日誌

海洋科2年生 オーストラリア国際航海(日報)

2013年12月2日 08時38分
【11月29日(月)の日報】
 航海34日目、残すところ航海実習も後3日となりました。今日も朝から冷え込み,、肌寒く感じ改めて冬なんだと思います。夕方に下関港を無事出港しました。生徒達は元気にしています。出航後少し揺れたため船内は静かで、生徒食堂にいるのは数名の生徒だけです。

 この航海実習を振り返ってみると様々なことがありました。船酔いはもちろんですが、ホームシックになった生徒や友達同士うまくいかなかったこと、寝不足で居眠りして注意された生徒などありました。しかし、今改めて振り返ってみると、よく頑張ったと誉めてあげたいです。例年は、ひどい船酔いのため食事を全く取らない生徒や体調を崩して寝込む生徒がいますが、今回はそのような生徒はいませんでしたので、指導教官としては楽をしたように感じます。

 生徒全員を無事に境港まで送り届けることが私たちの第一の使命ですので、残りの2日間も気を抜かずに頑張りたいと思います。この航海で感じたことは、「やれば出来る」の一言に尽きます。生徒達はこの約一月間で本当に成長したと思います。実習面でも学習面でも努力し、得たものは大きかったに違いありません。船内の限られた空間の中でわがままも言えず、大変なストレスだったと思います。しかし、それぞれの生徒が物事を前向きに考えながら過ごしたこの航海実習は、一生の宝物になったと感じています。

明日は釣り実習、生徒達はボースン(甲板長)よりも大物を釣るぞ!と意気込んでいます。以上で本日の報告を終了します。

※写真を見るには続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月29日 09時44分
2年生
11月29日(金)正午現在です。気温9度、天候はくもりで、関門港に係船中です。

【11月28日(木)の日報】
 航海33日目、今朝は昨日までと打って変わり真冬の気温となりました。起床の後にプロムナードデッキに上がるとそこは真冬の気候そのもので、生徒達は「寒い!寒い!」と行っていました。私も長袖の作業服でしたが、風のせいか体感温度は、若鳥丸の肉庫(低温でお肉などを冷凍する部屋)以上に寒く感じられました。つい先日まで気温が30℃の所から一気に8℃の所まで急降下ですからこうなることは仕方ありませんが、航海が1週間ずれていることも要因の一つだと思います。考えてみれば、私たちは朝の冷え込みを経験せずに出港したため、秋らしい秋を体感していないので余計寒さを感じます。夏から秋になりかけて、また夏を経験してしまった私たちは、ある意味「浦島太郎」と同じです。社会情勢やスポーツの結果はある程度、船舶新聞で知ることは出来ますが、詳細については先生方から来るメールでしか分かりません。明日は寒波が入ってくるため、さらに冷え込むと聞いています。考えただけでぞっとします。朝食後に入港スタンバイがかかりデッキで入港に備えましたが、その時も肌寒く感じられました。

 入港後は、入関、税関、動食物検疫を行いました。生徒達は初めての経験でやや緊張気味でしたが、一人一人チェックを受け無事に終えることが出来ました。残すところ後3日全員無事に境港まで送り届けたいと思います。以上で本日の日報を終了します。

※写真を見るには≫続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月27日 09時56分
2年生
11月27日(水)正午現在です。気温17度、天候は晴れで、 日向灘を北上中です。
明日、下関港に入港します。

【11月26日(火)の日報】
 航海31日目、昨晩よりピッチング(船体の縦揺れ)が続き船体が海面をたたくような状況が続いています。そのため、昨夜は何度も目が覚め熟睡出来なかった生徒も少なくありません。そのため朝から皆、睡眠不足となっています。今日はデッキでの体操とデッキウォッシュは中止しました。

