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日誌

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/15の様子

2019年11月18日 12時30分

洋科2年 オーストラリア国際航海 28日目

正午位置:N08°‐54.6′ E143°-52.2′ 風向:ESE 風力:3 天気:bc 気圧:1009.1 気温:32.1 水温:30.1

 航海実習28日目、現在太平洋グアム島の南西沖約200海里を航行中、進路を沖縄に向けています。今日は、太平洋らしい暑さで船外は熱気に包まれる強い日差しの中航行しました。生徒たちも早く日本に帰りたいと、指折り数え二言目には家に帰りたいとしつこいくらい言っています。この航海も10日を切り気持ちはすでに日本と言ったところでしょうか。しかし、残りが少なくなると我儘になったり騒がしくなったりしますので、今一度静かに過ごすよう言い聞かせています。課題も順調?に進み今日の時点で数名が全て終わらせた生徒もいます。沖縄入港までに全員が終わらないと沖縄で上陸させないと言っていますので、生徒たちも真剣に取組んでいます。今日は船長講義と小型機関の分解組立を午前中に行いました。船長講義は、防火設備について学習し、座学で色々学習した後、2名ずつ機関室で消防設備等を確認しました。船長コースの生徒たちは、機関室に入ることがない為、エンジン音とオイルの匂いに戸惑いながら船長が指差す機器を見学していました。



    足上げ腹筋で筋力トレーニング


       小型機関の分解実習


      船長講義は機関室で学習

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/14の様子

2019年11月15日 12時39分

洋科2年 オーストラリア国際航海 27日目

正午位置:N05°‐12.4′ E146°-57.6′ 風向:NW 風力:3 天気:c 気圧:1009.7 気温:29.3 水温:29.2

 航海実習27日目、早いもので本航海も3分の2が終わりました。只今、太平洋上をカロリン諸島に向けて航行しています。太平洋に出てうねりがある日とない日が交互に来る珍しい状況を体感しています。凪の日は特にミーティング後の時間が生徒たちにとって、くつろげる時間ですのでその時間は生徒食堂で騒いでいます。度が過ぎれば雷を落としますが、すぐに賑やかになるしだいです。しかし、船が揺れているとその騒がしさも半減します。揺れが大きければ大きいほど静かになるため、指導教員は、落ち着いて船内生活が過ごせます。今日は、先日中止となった海洋観測を実施しました。水深1000mまで観測機器を投下し海水の塩分濃度や水温などを計測します。また、表層の海水温なども計測しました。今日は曇りで、往路で行った時よりも暗かったため透明度も32m程度までしか確認できませんでした。水圧実験では、前回と同様にカップ麺の容器を計測機器にセットして沈める実験を併せて行い、水圧で2分の1の大きさになったカップを見て生徒たちは、感動していました。



   ウィンチの操作を学習しています


       表層の水温を計測中


    水圧実験のカップを持って記念撮影

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/13の様子

2019年11月14日 12時34分

洋科2年 オーストラリア国際航海 26日目

正午位置:N01°‐59.8′ E149°-25.1′ 風向:WSW 風力:4 天気:c 気圧:1010.0 気温:29.3 水温:30.1

 航海実習26日目、昨夜赤道を越え、南半球から北半球に戻ってきました。天候もところどころに雨雲もありますが、赤道付近特有の熱く肌にまとわりつく風が吹いています。午前中は、デッキすりを行いました。生徒たちは作業にも慣れてきて、段取りよく作業を行います。汚れている所やくすんでいる所など「そこ、もう少し擦っておいて」など作業の内容が理解できているからこそ言える一言に頼もしさを感じています。船内では、「早く家に帰りたい!」と口にする生徒も少なくありませんが、彼らなりに努力していることが汲取れます。午後からは、六分儀の使用方法を船長の指導で行いました。六分儀は太陽の高度を測定し、現在位置の緯度を割り出すために用いられます。現在では、GPSなど航海計器の発達により六分儀を使うことは減ってきましたが、計器の故障や停電時などはこの方法で緯度を出さなくてはならないため、航海士としては必ず身に着けておかなければならない術です。生徒たちは不慣れな手つきで、船長の指示のもと操作していました。また、夕食は厚さ1cm以上あるTボーンステーキに舌鼓を打っていました。



