。普段は3回(朝・昼・夕)の食事当番が5回(朝・昼・夕・夜・早朝)に増え、しかも操業回数も1回少なくなるので、申し訳ない気持ちですが、誰かがやってくれないと操業ができません。限られた操業回数なので、イカが釣れて充実した実習になることを期待しています。
その後は、時間にゆとりがあったので、各部屋の掃除と荷物の整理・整頓をしました。部屋によっては汚れや荷物の散らかりが目立っていたので気になっていましたが、ようやくきれいになりました。
 午後2時境港を出港しました。校長先生を始めとして学校関係者、保護者、第一鳥取丸の乗組員の皆様に送り出してもらいました。ありがとうございました。隠岐に針路をとり、今晩は浦郷湾で錨泊します。夜のミーティングの後に、アイスの差入れをいただきました。ありがとうございました。

       部屋掃除をした後

     風呂掃除(床を磨きます)

         食事当番
  (2人とも船酔い中ですが、頑張っています)

海洋科2年生航海実習 11日目

2020年10月28日 10時24分
2年生

      正午位置 緯度 N35°-31.6´ 経度 E133°-14.9´(SAKAI)
 午前6時起床、岸壁で体操とランニングを行いました。午前9時からイカ釣り機のドラムにワイヤ-やイカ角を巻く作業や手釣り台の準備を行いました。イカ釣り機材の準備を実習生が行うことは今回が初めてだそうですが、準備と片づけが一番大事な部分だと思うので、それを体験できたことは良かったと感じています。イカ釣りの準備が終わった後、海洋観測用機器「CTD」のテストを見学しました。CTDというのは電気伝導度や水温、水深を連続的に記録する機器です。イカ釣りを始める前に、海洋観測をするので、その時に使用します。午後からは、船長コースと海洋技術コースに分かれて、それぞれ船長講義と機関長講義を受けました。船長講義では実習生から質問されたバルバスバウ、救命筏、六分儀などを、機関長講義では配管やバルブなどがびっしり書き込まれた図面の見方など勉強しました。
 夜は差入れのドーナツを配りました。今航海、たくさんの方々から差し入れを頂いています。毎日のように実習生に差入れをしています。実習生の励みになっています。本当にありがとうございます。

      イカ釣り機にイカ角を巻く

        CTDのテスト

        六分儀の実習

         個人指導中

海洋科2年生航海実習 10日目

2020年10月27日 08時43分
2年生

      正午位置 緯度 N35°-31.6´ 経度 E133°-14.9´(SAKAI)
 午前6時起床、岸壁で体操とランニングを行いました。午前9時からイカ釣り機の設置作業とパラシュートアンカーの準備作業を見学しました。若鳥丸乗組員の方々に指導を受けながら実習生が協力し合って、予定よりも早く作業を終えました。午後からは、第一鳥取丸のイカ釣り装備の見学をし、若鳥丸にない集魚灯や釣れたイカを自動的に魚艙に運ぶ仕組み(バックネットやトイなど)を見ることができました。その後、船長コースと海洋技術コースに分かれて、それぞれ船長講義と機関長講義を受けました。船長講義では11月5日に予定されている投揚錨実習に向けた実践的な投錨と揚錨の内容を、機関長講義では機関の整備の内容を行いました。
夜は釣りが上手な実習生にジギングの準備を手伝ってもらいました。道糸にリーダーを繋げたり、ジグにフックを取り付けたり、新調したロッドとリール、ジグをすぐに使えるように準備しました。
 彼らがいてくれて本当に助かりました。

    釣れたイカを受ける受台の設置

        ネジ締め作業

     第一鳥取丸のイカ釣り装備見学

         船長講義

         機関長講義

       ジギングの準備着々と

海洋科2年生航海実習 9日目

2020年10月26日 13時05分
2年生

      正午位置 緯度 N35°-31.6´ 経度 E133°-14.9´(SAKAI)
 午前6時起床の時には、美保湾に錨を降ろしていました。朝食中に揚錨があり、午前8時過ぎに境港に入港しました。入港後に、船橋当直者3名で海水を浴びた船体の手入れをしました。午前9時半からイカ釣り機材の積込み、設置作業を行いました。指示を聴きながら的確に動いていました。イカ釣り機の準備を実習生がすることで、とても良い経験が積めました。午後はイカの手釣り仕掛けを作りました。普段から釣りをする実習生はいとも簡単に作り終え、他の班の分を手伝ってくれました。この仕掛けを使って、自動イカ釣り機と並行して、実習生は手釣りでイカを狙います。明日以降も引き続き、イカ釣りの準備があります。怪我がないように注意させながら実習を行います。

