2年生
【11月15日(金)の日報】
航海20日目、今日でケアンズともお別れです。生徒たちは朝から少し寂しそうにしていました。昨夜もケアンズにまた来たいという生徒が多く、彼らにとってはとても充実した日々であったと思います。それぞれが、まだまだやりたいことを残し後ろ髪引かれる思いだったと感じます。
出航後、昼食を取り通常の船内生活に戻りました。船内はいつもよりも少し静かな気がします。課題をやる生徒や6級海技士機関の学習を行う生徒もおり、各自が何か目的を見つけて行動できるようになったと思います。ここまで振り返ると実習日程も折り返しを迎え、後2週間ちょっととなりました。生徒たちは次の入港地である下関に思いをはせながら頑張っています。夕方のミーティングの時にケアンズで行った活動の中で1番良かったと答えたのはやはりグレートバリアリーフでのシュノーケリング実習でした。クラスの9割の生徒が満足したようです。特に今年はウミガメが多く見ることが出来たことと、小型でしたがマンタ(イトマキエイ)を見ることが出来た事が決め手になったような気がします。マンタは今回実習を行った海域では初めて見たとガイドさんから説明があったので今年の生徒は運が良かったと思います。2番目はキュランダ高原でした。やはりカンガルーやコアラを間近で触れることが出来るのでそれが良かったようです。明日から、デッキワークやエンジン整備があるので、そちらも頑張ってもらいたいと思っています。
【11月16日(土)の日報】
航海21日目、今日から通常の船内生活に戻りました。昨日より若干の船酔いをする者もいますが、海況は安定していました。海洋技術コースの生徒は引き続き6級海技士(機関)の新たな問題に対応すべく頑張っています。20日・25日・27日に模試を行います。徐々にハードルを上げていきますので、そろそろ挫折しそうになると思いますが頑張らせたいと機関部の方々と相談しています。本日の実習内容は、作業班の8班は小型船外機の分解組み立て、9班が清浄器の清掃を行いました。9班の生徒は機関部の方にお任せし、私は8班の生徒と共に船外機を担当しました。以前行った班もそうでしたが、初めは工具をうまく使えずにいましたが、徐々に慣れはじめシリンダヘッドの部分を取り除きピストンが見える所まで分解する事が出来ました。ピストンの動きについて授業で行った内容を思い出させながら説明し、生徒たちもしっかり学習することが出来たと思います。組み立ては分解以上にスムーズに組み立てることが出来ました。8班の中には船長コースの生徒もいますが工具を使うことは、将来色々なところでありますので参加させました。
夕方のミーティングでは、ケアンズを出港してから若干中だるみを感じましたので注意をしました。まだ、消灯後の生活態度が出来ていないためもう少し考えて生活をしてもらいたいと伝えました。また、佐藤船長からも、もう少しきちんとするように注意がありました。それとこの航海では、「なかなか星を見せてあげられないので深夜当直時などチャンスがあれば是非士官に見せてもらいなさい。」とアドバイスをいただきました。私も機会があれば見せてやりたいと思っています。昨日も今日も晴れているのですが月が明るすぎて星を見ることが出来ず残念な思いでいっぱいです。以上で本日の日報を終わります。
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2年生
11月15日正午位置現在です。気温29度、天候はくもりで、次の寄港地下関に向けて航行中です。下関には11月28日の午前8時半に到着予定です。
【11月14日(木)の日報】
航海18日目、今日は交流を行う日でしたが相手校が急遽都合がつかなくなった交流を取り止め、ケアンズ市街の自由散策となりました。生徒たちもケアンズの町並みになれてきたらしく、大体何処に行けば何があるかがわかり始めてきたようです。昨日と今日の朝に校長先生からお話をしていただきました。境港に帰ってくるまで気を抜かずに頑張ってほしい、どうしても最後は気が緩むため気をつけ帰って来て下さい。と言った内容でした。確かにちょっとした気の緩みが大変な結果になる事を生徒たちは知りませんので、今後もそのことは、言い続けたいと私自身も感じました。8時のミーティングでケアンズでの寄港地活動が終了し、明日出港したら、またしばらく航海中の船内生活がスタートすること。あっという間に終わった寄港地活動を振り返って、各自気持ちを切り替え頑張ってほしいと話をしました。ミーティング終了時から課題を行う生徒も数名いました。彼らなりに頑張っています。