午前午後と課題学習に専念しています。下関入港日までに課題を終わらせないと下関での上陸を許可しないことにしているためか、黙々と取り組んでいます。すでに終わった生徒は、明日、6級海技士の総合模試を行うのでその勉強を頑張っていました。昨日は執務一般等の試験を行いましたが、50点満点で平均30点とまずまずの結果を出しています。昨日のトップは46点です。40点以上を取っている生徒は複数名います。機関部の方々が当直の合間に時間を作って下さり熱心にご指導していただいた賜だと思います。普段はあまり目立たない生徒もやれば出来るという自信が身につき始めていることを担任としても嬉しく感じております。

 次の話題ですが、今生徒達が毎日楽しみにしていることがあります。それは夜8時から行われる映画の上映会です。船内生活で娯楽は望めません。その中でも映画鑑賞は彼らにとって有意義な時間となっています。ジャンルは色々です。水口先生が用意されたものを生徒達は楽しみに見ています。午後8時前になると生徒達は、生徒食堂に集まりはじめ、今やおそしと水口先生の登場を待ちます。映画の内容は知らされずに生徒達はドキドキ、ワクワクといった感じでテレビ画面に釘付けとなって見ています。私も一緒になって見ていますが、生徒達の表情はとても真剣で、いつの世もこういった娯楽の時は変わらないものだと感じています。時折大きな笑い声も出ますが、出入り口を閉めこのときばかりは大目に見ています。このようなかたちで生徒達は狭い船内で楽しみを見つけながら日夜頑張っています。以上で本日の報告といたします。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月25日 16時03分
2年生
11月25日(月)正午現在です。気温26度、天候は晴れで、南硫黄島西方海域を北上中です。

【11月24日(日)の日報】
 航海29日目、今日も朝から揺れています。朝の体操は揺れがひどいので中止にしました。また、本日予定していた海洋観測は海況が良くないため中止となりました。生徒の3割が酔っている状況です。朝からトイレが混雑しています。元気の良い生徒もおりますが、全体的にやや静かになっています。この航海一番の揺れのため普段よりやや静かな感じがします。夕食には、Tボーンステーキがでました。生徒達はその大きさにビックリです。日誌にも多くの生徒が書いていましたので掲載します。

「今日の夕食Tボーン、冷めてもウマイが揺れなきゃもっとうまかった」

「こんなの初めてTボーンステーキ、ボリュームありすぎ見た目だけで腹一杯になりました。」

「誰かこの揺れ何とかして。揺れるとワッチがめちゃ辛い。しかし、酔わない船員さん達マジスゴイ。」

「揺れない所で眠りたい。昨夜も3回目が覚めた。早く自分の布団で眠りたい。」

「入港まであとわずか、残る楽しみは、下関と釣り実習。下関で夜食調達!釣りでは大物狙います。」

「入港が待ち遠しい。陸地がめちゃくちゃありがたい。残り1週頑張るぞ。」

「入港まで後3日、ホットケーキがめちゃ食べたい。入港したら食べに行くぞ。」

以上で本日の報告といたします。
※写真を見るには続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海(日報掲載)

2013年11月25日 08時18分
2年生
【11月22日(金)の日報】

 航海27日目、今朝方から吹く風が船体を揺らして生徒達は起床しました。時折強いうねりもあり、バランスを取ることもままならないときもあり、生徒達のテンションも下降気味です。朝食が咽を通らない生徒達も数名います。午前中の船長・機関長講義も揺れる中頑張っていました。特に機関長講義を行う学習室は船首の水面下に当たる部屋で、本船でも一番揺れる場所です。慣れてきた彼らでもきつかったに違いありません。本日と明日の2日間で、船内時間を日本時間に戻します。1日当たり30分遅らします。どのタイミングで修正するかというと23日午前0時になったら時間を30分戻して完了になります。0時になったのに30分戻すのは不思議な感覚ですが、船ではそのように時間修正を行います。0時からの当直者は30分当直時間が延びますので少しかわいそうな気もしますが船内の全ての時計が30分間戻るのを間近で見ることが出来るため良い経験になると思います。今日は生徒達の俳句第2弾を掲載したいと思います。

