3年生
7月5日(土)正午の様子
那覇港那覇埠頭1号岸壁着岸中
外気:31.6℃ 水温:28.7℃ 風向/力:SE/3 気圧:1008.2hpa 天候:bc
7月4日(金)18:30 那覇港へ入港しました。
本日は班別研修を行っています。国際通りや首里城など、それぞれの場所で沖縄の文化について学んでいます。08:00の時点で気温は30度を超えていたということですから、沖縄の天候についても深く学んでいることでしょう。
7月4日の日報より
今朝は風もなくさわやかな朝を迎えました。昨日同様に朝食を軽めに摂り、8:00よりダイビング班器材準備、8:30よりマリンスポーツ班準備。
8:50にダイビングショップのボート2隻が出発、その後マリンスポーツ班も若鳥丸搭載艇で古座間味ビーチに移動し、ウインドサーフィンとシーカヤックを行いました。風が弱くセイルアップの練習には最適でしたが、逆に帆走しづらかったです。ダイビング班の午前中は水深6~9mのハナレで行い、全員が耳抜きも出来、初めての海でのダイビングを経験しました。「自分はちゃんとできるのだろうか・・・」と技術面から不安を持っている生徒もいましたが、バディーや指導教官に励まされ、全員無事に40分弱の水中散歩を終えました。午後は、昨日同様にリルカワで水深19mまで潜り、珊瑚の起伏にあわせて中性浮力をしっかりとり、きれいに隊列を組んで移動していました。
マリンスポーツ班は、ウインドサーフィンをする生徒が多く、午前中に乗りこなした生徒もありました。初めて乗った生徒も何とかセイルアップし帆走することが出来て、大進歩です。
予定では夕方まで実習でしたが、台風の影響で夕方までに那覇港に入港しなければならないため、14:30に実習を終了し、15:00全員帰船。二日目の実習を安全に無事終了することが出来ました。お世話になった皆さん本当にありがとうございました。
そして、集中訓練の時に鬼のような形相で鍛えてくれた海洋科の先生方には、生徒みんなが感謝の気持ちでいっぱいです。おかげで確かな技術が身につき、安全な実習になりました。
器材を片づけ16:20揚錨、夕食後の18:30那覇港に入港。ミーティングでは、今日まで我慢していた炭酸飲料で乾杯をし、沖縄の海での実習を労いました。
海での実習はちょっとした気の緩みが大事故につながってしまいます。集中して個々の持つ技術と冷静な判断と対処、船内生活での体調管理をしっかりすることで安全な実習となります。そしてバディーとの信頼。この沖縄での潜水実習では、バディーの重要性をことあるごとに言い聞かせてきました。「集中実習から組まれたバディーと一緒に潜りたい。」「バディーに迷惑をかけてしまわないだろうか?」不安に感じる部分もあったかもしれませんが、お互いを信じてお互いの命を守り合うことができました。
そしてそれは心と人間性の成長にもつながります。実習生にとって沖縄での潜水実習が今後の人生にきっと役立つと思います。宝物がまたひとつ増えたと思います。
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7月3日の日報より
梅雨の明けたさわやかな沖縄の朝を迎えました。深夜1時過ぎにエンジンストップ。朝まで漂泊し、日出と同時に実習海域へ再び針路をとり航行開始しました。昨年と異なり波高は1m未満です。
07:15慶良間諸島座間味島古座間味ビーチ沖に投錨。南西の風が3~4mでほとんど風浪もうねりもなく、ボートへの乗り移りも安全にできました。軽めの朝食をとり、7:45よりダイビング班器材準備、8:30よりマリンスポーツ班準備。
09:00ダイビングショップのボート2隻が出発、マリンスポーツ班が盛大に見送り、その後マリンスポーツ班も若鳥丸搭載艇で古座間味ビーチに移動。ウインドサーフィンとシーカヤックを行いました。初心者にはちょうど良い風ですぐにセイルアップをして走っていました。
ダイビング班は午前中は水深6~9mのとかしくビーチで行い、全員が40分弱の水中散歩を楽しみました。午後は、リルカワで最大水深20mまで潜り、水中散策。2年生の時のオーストラリアグレートバリアリーフ(GBR)の時はスノーケリングでしたから、今回のスクーバでは水中で呼吸ができ、間近に魚を見れる点で楽しくてすばらしいと言っていました。マリンスポーツ班はよい風に恵まれ、ウインドサーフィンでは帆走できる生徒がたくさんいました。
15:40全員帰船。一日目の実習を安全に無事終了することが出来ました。慶良間の海を知り尽くしたダイビングショップのみなさん、若鳥丸の船長をはじめ乗組員の皆さんありがとうございました。明日もよろしくお願いします。
夕食前に多くの生徒がシャワーを浴びましたが、夕食が焼肉と聞き、匂いがつくので夕食後に入浴をした生徒も若干名いました。全員が海で実習したので洗濯機は大混雑!!ゲーム等に夢中になって洗濯物を投げっぱなしにしている生徒がいて困ります。まだまだ、協力性に欠ける部分もあり、自分勝手な面も見られます。そろそろ言われなくても自分でできるようになってほしいものです。