何人かの生徒にケアンズでの活動のことを質問すると、「とても楽しかった。」「また来たい!」「今度はグレートバリアリーフでスクーバをしてみたい」などの意見が多く、「ケアンズで働いてみたい」「新婚旅行でもう一度来ます。」などの感想もありました。どの研修も真剣に向き合えた結果、彼らは彼らなりに色々なことを肌で感じることが出来た研修だったと思います。以上で本日の日報を終わります。
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11月14日正午現在です。気温29度、天候はくもりで、本日も寄港地研修を行っています。
【11月13日(木)の日報】
航海18日目、今日はグレートバリアリーフでシュノーケル実習を行いました。ダイビングボートの出港が早いため、5時半の起床で生徒たちは眠い目をこすりながら起床しました。朝食も早めに食べ、7時には若鳥丸が停泊している1番埠頭から徒歩10分かけてダイビングボートの停泊している桟橋へ移動しました。この桟橋には色々なダイビングツアー会社のボートが多く停泊しています。また、近くのグリーン島に行くための連絡船も数隻係留してありました。今日は私たち以外にも日本人観光客が数名、中国人やアメリカ人の観光客も同じダイビングボートに乗船しました。出航後うねりはあまりない海況でしたが、スピードが速いのと風が多少吹いているため、船体が小刻みに上下運動をしたため船酔いをする生徒が数名いました。目的地までは2時間近くかかりました。道中にスタッフの紹介がありました。どの方もユーモアがあり皆から笑いを取っていました。本校の女子生徒がアシスタントの女性と話しをしたいと私を呼び、名前や年齢等を聞き一緒に記念撮影などをしました。すると「もっと英語で話したい!」と言いだしたので、私は「ボディランゲージでもいいからやってみたら」とアドバイスすると、本人は体を使いながら頑張っていました。実習ポイントでは3つのグループに分かれ散策しましたが生徒たちは、グレートバリアリーフにとても感動し、良い表情で実習を行うことができました。写真の表情を見ていただければわかると思います。ケアンズも残すところ、あとわずか。このケアンズブルー海と皆の笑顔を紹介し本日の日報を終わります。
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11月13日(水)正午現在です。気温28度、天候は雨です。本日も寄港地研修を行っています。
【11月12日(火)の日報】
航海17日目、今日はキュランダ高原での研修を行いました。キュランダ高原は世界遺産の一つで、地球上の大陸がまだ1つだった頃、初めて誕生した森が現在のキュランダ高原となったようです。今日は、平野校長先生も一緒に行動しました。若鳥丸からバスでSkyrailと言われる世界最長級のロープウェイに行き、それに乗りキュランダ高原へ移動しました。第2次世界大戦中に使用されていたアーミーダックと呼ばれる水陸両用戦車に乗り込みジャングル内の探検に出かけました。原生林の森を通過しながら色々な生物を見ることができ喜んでいました。
その後、動物園とアボリジニダンスショーとブーメランペインティングの班に分かれそれぞれが体験しましました。校長先生と私は、アボリジニダンスショーを5名の生徒と共に見ました。ショーの終盤観客席から誰かステージに上がってほしいと言われたので、誰が上がるのか見ていたら誰も上がろうとはしません。アボリジニの方が少し悲しそうな表情を見せた瞬間、手を上げたのはうちの生徒でした。彼らはステージ上でダンスの指導を受け、その後一緒に踊り拍手喝采を浴びました。ショーが終わったときに私は2人に「良く上がったね~」と言ったところ彼らは、「あそこで誰も出て行かなかったらせっかくのショーが台無しになるので、僕たちも場を盛り上げないといけないと感じて手を上げました」と言ってくれました。なかなかそのような場面で手を上げるのは難しいことですが、周りのことを考えて思い切って行動をしてくれました。私は彼らの発言に感動を覚えつつ、また一つ成長してくれたと感じました。以上で本日の日報を終わります。
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2年生