・先生の声で目覚める朝6時        ・船内で毎朝響く低い声

・深夜ワッチ、終わると絶対腹が減る  ・機関室、長いと思う2時間が

・キュランダで日本語話す外国人      ・課題をね、早めにやって正解だ
生徒達は、船内生活の出来事などをこのようなかたちで詠ってくれました。またご紹介したいと思います。では最後に私から締めの一句。「外は時化、湯船の中も時化ている」


【11月23日(土)の日報】
 航海28日目、昨日からの風とうねりにさらされて本日も揺れています。体調不良のものはいませんが、船酔いがひどい生徒は3名です。本日、インマルサット衛生から国内の船舶電話に切り替わりました。昨日から生徒食堂にある位置表示のモニターも西日本が見えるようになり、日本が日に日に近くなってくることがわかる今日この頃です。生徒の中でも早く家族に会いたいと言う者も見受けられるようになりました。

 生徒達には自宅に帰るまでが実習なので最後まで気を引き締め務めるように伝えました。今日は生徒の日誌にある感想を掲載します。

「日本に近くなるってことは、揺れることなのか?日本は冬だから仕方ないな~ 家に帰ったらお寿司が食べたい。それを目標に頑張るぞ!」

「乗船実習もあとわずか、ここからが大変だと思う日本は時化で、このままもう一度オーストラリアに戻りたい」

「時化たときの食当めちゃ辛い。揺れにやられて、臭いにやられる。今日で食当終了!明日は当直班なので臭いからは免れる残りちょっとなのでやるしかない」

「今日は何とか耐えました。明日はどうなるかわかりません。明後日試験なので頑張るしかない」

「カップ麺もお茶漬けも無くなった。今夜の夜食は塩むすび、下関に入ったら食料積み込みだ!」

「昨夜のA君の食べていたカップ焼きそばの臭いが夢に出てくる。ある意味あれは残酷な臭い。次の航海は焼きそば多く持ってきます。」

色々な意味で生徒達は色んな事と戦っています。本日の報告といたします。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月21日 11時33分

11月21日正午現在です。気温29度、天候は晴れで、太平洋を北上中です。

【11月20日(水)の日報】
 航海25日目、今朝も凪で穏やかな海況で多少雲がかかっています。太平洋に出たせいか、波の周期が大きくなっていますが、みんな元気で頑張っています。昨日のラジオ出演についてBSS山陰放送の桑本アナウンサーからメールをいただきました。内容をご紹介します。「聴かれていた、特に高校生をお持ちのリスナーから頑張っているその声に元気をもらったとか、自分の子どもにも伝えたいとか反応をいただきました。」とありました。私たちは、ほんの10分程度しか番組を聴いていないのでその後のことはわかりませんが、自分たちの実習でそのような反響があることに、生徒達は嬉しさと照れくささを感じています。ケアンズでもそうでしたが、他人からスゴイとか頑張っていると言われると、彼らも少しずつ自信をつけて来ているように見えました。午後からの海技士の模擬試験も頑張っていました。前回よりも少しハードルを上げ問題集100題の中から50題を出題しました。最高得点は50点満点の45点を取りました。最高得点をとった彼はこの航海でとても勉強熱心になりました。解らないことなど、機関員の方に自ら質問に行き自分が納得できるまで教わっています。休憩時間なども問題集を片手ににらめっこしている状況で、機関員の方からもこのまま行けば合格間違いなしとまで言われるようになりました。本人に聴くと問題を解くことが楽しく感じられるようになったと答えてくれました。本当にすごいことだと思います。帰って来たら是非誉めてあげて下さい。他にも頑張っている生徒がいます、機会があればまた紹介します。今日の昼食はワニ(クロコダイル)の唐揚げが出ました。生徒達はおそるおそる口に入れていましたが、一口食べて皆「美味しい!」と驚いていました。全員ワニの唐揚げに舌鼓を打ち、残さず食べてしまいました。その写真を掲載しておきます。以上で本日の報告を終了します。

※写真を見るには≫続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月20日 17時55分
2年生
11月20日の正午現在です。気温は29度、天候は晴れで、太平洋を北上中です。