ミーティング時には、毎日多くの方々からいただいたおやつや飲み物を配っています。疲れを癒やす最高のデザートです。みなさんありがとうございます!
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先日取材をしていただいた潜水集中訓練の様子が、日本海テレビの本日7月4日18時からのニュースで放映されるとのことです。
ぜひご覧ください!
7月3日(木)の正午の様子
慶良間錨泊ポイント投錨(26-13.4N 127-19.3E)
風向/力:South/3 天候:bc 気圧:1006.7hPa 外気:29.5℃ 水温:27.5℃
実習海域は晴天に恵まれ、これぞ沖縄!という天気になりました。
実習生は初めて見るケラマブルーの海に、驚きでいっぱいです。
今日から2日間ダイビング&マリンスポーツ実習。
安全に留意しながら、充実した実習になることを期待しています。
7月2日の日報より
夜半過ぎからの雨で、この航海初めての雨の朝を迎えました。波高は、昨日より若干高くなりましたが1m程度です。9:00からは、昨日同様にデッキ磨き。日差しが強く、気温もうなぎのぼりで、実習生の額からは大粒の汗が流れ落ちていました。10:30まで行い、その後は卒業生からもらった飲料水を飲み、水分を補給しました。熱中症対策になりました。ありがとう。
若鳥丸は、灼熱の太陽をあびながら実習海域へと航行しています。午前中は対馬海流と逆向きに走っていたため速力が抑えられていましたが、午後になり南下する潮をうけ、速力12ノットを超す勢いで南下しています。明朝にはアンカーポイントで錨を打つ予定です。
昨年は、時化により実習海域への到着が遅れ、実習に支障が出るのではないかと心配でしたが、今年はその心配もなく船首より心地よい南風とうねりを受けています。
午後からは、13:30~15:30まで課題学習をしました。夕食・清掃・読書後に慶良間(ケラマ)諸島に関する事前学習としてDVD(先日放映されていたテレビ番組を録画したもの)を見て、潜水実習のオリエンテーション(潜水実習の班分けやハンドシグナルの確認、入水時の点検項目、潜降時の注意、中性浮力の保ち方など集中実習のおさらい)とマリンスポーツ実習の最終確認をしました。実習生は、番組で紹介されていたケラマブルーの海とサンゴ礁、そしてそこに棲みついている生き物に感動し、明日からの潜水実習における期待でいっぱいでした。しかし、初めての潜水実習、自分の技術で大丈夫か・・・不安で落ち着かない実習生は消灯時間までなかなか部屋に入れないでいました。
明日の潜水実習では楽しめるだけの余裕を持って行動できるよう、話しています。
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3年生
7月2日(水)正午の様子
28-56.8N 128-09.4E 外気:29.4℃ 水温:29.0℃ 風向/力:SW/4 気圧:1008.0hpa
天候:bc 視程:20-50km 波方向:SW/225 波高:1.5m Dist:272.3miles
心配されていた梅雨前線通過時の荒天もなく、べた凪です。
さすがは3年生、航海当直も船内生活も自信を持っておくっているとのことです。
明日は渡嘉敷島周辺海域でダイビング&マリンスポーツ実習を行います。
7月1日の日報より
昨日同様、さわやかな朝を迎えました。波高は1m未満でわずかに縦揺れをしていますが、実習生の体調を心配するようなレベルではありません。
本日も起床点呼の時間前にほとんどの生徒が集合し、時間がきちんと守れています。体操とデッキウォッシュの後、朝食。午前中は、9時から10時30分までデッキ磨きを行いました。合羽と長靴に履き替え、目の粗い洗いスポンジで一生懸命磨いています。最初は木目と直角に磨き、その後木目に沿て磨く、木板にペンキを塗る要領と同じです。自分を磨くつもりでデッキを磨き、一年間の垢をしっかりと落しました。
安全な航海実習をとおして生徒を成長させてくれたこの船に、生徒ができる恩返しのひとつです。 午後からは学習を13:30~15:30まで行いました。例年になく海況が良いので順調に課題をこなしています。ミーティング後には当直班も課題に取り組んでいました。
当直業務は船舶の安全な運航と船内にいるすべての人の命を預かるため、非常に神経を張りつめるものです。船に慣れていても疲れるもので、久しぶりの当直で疲れて終了後はすぐ寝るという生徒もありました。休む時間にはしっかり休むことが大切です。
当直以外には、作業、学習、食事当番、掃除、洗濯、読書等を行いますが、この航海では今のところ船酔いに耐えながら頑張っているという過酷な試練はまだありません。