   三等航海士から航海術を学んでいます


     六分儀で太陽の高度を計測


     若鳥丸名物のTボーンステーキ

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/12の様子

2019年11月13日 10時50分

洋科2年 オーストラリア国際航海 25日目

正午位置:S01°‐24.4′ E152°-03.4′ 風向:N 風力:1 天気:r 気圧:1010.8 気温:27.5 水温:30.2

 航海実習25日目、昨夜より太平洋に入りました。赤道付近を通過するため凪を期待していましたが、明け方から強い雨が降っています。今朝も体操・筋トレ・デッキウォッシュを行うか迷いましたが、その時間は雨も上がったため予定通り実施しました。周辺海域は、黒く分厚い雨雲で覆われ、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況でした。デッキウォッシュ後片づけが終わり船内に戻ろうとしたとき、急に強い雨が降ってきました。本日予定していた海洋観測は明後日に延期しました。そのため、午後に予定していた、船長講義を午前中に実施することとしました。今日の内容は、係船設備について学習しました。初めに池本船長から概要を説明していただき。その役割や操作手順を解説していただきました。その後、一人ずつ操作を行いながら手順を確認しました。このような実践的な学習は、校内ではできないことなので、この乗船中に多くの事を学んでほしいと思います。今夜半には、赤道を通過し、北半球へ戻る予定となっています。



        船長講義の様子


      海図に現在位置を記入


  船酔いで食事が喉を通らない生徒もいます

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/11の様子

2019年11月12日 10時44分

洋科2年 オーストラリア国際航海 24日目

正午位置:S05°‐19.4′ E153°-06.6′ 風向:ENE 風力:2 天気:r 気圧:1010.1 気温:26.3 水温:30.0

 航海実習24日目、この航海も3分の2が終わろうとしています。今日のお昼にセントジョージ岬を通過し、本船右舷側にあるソロモン諸島を後にしています。もうすぐ太平洋に出て、赤道を通過する予定となっています。
 本日は、午前中に機関長講義を行いました。前半に機関の各部品の役割や構造について、若鳥丸の船舶検査時の写真を見ながら学習しました。後半は配管破裂時の対応についての実習を行いました。長谷川機関長の説明を松尾操機長が実演して下さいました。その後、生徒たちが一人ずつ実践し、重要性を理解した上で技術の習得をすることが出来ました。船長コースの生徒も興味を持ったようで、廊下越しに見ていたため、私がやり方などを指導しておきました。その後、船舶検査等で使用しなくなった若鳥丸の機関部品を実際に見ながら、各部の動きと役割を再認識することが出来た講義でした。夕食にはワニのから揚げが出てきました。味は、鶏肉に似ていて生徒たちからも好評でした。



      デッキウォッシュの様子


        配管修理の実習


     若鳥丸主機の燃料噴射弁を学習

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/10の様子

2019年11月11日 12時38分

洋科2年 オーストラリア国際航海 23日目

正午位置:S10°‐07.1′ E152°-12.0′ 風向:SW 風力:2 天気:c 気圧:1011.5 気温:26.2 水温:28.2

 航海実習23日目、朝の6時にサンゴ海からジョマード水道に入りました。ここの周辺海域は、非常に浅く昔は多くの船舶が座礁してしまう海の難所として現在でも船乗りを緊張させます。今朝も体操を行うためプロムナードデッキに集合した生徒に説明しました。水道の幅は、2km程度ありますが北半球と南半球をつなぐ航路のため船舶の航行も多く、舵を持つ手にも緊張が隠せません。ちょうど肉眼でも視認できる船舶があったため、双眼鏡を渡し、生徒たちに見せました。生徒たちは、食い入るように見ながら「おおー!」などと感激していましたが、自分達が船長になった時には、座礁しないようにと説明し、体操を行いました。本日は、午前中に床磨きの作業を行いました。船内全てのフロアを甲板長の指示で磨いていきます。今日も揺れていないため、作業をスムースに進めることが出来ました。やはり船内は美しくないと様になりません。夕食時には、ケアンズでお世話になったユミ・スミスさんから差し入れていただいた、マンゴーをデザートとしていただきました。



         座礁船を発見!


      学習もしっかり行います


     当直士官から色々教わっています

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/9の様子

2019年11月11日 12時32分

洋科2年 オーストラリア国際航海 22日目

正午位置:S13°‐46.7′ E149°-26.2′ 風向:SE 風力:2 天気:c 気圧:1011.7 気温:27.4 水温:26.8

 航海実習22日目、昨日ケアンズを出港し現在、サンゴ海を航行中です。今年のサンゴ海は例年に無く穏やかで快適なのですが、5日ぶりの航海のためか昨晩から数名の船酔い者が出ています。船内では、早く日本に帰りたいとぼやいている者も少なくありません。ケアンズではあんなに元気が良かったのに今は、少し騒がしい程度となっています。朝食も手を付けない生徒もいるので少しでも食べるように指導をしています。
 今日の作業は船内の壁や天井を磨く作業を行いました。船内の全てのエリアを行いました。船酔いの者もいますが、身体を動かした方が酔いも直りやすいのでしっかりと船内を磨かせました。午後には船酔い者はいなくなりました。最近では、酔っても我慢する生徒も増え、「酔った」と口にする生徒もいなくなりましたが、様子を見れば一目でわかります。しかし気丈に振舞おうとするその姿勢は私としても頼もしく感じています。社会に出れば泣き言など言ってはいられませんので。この航海で彼らも少しずつ成長しています。以上、本日の報告でした。