11月12日正午現在、気温は28度、天候は雨で、本日も寄港地活動を行います。
【11月11日(月)の日報】
航海16日目、いよいよケアンズ入港日となりました。朝食後しばらくして入港スタンバイのためにデッキに出ると、ケアンズの町並みが見えていました。生徒たちは、次第に近づく町並みを見ながらやっと上陸できる!と心から喜んでいたに違いありません。現地時間9時頃に水先案内人が乗り込みました。校長先生のお迎えで入港し、その後も船内の整理整頓を確認しつつ入国の諸手続きが無事終了しました。12時30分に校長先生と私、生徒代表、通訳の方と一緒にWoree高校へ表敬訪問を行いました。相手校の都合により生徒全員での交流が中止となり、代表者のみの表敬訪問を実施しました。ブルース校長先生とグレートバリアリーフ・インターナショナル・マリンカレッジの総責任者カーメルさんが対応していただき、暖かく迎えていただきました。自己紹介の後に平野校長先生が挨拶をされ、両校のプレゼント交換を行いました。ブルース校長先生も気さくな方で冗談を交えながらの訪問となりました。最後に生徒両名が挨拶を行い来年度も交流していただく約束を交わして、訪問を終えました。生徒両名はしっかりと自分の考えを述べ挨拶できたことに両校長先生や通訳の方から堂々として良かったとお褒めの言葉をいただきました。本当に良い表敬訪問となりました。 明日は、世界遺産のキュランダ高原です。報告を楽しみにしていて下さい。以上で本日の日報を終わります。
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2年生
11月11日(月)の正午現在ですが、気温29度、天候は晴れで、日本時間午前8:55(現地時間午前9:55)にケアンズに無事到着しました。
【11月9日(土)の日報】
航海14日目、ケアンズ入港まであとわずかです。昨晩から時間調整のためオーストラリアの領海手前の公海で漂泊しています(漂泊とは主機関を停止し、潮や風に任せて漂うことです)。生徒たちは航海に出てから2週間が経ちますので緊張感は和らぎ、船内生活リズムを覚え何処でどうしなくてはならないかが、わかってきたようです。本航海序盤は、時間内に集合できない生徒は私たち教員が部屋まで呼びに行くこともしばしばありましたが、最近では同室の生徒が声をかけるようになったため、ほとんどの生徒が集合時間前に揃うことができるようになりました。しかし、今日は夜更かしをした生徒1名が8時半からの学習に遅れたため私が雷を落としました。
海洋技術コースの生徒うち半数の生徒が、6級海技士(機関)の模擬試験をしました。10日前から生徒たちに告知していましたので、生徒たちは機関当直に入った時に船員さん方から指導を受け、ここまでこぎつけました。最初の頃はわからないと私の所に質問に来るので「まずは自分で調べなさい。それでもわからなければ当直時に船員の方に質問してみなさい。」と助言しました。事前に船員さん方にお願いをしていましたので、船員さん方も快く生徒からの質問に答えていただきました。わからないことを機関員の方に質問することで、コミュニケーション能力も向上し、日頃なかなか聴くことの出来ない現場での体験談なども聴かせいていただき、生徒たちは学習以上に重要なことも学ばせてもらっています。明日も半数の生徒が試験をしますので結果が出次第、報告します。
【11月10日(日)の日報】
航海15日目、いよいよケアンズ入港を明日に控え、生徒たちも気持ちが高ぶっています。今日は朝から雨が降っていて体操ができませんでした。午前中は船内学習を行い、午後に試験を受ける生徒はその勉強に勤しんでいました。午後の試験の受験者は海洋技術コースの生徒(昨日受験の12名を除く)が受験しました。どの生徒も真剣に取り組むことができました。昨日受験の生徒分とあわせた結果は、50点満点のテストで平均点が39.5と高い結果となりました。満点を取った生徒もいます。一生懸命船員さんの指導を受けながら頑張っていました。今回の試験では本当に皆良くやっていたと思います。夜のミーティングでもよく頑張ったと褒めました。また、佐藤船長からも激励していただきました。
あと、日誌点検の時に「今、一番やりたい事は?」と質問を投げかけ、日誌に書いてもらったので下記に掲載します。
・やっと陸地にたてる!こんなに嬉しいなんて考えたことがなかった。
・揺れない所に行ける!