明後日から始まる潜水実習、マリンスポーツ実習では、各自が自己の体調管理をしっかりこなし、自分の役割を全うするよいチャンスになると感じています。
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3年生
7月1日(火)正午の様子
33-18.6N 129-20.0E 外気:23.9℃ 水温:22.5℃ 風向/力:South/3 気圧:1012.2hpa
天候:O 視程:4-10km 波方向:South/180 波高:1.0m Dist:260.4miles
海洋科3年生は、沖縄に向け九州の西側を順調に航行中です。
昨年のオーストラリア航海のときとは打って変わって、海上はべた凪。
船酔いもないと聞いています。
6月30日の日報より
11:00、多くの保護者、先生方の参列の中行われた盛大な出港式ありがとうございました。生徒代表挨拶で述べたように、生徒はこれまで日に日に成長してきました。当たり前のことではありますが、さりげなくこなす言動に成長の跡が見られています。多くの人たちの想いを受け止め、それに応えることが出来るようになりました。本日の出港式、3年生としての自覚が芽生えたその姿が映し出されたのではないでしょうか。多くの人への感謝に応える航海実習であることを期待しています。そして7月16日には、元気で更に成長した姿で境港に帰港したいと思います。では、行ってまいります。
出港後すぐに防水操練。乗船するごとに真剣さが増し、時間も短縮されています。船長からは、「さすが3年生、機敏な行動と無駄話をしない整列待機、避難時間の短縮。乗船するたびに成長してます。」との講話がありました。今後も自信を持って船内生活および当直、食当等をしてもらいたいものです。
ところで、若鳥丸は船首より風浪とうねりを若干受けていますが、昨年と異なり凪の海況で順調に沖縄ケラマ諸島周辺海域へと航行しています。久々の乗船なのですが船酔いの生徒はほとんどおらず、午後の学習や夕食でのダウンはありません。真夏特有の日本海のベタ凪です。昨年の時化がウソのようですが、明日以降停滞前線を通過するときはきっと時化るであろうと思います。
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3年生
潜水集中訓練の様子を、TottoriBlueさんに取材していただきました!
どんな実習をしているのか、ぜひご覧ください♪
http://www.youtube.com/watch?v=dIGmDsRO3Wg
TottoriBlueさんには、昨年の秋、浦富海岸でのスノーケリング実習でもお世話になりました。
鳥取の海の魅力をとってもよくご存じのTottoriBlueさん。
スノーケリング体験教室もありますので、
この夏は私たちの宝、鳥取の海を満喫されてみてはいかがですか★
3年生
瀬戸内航海実習も残すところ後わずかです。明日の9:00境港に入港する予定です。
本日は隠岐で釣り実習の予定ですが、あいにくの雨模様です。天候に負けず、たくさんの釣果
を願っています。
<指導教官の日報紹介>6月12日(木)
今日は多くの生徒が楽しみにしていた釣り実習です。1年生の航海実習ではサビキ釣りでしたが、今回は片テンビンを使ったコマセ釣りを行いました。狙いは今が旬のイサキ、マアジ、さらに隠岐に行ったからには釣りたいマダイです。まず、船長によるポイント選びですが、船橋で魚群探知機を見てもよい反応はありません。さらに潮もあまり流れておらず、今日の釣りは厳しいものになりそうな予感がしました。実際に釣り始めると、30cm前後のマダイやチダイはぽつぽつと上がってきますが、回遊魚のイサキやマアジはほとんど釣れません。一番多く釣った生徒で、タイが4匹、カサゴが1匹でした。ボウズだった生徒もおり、とても残念がっていました。しかし、タイ類の割合が比較的多く、釣れ方がまばらだったため、釣れた魚を一匹ずつ丁寧に神経締めすることができました。今日の魚は明日の生徒たちの家の食卓にのぼるはずなので、ぜひ神経締めした魚の味の感想を聞かせてほしいと思います。
明日はいよいよ境港入港です。もうすぐ家に帰れるという気持ちからか、生徒たちは明るく笑顔が多いです。これまでは、私が期待していた以上の頑張りを見せてくれていますが、航海の終わりが近づくと、安心して気が緩みがちです。達成感や自信を得るためには最後の締めが大切なので、最後まで緊張感を持続させてこの航海を成功させたいと思います。
本日の釣果
マダイ 20~34cm 10匹 イサキ 22cm 1匹
チダイ 20~32cm 8匹 ウマヅラハギ 28cm 1匹
キダイ 25~31cm 2匹 カサゴ 17~18cm 2匹
ウッカリカサゴ39cm 1匹 マハタ 31cm 1匹