       眠気をこらえ朝の体操


        船内の壁を清掃


      夕食の肉じゃがを準備中

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/8の様子

2019年11月11日 12時21分

洋科2年 オーストラリア国際航海 21日目

正午位置:S16°‐49.5′ E145°-51.6′ 風向:NE 風力:2 天気:bc 気圧:1013.1 気温:26.3 水温:28.1

 航海実習21日目、いよいよオーストラリア、ケアンズ出港日を迎えました。ケアンズには5日間の滞在となりましたが、気づけばあっという間の出来事でした。市内の散策から始まり、キュランダ高原での研修やグレートバリアリーフ・マリンカレッジとの交流、スノーケル実習と目まぐるしい毎日でしたが、生徒たちにとってはとても充実した日々になったことでしょう。生徒たちの話を聴くと交流が楽しかったという生徒が意外と多くいました。ついで、グレートバリアリーフでのスノーケル実習、しかし一番楽しかったのはお土産等の買い物でした。初日は大勢で、行動していましたが回数を重ねるごとに自信がついたのか少人数でもスーパー等で買い物ができるようになりました。中には、お土産店で値段交渉を行い、サービスしてもらう生徒もいました。
 11時にケアンズ港を予定通りに出港しました。次の目的地は、那覇になります。海況は穏やかですが、数名が船酔いしています。以上、本日の報告でした。



       朝のランニング風景


     ケアンズ出港(フェンダー作業中)


      生徒が舵を握っています

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/7の様子

2019年11月8日 15時59分

洋科2年 オーストラリア国際航海 20日目

正午位置:CAIRNS 風向:E 風力:2 天気:bc 気圧:1012.6 気温:28.5 水温:28.2

 ケアンズでの活動も最後となりました。今日はグレートバリアリーフでの潜水実習で、朝からテンションMAXです。7時30分に若鳥丸を出発し、歩いて5分の所にある船着き場でダイビングボートに乗船し、9時40分に出港しました。1時間ほどでグレートバリアリーフのダイビングポイントに到着し、午前中のスノーケリングを行いました。船内でバイキング形式の昼食を食べた後、午前中とは違うポイントへ移動し、2本目のスノーケリングを行いました。日本人のインストラクターの方に親切に指導していただき、一生の思い出となる充実したダイビング実習をすることができました。
 強い日差しとフィンキックによる水面移動によって、生徒たちはくたくたになっていましたが、ダイビング実習が終わり16時にケアンズ市街へ戻ってくると、生徒たちは買い忘れたお土産を求め、班ごとに市内中心部へ向けて出かけていきました。明日はいよいよ日本に向けて出港となります!!


 
  ケアンズ港を出港!!これから楽しみです    ダイビングポイントは最高のロケーション

 
    水深10mの垂直潜水に挑戦中       お世話になったインストラクターと記念撮影

海洋科2年 オーストラリア国際航海 11/6の様子

2019年11月7日 08時35分

洋科2年 オーストラリア国際航海 19日目

正午位置:CAIRNS 風向:SSE 風力:3 天気:bc 気圧:1012.2 気温:29.5 水温:27.8

 今日は現地で船舶について学ぶ学生と国際交流を行いました。午前中は現地の学生が実習などを行う施設「グレートバリアリーフマリンカレッジ」に行き、交流をスタートしました。シミュレーター体験では本校生徒数名も舵をとらせていただき、担当教官から上手だと褒めてもらっていました。飛込みプールで飛込みを体験した後は、初めはぎこちなかった生徒も打ち解けている様子でした。  
 午後は若鳥丸に現地の学生達を招き、船内案内を行いました。実習船を持たないオーストラリアの学生にとっては、実習船に乗って実際の航海を体験したり寄港地活動をすることは、とても魅力的に映ったに違いありません。その後生徒食堂で日本のお菓子を食べたり、腕相撲をして交流を深めることができました。
 明日はグレートバリアリーフでのスノーケリング実習です。生徒たちには今までのダイビング実習で身に付けた技術を発揮して、世界遺産の魅力をしっかりと堪能してもらいたいです。


 
         対面式の様子                消火訓練の様子

 
       操船シミュレーター               プール実習の様子

 
      お互い打ち解けてきました          折り紙の鶴を教えています

 
       恒例の腕相撲大会です            みんなで記念撮影です