【11月19日(火)の日報】
 航海24日目、今朝も凪で穏やかな海況です。昨夜、ソロモン海域を抜け太平洋を現在航行しています。本日の20時頃に赤道を通過しました。今日は海洋観測を赤道付近の海域で行いました。水深は3000m以上あり、CTDという水深と水温、塩分濃度を測定する観測機器を使用しました。それ以外に水色と透明度も合わせて観測し、前回失敗した水圧実験も行いました。潮の流れもあまりなく、観測自体は1時間程度で無事終了しました。

結果は表層水温30.0℃、水深1000mでは4.7℃でした。水圧実験は、生徒達が夜食で食べた即席麺のカップをCTDに取り付けて、水圧による形状変化を実験しました。写真を掲載していますが、左のカップは水圧で小さくなった状態です。元は同じ大きさでしたが、水深1000mでの水圧を受けこんなに小さくなりました。生徒達もビックリ!?していました。ちなみに水深1000mでの水圧は約101kgの力が全体にまんべんなくかかりこのような状態になります。

次にBSS山陰放送のラジオ番組からの取材についてご紹介します。海洋観測を終え船内時間午前10時過ぎからの出演となりました。まずは私が現在位置などについて答えその後、生徒2名の出演となりました。1人目はWoree高校での表敬訪問時の感想や船内での状況に答え、もう一人がグレートバリアリーフでの実習について答えました。2人とも緊張していましたが、パーソナリティの桑本アナウンサーが優しく質問をして下さったので、きちんと答えることが出来ました。明日は、2回目の6級海技士(機関)の模試です。皆、自由時間も学習し頑張っています。以上で本日の報告を終了します。

※写真を見るには≫続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月19日 10時04分

11月19日正午現在です。気温29度、天候は曇りで、本日中に赤道を通過し、北半球に入ります。

【11月18日(月)の日報】
 航海23日目、今日も凪でソロモン海域を航行しています。船酔い者0名はいいのですが、昨日落とした雷もどこにやらといった感じです。今日も作業班は各種実習のオンパレード!船長コースはまる1日の船長講義です。技術コースは船外機分解組み立てや6級海技士講習を行いました。機関長もかなり熱が入っています。その気迫が生徒達にも通じているのか、彼らもそれに応え頑張っています。こういった姿を見ると、この航海の重要性をひしひしと感じ、
私自身も頑張らねばという気持ちでいっぱいです。生徒達はそれぞれ目標を持って努力をする姿を写真でしかお届けできないのが残念でたまりません。この狭い船内でよく頑張っていると思います。
 
皆さんにご報告です。11月19日(火)の朝、日本時間午前09:10ごろですが、BSS山陰放送のラジオ番組に電話取材を受けることとなりました。出演者は聴いてからのお楽しみと言うことで、船内生活やオーストラリアでの研修について聞かれると思います。番組名は、「ご近所ワイド!今日もハレルヤ!」という番組ですので聴かれた方は、また声をかけて下さい。21日の午前10時ごろにも取材をお願いしていますがこちらは未定となっています。以上で本日の報告を終了します。

※写真を見るには≫続きを読むをクリックしてください。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月18日 16時24分
2年生
11月18日(月)正午位置現在です。気温30度、天候は晴れで、ニューブリテン島東方海域を航行中です。

【11月17日(日)の日報】
 航海22日目、今日も穏やかな海況でした。6時過ぎにジョマール水道を通過しました。夕食は焼き肉でしたが、お肉の臭い(私にとっては普通でしたが)にやられてしまう生徒が数名いました。食後廊下で騒いだり大声を出す生徒がいたためミーティングの際に雷を落としました。彼らのパワーを発散させる良い方法があればよいのですが、どうしても状況を考えずに行動してしまうことがあるので、もう少し周りに配慮してもらいたいと思います。今日は、昨日のミーティングで出した俳句や川柳を作ってみよう!と言う企画で、早速生徒が作ってくれた作品を紹介します。

・赤道で0°にならず、皆消沈(生徒食堂内にある航海計器の緯度表示が0°丁度にならなかった光景です)