     入港後に行う船体の手入れ作業

      イカ釣り機の搬入作業

      イカ釣り機の台座設置

    スルメイカ手釣り仕掛けの作製

海洋科2年生航海実習 8日目

2020年10月25日 16時39分
2年生

      正午位置 緯度 N33°-51.4´ 経度 E131°-17.9´(航行中)
 午前6時に起床、デッキに出ると、立っていられないほどの突風、海面は白波が立っています。日の出前で暗かったので、体操とデッキウォッシュは断念し、船内消毒のみ行いました。午前中は、船内清掃と課題学習を行いました。午後1時から4度目になる関門航路の見学をしました。関門橋の手前で「SUNAQ QUEEN」とう船名の商船がUW旗(ご安航をお祈りするという意味)を掲げていました。実習生で手を振った後に、次は愛知県三谷水産高校練習船「愛知丸」が後方に現れ、UW旗を掲げてくれていました。肉眼では分かりませんでしたが、愛知丸の実習生が手を振ってくれていたようです。ありがとうございました。お互いに頑張りましょう!
 関門航路を抜けてからは、前からの波によって縦揺れが激しく、変針してから横揺れに変わり、実習生の多くは先日の太平洋ほどではないですが船酔いになりました。今日の食事当番は4人でしたが、昼食時に3人になり、夕食時は船酔いで1人になってしまいました。1人になっても文句を言わず、前向きに仕事をしてくれました。本当によくがんばりました。
 明日は7日ぶりに境港に入港です。

     日の出後に県旗を揚げる

     「愛知丸」と乗組員の皆様

海洋科2年生航海実習 7日目

2020年10月24日 13時22分
2年生

      正午位置 緯度 N33°-53.6´ 経度 E131°-29.8´(航行中)
 午前6時に起床、予定を変更して豊後水道に入っていました。深夜にピークを迎えた時化もだいぶ落ち着いていましたが、外は突風で白波を船首から受ける状態、横揺れは収まったので、実習生は船酔いから回復していました。朝食時に差入れのプリン配りました。まだ船酔いのダメージがある実習生も口にすることができました。ありがとうございました。
 午前中は、船首が波を切ったしぶきをかぶりながら、デッキ擦り作業を行いました。午後は錨泊地(周防灘、山口港沖)において、海洋観測実習を行いました。表面水温21.0℃、水色5、透明度6mという結果でした。昨日の大阪湾よりも透明度が高いだろうと思っていましたが、結果は違いました。どちらもプランクトンの量が多そうです。
 夕食後は、雲に遮られることなく、日没方位角を測定することができました。陽が沈んでからの夕焼けはとても綺麗でした。視野いっぱいに広がる夕焼けは格別でした。

      晴れ間に虹が見えました

        日没方位角測定

       海洋観測実習の様子

       水色を調べています

海洋科2年生航海実習 6日目

2020年10月23日 11時28分
2年生

     正午位置 緯度 N34°-21.3´ 経度 E134°-59.9´(航行中)
 午前6時に起床、今日はデッキブラシで床板を磨くデッキウォッシュも行いました。午前中は海洋観測を行い、表面水温20.1℃、水色5、透明度7.5mという結果でした。水色は緑色が濃く、黒っぽい色をしていました。午前11時に揚錨し、船橋当直中の2人が錨について泥をデッキブラシで磨いてくれました。出港して間もなく友ヶ島水道を抜けると、次第に波が高くなり、立っていられるのが困難になりました。そうなると、船酔いになる実習生があり、夕食の時にはまともに食べられた実習生はほとんどいませんでした。このような状況の中、まともに当直はできませんが、何とか自分の持ち場に行こうと必死に頑張っていました。食当の実習生も頑張っていましたし、食当の作業は大変なので、2人が手伝ってくれました。今日は船内清掃からミーティングは中止し、当直業務や明日からの実習に備えました。