・早くグレートバリアリーフに行きたい
・お土産物を買うぞ~
・マックが食べたいです
・マッドクラブ(カニ)食べてみたい
・コアラだっこしてみたいです。
・色々な所を見てみたいです。
生徒たちは、色々思うところがたくさんあるようです。明日からはケアンズ活動編と題して、現地での活動を報告します。以上で本日の日報を終わります。
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2年生
11月8日(金)正午現在です。気温29度、天候は晴れで、ソロモン海域を航行中です。
来週の月曜日(11月11日)にはオーストラリアのケアンズに入港する予定です。
【11月7日(木)の日報】
航海12日目、早朝は朝日が出ていましたが1日中曇り空となりました。ソロモン海域に入り、昨日のうねりが無くなり過ごしやすくなってきました。今日は船酔いしている生徒はおらず、全員元気です。本日は作業班が船体洗いを行い、学習班の一班が主機関の清浄器を清掃しました。船体洗いは船体の汚れを落としたり、サビを落としたりする作業で、磨いては海水で流しまた磨くといった骨の折れる作業です。生徒たちは濡れながらへとへとになりつつも頑張りました。主機関の潤滑油清浄器の清掃は長袖、長ズボン、帽子に軍手を着用し、室温35度の暑さで、体力を消耗します。機関室は主機関以外に補機といって船内の主電力を作るエンジンやその他の機器が所狭しとあるため温度が高く機関音が大きい所です。当然会話は届かないため、機関制御監視室で作業内容を確認してから機関室に入ります。生徒が作業を行う場合などは、ジェスチャーや小型のホワイトボードを持ち込み、次の指示をしながら行います。このような実習を生徒たちは毎日行っています。
以上で本日の報告を終わります。
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2年生
11月7日(木)正午現在です。気温27度、天候はくもりで、ニューアイルランド島東方海域を航行中です。
【11月6日(水)の日報】
航海11日目、赤道付近では珍しい時化となり、早朝から雷が何度も周囲に落ちました。昨日のネプチューンの背中に「雷おちますよ」と書かれていましたが、あれは先日のミーティングの時に佐藤船長が「水の無駄遣いや人を思いやらないと私たちの雷がおちますよ」と言われた言葉です。昨日の赤道祭でとても生徒や乗組員から笑いを取っていたのですが、まさか本当に雷が何度も近くに落ちるとは誰も想像していませんでした。通信長も船長の指示で全ての通信機器類のチェックを行ったくらいです。ちなみにその時の当直は、ネプチューンを演じていた生徒でした。偶然ってスゴイと感じながら今朝からその話で船内は笑いの渦でした。
本日は時間調整のため午前8時には主機関を停止させ午後6時まで漂泊しました。午前中に海洋観測を行い、水深1000mの水質調査と深層水の採水及び水圧実験を生徒全員で行いました。小雨の降る中でしたが、赤道近くの海域でこれだけ天候が悪いのも非常に珍しいことです。しかし赤道近くなのに天候のせいで暑くなく、速やかに観測を終えることができました。生徒たちは初めて触れる深層水の冷たさに驚いていました。水温は9°Cと例年よりは高いのですが、初めての体験なのでそう感じたのでしょう。味見をさせると「普通の海水だ」と笑っていました。午後からは船長講義を行いましたが、今日はこれまでの航海の中でも1番激しく揺れたため、船酔いになる生徒も若干名いました。明日はソロモン海域に近づくため凪になりそうです。
以上で本日の報告を終わります。
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2年生
【11月5日(火)の日報】