・ケアンズでたくさんお金を使ったよ

・Aチーム、マンタと一緒にスイミング(A・B・Cの3チームに分けて実習を行った)

・タニアさん、おとなっぽいけど同級生(タニア:バリアリーフでAチームのガイドをした17歳の女の子です)

・キュランダで、初めて乗ったロープウェイ

・船長が何故か見てくる、ヤバイかも

・プール行き、ガタイのいい人、通信長

・通信長、現地の人と間違われ

・引き継ぎで、地名解らぬ変針点(変針点:進路を変える地点を指す。例:緯度経度やジョマール水道など)

とりあえず手元にあるものを掲載しました。最後に私の一句で閉めさせていただきます。
蒼の海、凪さわがしき若の魚」  以上で本日の報告を終了します。

海洋科2年生 オーストラリア国際航海

2013年11月17日 17時27分
2年生

【11月15日(金)の日報】
 航海20日目、今日でケアンズともお別れです。生徒たちは朝から少し寂しそうにしていました。昨夜もケアンズにまた来たいという生徒が多く、彼らにとってはとても充実した日々であったと思います。それぞれが、まだまだやりたいことを残し後ろ髪引かれる思いだったと感じます。  
 出航後、昼食を取り通常の船内生活に戻りました。船内はいつもよりも少し静かな気がします。課題をやる生徒や6級海技士機関の学習を行う生徒もおり、各自が何か目的を見つけて行動できるようになったと思います。ここまで振り返ると実習日程も折り返しを迎え、後2週間ちょっととなりました。生徒たちは次の入港地である下関に思いをはせながら頑張っています。夕方のミーティングの時にケアンズで行った活動の中で1番良かったと答えたのはやはりグレートバリアリーフでのシュノーケリング実習でした。クラスの9割の生徒が満足したようです。特に今年はウミガメが多く見ることが出来たことと、小型でしたがマンタ(イトマキエイ)を見ることが出来た事が決め手になったような気がします。マンタは今回実習を行った海域では初めて見たとガイドさんから説明があったので今年の生徒は運が良かったと思います。2番目はキュランダ高原でした。やはりカンガルーやコアラを間近で触れることが出来るのでそれが良かったようです。明日から、デッキワークやエンジン整備があるので、そちらも頑張ってもらいたいと思っています。

【11月16日(土)の日報】
 航海21日目、今日から通常の船内生活に戻りました。昨日より若干の船酔いをする者もいますが、海況は安定していました。海洋技術コースの生徒は引き続き6級海技士(機関)の新たな問題に対応すべく頑張っています。20日・25日・27日に模試を行います。徐々にハードルを上げていきますので、そろそろ挫折しそうになると思いますが頑張らせたいと機関部の方々と相談しています。本日の実習内容は、作業班の8班は小型船外機の分解組み立て、9班が清浄器の清掃を行いました。9班の生徒は機関部の方にお任せし、私は8班の生徒と共に船外機を担当しました。以前行った班もそうでしたが、初めは工具をうまく使えずにいましたが、徐々に慣れはじめシリンダヘッドの部分を取り除きピストンが見える所まで分解する事が出来ました。ピストンの動きについて授業で行った内容を思い出させながら説明し、生徒たちもしっかり学習することが出来たと思います。組み立ては分解以上にスムーズに組み立てることが出来ました。8班の中には船長コースの生徒もいますが工具を使うことは、将来色々なところでありますので参加させました。
 夕方のミーティングでは、ケアンズを出港してから若干中だるみを感じましたので注意をしました。まだ、消灯後の生活態度が出来ていないためもう少し考えて生活をしてもらいたいと伝えました。また、佐藤船長からも、もう少しきちんとするように注意がありました。それとこの航海では、「なかなか星を見せてあげられないので深夜当直時などチャンスがあれば是非士官に見せてもらいなさい。」とアドバイスをいただきました。私も機会があれば見せてやりたいと思っています。昨日も今日も晴れているのですが月が明るすぎて星を見ることが出来ず残念な思いでいっぱいです。以上で本日の日報を終わります。
※写真を見るには≫続きを読むをクリックしてください。