     透明度板を使用した海洋観測

         船橋当直中

       昼食のカレーライス

         夕食時の様子

海洋科2年生航海実習 5日目

2020年10月22日 09時59分
2年生

      正午位置 緯度 N34°-24.3´ 経度 E134°-22.1´(航行中)
 午前6時に起床、毎日の日課として体操と船内消毒を行っています。午前7時に揚錨し、午前8時過ぎ、備讃瀬戸南航路に入りました。午前8時半から航路見学を行い、瀬戸大橋を通過するところまで見学しました。6月の瀬戸内航海で行く予定だった高松港や小豆島、水島航路なども見ることができました。午後は明石海峡航路の見学を行いました。船橋当直(船長コース)の実習生が航路に入る手前で、行先信号を掲揚しました。また、潮流が速く、海上交通の難所として有名な明石海峡航路の操舵を担当し、気が抜けない状況の中、集中力を切らさずに頑張りました。
 夕方、関西国際空港の南側で錨を下ろし、今晩はここで錨泊します。日没の時間に、昨日に引き続き、日没方位角の測定をするため、夕食時間を少し早くし、コンパスデッキに上がりました。最初は雲が邪魔をして太陽が見られませんでしたが、雲の切れ目から少し現れ、何とか測定ができました。夜は都会の夜景も見ることが出来ました。

      備讃瀬戸南航路で操舵中

       明石海峡航路で操舵中

       明石海峡航路手前

     世界最長の吊橋「明石海峡大橋」

海洋科2年生航海実習 4日目

2020年10月21日 09時32分
2年生

     正午位置 緯度 N34°-12.8´ 経度 E133°-34.5´(錨泊中)
 早朝に揚錨し、朝食を終えた後に来島海峡航路の見学を行いました。潮流信号所の信号や航路標識を海図と照らし合わせながら確認したり、操舵したりしました。転流後から流速5ノットに上がる状況の中、難しい操舵を実習生が担いました。潮流によって船が大きく振られても、落ち着いて操船をしていて、とても頼もしく思えました。午前11時過ぎ、備讃瀬戸南航路の手前で錨泊しました。
 午後から太陽の方位角の測定や昨日に引き続きデッキ擦り作業を行いました。日没前にコンパスデッキに上がり、日没方位角の測定を行いました。雲がなく、太陽がはっきりと見える最高のタイミングでした。実習生が今一番気にしているのは、太平洋にいつ出るかです。太平洋は彼らにとってまだ経験のない海域です。日本海よりも波が高いという事前情報が入っているので、ひどい船酔いになることを恐れているようです。明日は備讃瀬戸と明石海峡航路を通ります。

       操舵(来島海峡航路)

       発電機停止手順の学習

        太陽方位角の測定

        日没方位角の測定

海洋科2年生航海実習 3日目

2020年10月20日 10時39分
2年生

      正午位置 緯度 N33°-43.5´ 経度 E131°-54.5´
 太平洋側は前線が居座っているため、北東の風が吹き込み、波がかなり高くなることが予想され、向かい風で船が進まない場合のことも考慮し、先に瀬戸内海に入って航路見学を行うことになりました。潮流の関係で、早朝から関門航路の見学を行いました。航路航行中、実習生は交代で操舵を行いました。
午後から当直班以外の実習生はプロムナードデッキにおいて、デッキ擦り作業を行いました。約1時間半、黒ずんだ床板を磨き、元の木の色になるまで力を入れて磨きました。その作業が終わる頃、テレビ番組で知られるDASH島を見ることができました。翌朝、来島海峡の航路見学を行うため、来島海峡の手前で錨泊することになりました。
 体調不良者は熱が下がり、頭痛も解消したので、元の部屋に戻り、当直業務を行いました。

       操舵(関門航路航行中)

   接近してくる他船のコンパス方位を測定

        デッキ擦り作業