航海10日目となります。昨日、本船の東の海域で発生した台風30号は半日で950hPaに発達し、強烈な勢力で西に移動しており、朝から雨と強風そしてうねりに襲われています。そのため船酔いになる生徒も数人見受けられます。本日予定の赤道祭も、雨天の場合は生徒食堂で行う予定にしていました。しかし、皆の願いが伝わったのか、昼前には雨もあがりプロムナードデッキも乾き始めたので、予定通りデッキで行ないました。
午後からは赤道祭の準備に取りかかり、部屋ごとの出し物や装飾を行いました。飾り付けが少し寂しかったので、生徒に「赤道祭」と模造紙に書いてと頼むと、30分ですばらしい作品を書いてくれました。(写真に掲載しました)彼の想像力と表現力にはいつも感心させられていますが、今回の作品を見たとき私は雷に打たれたような感動を覚えました。赤道祭の文字が船や赤道、イルカや波、これから行くオーストラリアにいるコアラ、カンガルー、ワニや鳥で表され、海の神ネプチューンや錨、潮の流れをモチーフに書かれた文字は、この航海における彼らの夢や希望が詰まったものでした。
それに加えて今回の航海を通して、少しずつかも知れませんがクラスがまとまり始めてきたことを大変嬉しく思います。うまく表現できませんが、赤道祭でも司会やネプチューン役など色々な仕事がありました。しかし、すべてのことに対して自ら率先して役を引き受け、責任感を持って取り組んでいることです。これまでは、面倒なことから逃れようとする気持ちを持つ者もいたりして、クラスの決め事などがなかなか決まりませんでした。しかし、2年生になってからは少しずつ変化が現れ、今回の航海でより一層成長していく姿があります。今日の赤道祭での出し物でも普段おとなしい生徒も活躍し、クラスの皆に「よかった!」と言われ皆で楽しんでいる光景に感動しました。あまり赤道祭の内容に触れる報告とはなりませんでしたが、安心してケアンズに入港できそうです。最後に多くの先生方から励ましのお便りをいただき生徒たちも大変喜んでいます。また、多くのさしいれありがとうございました。普段より多くの写真を掲載させていただき、本日の報告とさせていただきます。
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2年生
11月5日(火)正午現在です。気温29度、天気はくもりで、本日中に赤道を通過し南半球に入ります。
【11月4日(月)の日報】
航海9日目、本船の東の海域で熱帯低気圧が発生したため朝から曇り空となりました。両舷には黒い雨雲があちらこちらに見え、その下では雨が降っているのが遠目に見てもわかります。その雨雲を、真剣に写真で撮影している生徒もいました。私は生徒たちにこの南の海域で台風は生まれて発達する話をしました。
今日は作業班がデッキ磨きを行い、学習班の7班は機関室内にある燃料清浄機のクリーニングを行い、学習班の6班が小型船外機の分解作業を行いました。私は6班の生徒に小型船外機の分解を指示しながら、各部品の名称と役割について説明しながら実習を行いました。整備工具は授業で一通りの種類と用途について学習した物を使用しながら行いましたが、実際の分解作業を行うのは初めての経験であったため、最初は戸惑っていましたが、徐々に慣れ途中からは楽しそうに作業をしていました。途中、難しいところは機関長さんにアドバイスをしていただきながらでしたので、2時間で付属部品のすべて取り外すことができました。機関長さんに楽しいか?と聴かれて「楽しいです」と皆が口をそろえ答えていました。先日の機関長講義でもありましたが、境港から出航して境港に帰るまで、エンジンを故障させない事が当たり前です。しかし、「36日間止めること無く動かすには、多くの点検を常に行い万全を尽くすことが重要です。」と言われた言葉を生徒たちも再認識した実習となりました。
明日は、赤道祭!いよいよ赤道を通過します。明日の報告を楽しみにして下さい。以上で本日の報告を終わります。
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