マダイ チダイ

キダイ 神経締めをしました
瀬戸内航海実習5日目を迎えました。高知での寄港地研修を無事終えました。明日は隠岐で釣り実習を行います。本日は関門海峡を通過して隠岐に向けて航行します。
<指導教官の日報紹介>6月10日
今日も天候に恵まれ、高知での寄港地研修を行うことができました。梅雨時期にも関わらず、一度も雨に降られることなく順調に実習が実施できています。今日の高知も曇り空ではありましたが、予定通りの研修を行うことができ本当に有り難いことだと感じています。
まず、最初に高知市中央卸売市場でカツオの流通や付加価値向上の取組みについて仲卸業者の方から説明をしていただきました。伺った話の中で最も印象的だったのは、昨年の秋頃に高知のカツオが不漁だったときに境港の巻網船がカツオを多く漁獲し、それが高知に運ばれてきたため高知の人たちはとても助かったという話です。さらに驚いたことは、鮮魚販売の仲卸店舗を見学していると生徒が「境港のマグロだ~!!」と言っていたので半信半疑で見てみると、見慣れた「境港天然本まぐろ」のロゴマークが、店頭に並べられたマグロの切り身の横に置かれています。店の方に、「僕たち境港から来ました。マグロも境港から来たんですか?」と聞くと、「境港のマグロはよくこっちに来るよ」と教えてくれました。高知と境港がカツオやマグロでつながっていたことがわかり、急に高知に親近感を感じたのは私だけではなかったと思います。その後、五台山展望台に行き高知市街を見下ろしながら記念撮影を行いました。
午後は、坂本龍馬記念館と坂本龍馬の巨大な銅像で有名な桂浜公園に行きました。桂浜公園到着後は、早速ダンスを踊る選抜メンバーと一緒に坂本龍馬の銅像に向かいダンスを撮影しました。踊ることになっていた生徒たちも、いざ踊るとなると周囲の観光客の目が気になり、「本当にやるんですか~?」などと尻込みしていましたが、最後は恥じらいを捨て、堂々と踊っていました。(なぜ踊るのかは、後日のお楽しみです。)そして何故かそのようすを観光客の方が写真撮影されていました。高知の寄港地研修を振り返ると、短時間ではありましたが、バスで様々な場所に行くことができ、多くの生徒が満足できた研修になったと思います。
高知港出港後は、次第に波が高くなり、20:00頃には半分以上の生徒が軽い船酔いとなり、当直以外の生徒は早めに寝ていました。

五台山展望台のようす

高知市街を背景にポーズ

高知市中央卸売市場の鮮魚セリ場の様子

仲卸店舗になんと境港産マグロが!

坂本竜馬記念館で竜馬像と握手

竜馬が暗殺された近江屋を再現した部屋